個別株の教科書 の商品レビュー
個別株式に関する本ということで、期待して買ったのですが、内容がイマイチすぎるというか、読者をミスリードする記述が多く、全くもって評価することができませんでした。理論に基づかない、著者独自の考えの記述が多すぎると感じました。 特に、株式投資の初心者の方には、全くもって本書はお勧めで...
個別株式に関する本ということで、期待して買ったのですが、内容がイマイチすぎるというか、読者をミスリードする記述が多く、全くもって評価することができませんでした。理論に基づかない、著者独自の考えの記述が多すぎると感じました。 特に、株式投資の初心者の方には、全くもって本書はお勧めできません。 特に納得できなかったのが、第3章の図3-6の解釈部分です。 一体、この図のどこを見れば、名目GDPと株価が直接関係していると断言できるのか。私には理解不能でした。 しかも、個別株を推奨する理由付けが、結局のところ、本書のどこにも記載されていないのです。 いきなり、個別株を推奨する文言が出てきた時には驚かされました。 第5章では、いろいろな株価指標について説明がされていますが、著者の結局の主張は、「良い企業と思えば、いつ買ってもいい」というもの。 その後には、買いのタイミングを計るものとして「株価モデル」が示されていますが、私も含め、ほとんどの読者はこれを理解できないのではないかと感じました。 一体、本書はどのような読者層をターゲットにしているのか、理解に苦しみます。
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