ほんとうの名前は教えない の商品レビュー
ハラったし、ドキッた…。最初は、やっぱり元々英語の本だったから、世界観に入るのが難しかったけど、中盤くらいから、面白くなり始めて、良かった。 異文化なサスペンス小説に触れた…感じ。 こうくるか、っていう場面がかなりあったから、楽しめた。世界観の設定も、かなり独特で、先が読めない感...
ハラったし、ドキッた…。最初は、やっぱり元々英語の本だったから、世界観に入るのが難しかったけど、中盤くらいから、面白くなり始めて、良かった。 異文化なサスペンス小説に触れた…感じ。 こうくるか、っていう場面がかなりあったから、楽しめた。世界観の設定も、かなり独特で、先が読めない感じが良かったなぁ。 物語は終わったけど、その先を考えるのも、また一興!
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クライムノベルはまず主人公に共感できなくて苦手、なんだけど、これは割とすらすら読めた。ヤングアダルトなので文章が平易?なのもあるかもしれない。 最初から癖の強いレイチェルがもっと出てくるかと思ったけどそんなこともなく、デヴォンがなかなか良いお兄さんで好印象だったりもした。ライアンとのロマンス描写が多くて、でも仕事のためとドライに割り切るのかと思いきや、全然割り切らなくてしっかりほだされてて、まあこの辺もヤングアダルトですから、人間の絆を粗末にしてはいけないんでしょうね、という大人の読み方をしました。 タイトルの「ほんとうの名前は教えない」は結局『ルッカ・マリノ』のことなのかな?信用出来ない語り手系だと思って色々読み飛ばしてしまった。
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普段読んでる作品とは異なる切り口で新鮮でした。一般人がこんな仕事できるのかと思うくらいのヘビーさ。機転で切り抜けていくエヴィのスマートさには舌を巻きます。表情変えずに嘘がつけるのすごい!なんでも顔に出る民なので、羨ましい限りです。使われている身であっても自分の足で立てるように準備...
普段読んでる作品とは異なる切り口で新鮮でした。一般人がこんな仕事できるのかと思うくらいのヘビーさ。機転で切り抜けていくエヴィのスマートさには舌を巻きます。表情変えずに嘘がつけるのすごい!なんでも顔に出る民なので、羨ましい限りです。使われている身であっても自分の足で立てるように準備することと、味方を作っておくことが大事なんだな、と痛感しました。どんな仕事にも当てはまることだと思います。ラストの◯◯◯◯◯と呼ばれるシーン、実に痛快でした。
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自分の安易な予想はことごとく外れ、主人公にハラハラさせられる。主人公の過去がちょくちょく書かれていた事が最後に大きく関わってきて、おぉっこうなるのかと唸らされた。
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裏カバーに書いてある紹介文から、斜めにすっ飛んだ物語が展開されるので、あらら、どうなるかと思ったが、凝った展開もあり、なかなか面白かった。サスペンススリラーとも書いてあるけど、スリラーって何(笑)。ヤングアダルト作家ががんばって初めて大人向け作品を書いたそうで、キャラ設定はYAそのもので甘辛ロマンスのくせに、展開はやたらリアル。なんやかんやで求心力あるスピード感ある展開で、ベストセラーになった理由もよくわかる。細かいことを求めるのは場違いだと思う。読んだ後の読後感は結構良かった。
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ルッカ・マリノは窃盗の現場を押さえられ、それを見逃す代わりにミスター・スミスなる謎の男の下で働くようリクルートされた。そこでは他人になりすまし、ターゲットに接近して重要な情報を盗むミッションが与えられる。目的を達成すると再び名前を変え、また新たなターゲットに近付いていく。次にルッカがエヴィ・ポーターとして接近したのは、盗品の売買などの裏稼業に手を染める魅力的な青年ライアンだった。ライアンのボーイフレンドとなり彼の動静を監視していたエヴィだったが、とあるパーティでかつての自分であるルッカ・マリノを名乗る女と出会う。ルッカは自分自身なので、これはミスター・スミスによって自分に差し向けられた諜報員だとエヴィはすぐに気付いたものの、その目的がわからない。 物語は、窮地に陥る現在のエヴィ・ポーターと、彼女が様々な名前を騙ってきた過去とが交互に展開されていく。その形を取ることで、現在のエヴィに差し迫った危機の背景が少しずつ見えてくる。 ミスター・スミスとの対決の中で、自分自身との訣別を決めたエヴィに痺れる。 スパイ映画を見終わった後のような読後感。
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アメリカの作家、アシュリィ・エルストンの本邦初紹介作品。YA向け小説で有名らしく、今作で初めて大人向け作品を執筆したとのこと。 ある女性が、何かの目的を持ってファイナンシャル・プランナーの男性に近づく。今まで偽名を使い様々なミッションをこなしていた彼女だったが、今回ばかりは男性に惹かれてしまい。。。 事前情報なしに読み始めた方が良い作品。先の読めない展開で、止めどころがなかなかない良作。 読みやすくあることもポイントだが、何より、間に挟まれる過去の出来事が、非常に良いタイミングで現在に影響を与えてくる。今作はスリラーだったが、ぜひミステリを描いてもらいたい。 唯一の欠点というか、他の方も書いていたが、助っ人キャラがあまりにもチート。都合の良い展開になりがちなので、気になる人は気になるかも。。。
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追いつめられても諦めない主人公のバイタリティが良い。しかし中盤で万能お助けキャラが出てきて興醒め。もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな、ってレベル。
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https://www.nikkei.com/article/DGKKZO84013260Q4A011C2BE0P00/
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なんか昔のシドニーシェルダンの明日があるなら を思い出しながら読んだ。 こちらの方が内面がしっかり描かれているけれど、ふっきれた面白さは明日があるならの方がずっと面白い。
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