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ぼくは化け物きみは怪物 の商品レビュー

3.8

19件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    10

  3. 3つ

    5

  4. 2つ

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2024/11/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【収録作品】最初の事件/大きな手の悪魔/奈々子の中で死んだ男/モーティリアンの手首/天使の怪物 「最初の事件」連続小学生殺傷事件とアフリカの独裁者が放った新兵器の関連とは。 「大きな手の悪魔」宇宙人vs.言葉で人を操る老婆。ラスト、暦の希望に共感する。 「奈々子の中で…」「モーティリアンの手首」「天使の怪物」は、下ネタと描写のグロさ、下品さに辟易。しっかりしたミステリなのだが、読むのがしんどい。

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2024/11/08

ぼくは化け物。きみは怪物。あんたは幽霊。おたくは宇宙人。あらゆる未確認物体の玉手箱的な短編集。①『最初の事件』→急に頭が冴えて名探偵になった小学生。一番リアルに思える。②『大きな手の悪魔』→壮大なスケール&実在の事件を彷彿とさせるコンビネーション。③『奈々子の中で死んだ男』→なら...

ぼくは化け物。きみは怪物。あんたは幽霊。おたくは宇宙人。あらゆる未確認物体の玉手箱的な短編集。①『最初の事件』→急に頭が冴えて名探偵になった小学生。一番リアルに思える。②『大きな手の悪魔』→壮大なスケール&実在の事件を彷彿とさせるコンビネーション。③『奈々子の中で死んだ男』→ならず者殺人事件を死んだ娼婦が解決?なかなか下品。④『モーリティアンの手首』→化石をめぐる謎。わかりづらい。⑤『天使と怪物』→見世物小屋の一行の殺人事件。翻訳調なのが効いてる。お気に入りは①②⑤。白井さんにしてはエログロマイルド。

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2024/11/05

グロくない短篇が五つ。珍しい。 でもどれも白井ワールド全開だった。 常人離れした発想は怖すぎるけど、この奇天烈さの魅力には抗えないものがある。 そんな世界観でも披露される推理は死ぬほどロジカル。 そのギャップが良い。 中でも『大きな手の悪魔』が最高に狂ってて良かった。 本当の“怪...

グロくない短篇が五つ。珍しい。 でもどれも白井ワールド全開だった。 常人離れした発想は怖すぎるけど、この奇天烈さの魅力には抗えないものがある。 そんな世界観でも披露される推理は死ぬほどロジカル。 そのギャップが良い。 中でも『大きな手の悪魔』が最高に狂ってて良かった。 本当の“怪物”ってこういう事よね。 何から何まで好きだったわ。 『奈々子の中で死んだ男』も面白かったなあ。 そこかしこにタネが仕込まれているので、短篇とは思えないぐらい読み応えがある。

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2024/10/31

かなり、突拍子もない設定ばかりでしたが、全ての作品がしっかりと伏線回収、論理的解決されていて、面白かったです。特に【天使と怪物】は短編にはもったいないくらい盛り込まれていて面白かったです

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2024/10/25

白井先生を「名探偵のいけにえ」で知りまして、今回も凄く楽しみで遂に読みました。 白井先生ならではな骨太な本格ミステリーとグロさを合わせた極上な作品で有り、どの短編も非常に心を掻き乱されましたね。

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2024/10/24

図書館本のため帯がついておらず表紙の絵がちょっと怖い。いろんな意味で内容の振れ幅が大きくて好みが分かれるかも。「最初の事件」内で特に唐突な展開に驚かされ、結局最後では収束するので気持ちは収まるけれど、そこまではどこに連れて行かれる分からない不安定さを抱えながらでちょっと苦しい。連...

図書館本のため帯がついておらず表紙の絵がちょっと怖い。いろんな意味で内容の振れ幅が大きくて好みが分かれるかも。「最初の事件」内で特に唐突な展開に驚かされ、結局最後では収束するので気持ちは収まるけれど、そこまではどこに連れて行かれる分からない不安定さを抱えながらでちょっと苦しい。連作短編かと勝手に思いこんだせいで、2話目以降のバラエティに富んだ内容も、ラストで収束することを期待してしまって、ちょっと残念(これは自分が悪い)。

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2024/10/21

設定はどれもかなり特殊。ミステリはミステリしてる。短編だけに設定が入りにくくてちょっと読みにくかった。

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2024/10/01

SNSでカバーの面白さに惹かれて購入。 帯取ると怖い… 白井さんにしてはエログロ少なめ読み味薄め? でも謎が解けたときのなるほど感は健在。 最後はちょっと切ない。 タイトル通りにするならもう少しぶっ飛んでても良かったな~

Posted byブクログ

2024/10/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2024年。 表紙にも凝っているらしい。図書館だったのでわからず、本屋で見た。カバーをはずした表紙まで。 「最初の事件」 探偵になりたい小学生。身近な事件を追う。 「大きな手の悪魔」 攻めてきた宇宙人と、尼崎事件をモデルにした女(他人の家に入り込み洗脳して・・・ってやつ)との戦い。 「奈々子の中で死んだ男」 えげつないタイトルだが、このタイトルでないといけない。私的にはこれが一番作者らしいと思った。 「モーティリアンの手首」 作者の想像力は限りない。若さゆえかと思っていたが、そうでもないのかな。 「天使と怪物」 フリークスショーがあったアメリカでの殺人事件。これもね、あーーーーと思った。作者らしい。 というわけで注目作家なのはあいかわらず。

Posted byブクログ

2024/09/23

短編集。白井智之さんの本を、最後まで顔をしかめずに読んだのは今作が初めてだった。みなさん言われているように、エログロが控えめだった。 『奈々子の中で死んだ男』が、一番パンチが効いていたように思う。 どの話も面白かった。

Posted byブクログ