VTuber学 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
書庫らでん vtuberとは何かと定義するのではなく vtuberについての あれこれを表現してくれる文章達良いよねぇ 本名ではなく 本来(?)の姿ではなく 作りあげたキャラクタとしての行動 与えられた役割を演じるのではなく 自分なりの行動を 言葉で表現していく時間を共有するとき 何だろうね 大昔から、与えられた名前ではなく、 自分がつけた名前で表現を繰り返している人はいたし さらに自分の姿ではなく自分が作った新しい姿で行動していた人はいるし 姿もなく、ただ声だけで活動し続けている人もいるし 姿もなく、ただ文字で活動している人もいるし 色々な活動の中で 色々なものの結実点としてのVtuberという存在 まだまだ生まれたばかりとはいえ 数年の間に多くのイベントがあって さぁこの先のVtuberに何があるのかを リアルタイムで体験できるのは幸せです
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全3部構成の、VTuberに関する歴史・研究を取りまとめた大著。 VTuberはこれまでのキャラクターコンテンツと何が違うのか。 どこに魅力があり、人はなぜそれに惹かれるのか。 そんな潜在的な疑問が言語化されており、至極納得できた。 ・ネット上に存在して、リアルタイムで同じ時...
全3部構成の、VTuberに関する歴史・研究を取りまとめた大著。 VTuberはこれまでのキャラクターコンテンツと何が違うのか。 どこに魅力があり、人はなぜそれに惹かれるのか。 そんな潜在的な疑問が言語化されており、至極納得できた。 ・ネット上に存在して、リアルタイムで同じ時を生きているという感覚を感じさせてくれることこそ、他のキャラクターコンテンツと異なるVTuberならではの新しい魅力 ・「創作的ルックス」と「滲み出る本人性」とのギャップ、コントラスト、バランスがVTuberの本質かつ魅力 1部はVTuberの歴史、2部は今を取り巻く環境についての調査研究が述べられている。 論文調の文体ではあるものの、身近で馴染み深い内容のため、読み進めやすい。 声優がキャラクターになり変わって行うライブパフォーマンスとの違いなどにも言及されており、非常に共感を抱いた。 当然ながら、実在のVTuberを取り扱う内容であり、見知った名前も多数登場する。 実際の配信をソースに述べられている事も多く、親近感をもちやすい。 コラムに関しても、ANYCOLORやホロライブといった大御所へのインタビューまでもが含まれており、隙がない。 一方、3部は理論編と銘打たれ、「VTuber=配信者」であるかどうかを、各研究者が各々の哲学的観点から論じており、非常に難解。 素人目からすると言葉遊びのようにも感じてしまったが、「中の人」について、研究者が大真面目に議論するとこうなるのかと、新鮮な知見を得られた。
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