DNAとはなんだろう の商品レビュー
砕けすぎた書き方にうんざり。ジョークは要らない。 読むのが苦痛になる。まじめにサイエンスを語ってほしい。 読了15分
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DNAについての本。 DNA、つまり生物の設計図だが、本当にそれだけの存在なのか?について著者の考えが示されている。 実はヒトゲノムといっても、実際にタンパク質をコードしているのは全体のごく一部。ヒトゲノムで最も多いのはトランスポゾンで全体の40%を占める。このトランスポゾンはタ...
DNAについての本。 DNA、つまり生物の設計図だが、本当にそれだけの存在なのか?について著者の考えが示されている。 実はヒトゲノムといっても、実際にタンパク質をコードしているのは全体のごく一部。ヒトゲノムで最も多いのはトランスポゾンで全体の40%を占める。このトランスポゾンはタンパク質をコードしていない。では何をしているのか。 トランスポゾンのうち多くはレトロトランスポゾンとうもので、動く遺伝子と言われているものだ。これによりDNAが書き換えれる。トランスポゾンはレトロウイルスが由来と考えられているようで、そうなるとウイルスがDNAを書き換えている、つまり遺伝情報がかわる。もっというと、ウイルスが進化の要因にもなってしまうことになる。そうなんだ? 単純にDNAのコピーミスといったもの以外にも、レトロトランスポゾンのうような動く遺伝子のようなものでDNAは書き換えらる。DNAは次世代に正確に遺伝子を継承するとともに、バージョンアップできる機能を自らが持っている。まるで、DNAに意志があるかのように思えてしまう。なぜなら、こうした機能がなければ、生命誕生から長い歴史を経て人類の誕生はなかったからだ。 遺伝、進化に果たしたDNAの仕組みに改めて驚きを感じる。 以下、雑談。 動く遺伝子「トランスポゾン」の発見者はバーバラ・マクリントック。この発見により1983年にノーベル生理学・医学賞を受賞した。1992年に90歳で亡くなっているが、亡くなった日は、僕の28歳の誕生日であった。その1か月後、東京に転勤になった。 またこの1か月前、バルセロナオリンピックで水泳の岩崎恭子選手が14歳ながら200メートル平泳ぎで金メダルを取った。「今まで生きてきた中で一番幸せです」という名言を残したことが思い出される。
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