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ばけもの好む中将(十二) の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2024/09/18

シリーズ第十二弾。 乳母の仇である凶賊・多情丸への復讐の機会を伺う宜能。 そんな宜能の復讐計画を思い留まらせたい宗孝は、宜能の関心を再び"怪異探し"に向けさせようと、あれこれ画策するのですが・・・。 前巻からかなり間があいての待望の12巻目。 久々というこ...

シリーズ第十二弾。 乳母の仇である凶賊・多情丸への復讐の機会を伺う宜能。 そんな宜能の復讐計画を思い留まらせたい宗孝は、宜能の関心を再び"怪異探し"に向けさせようと、あれこれ画策するのですが・・・。 前巻からかなり間があいての待望の12巻目。 久々ということもあって、巻頭の〈これまでのあらすじ〉が何気にありがたいですね。 さて、シリーズ初期の頃のような"わちゃわちゃ怪異探訪"な感じからすっかり遠のいてしまい、すれ違いが続く宜能と宗孝。 怪異が苦手な宗孝が、宜能の為に"ちょうどいい怪異物件"を探したりする、そのいじらしい姿に"宜能!もっと宗孝の思いをわかってあげてよ~"と言いたくなりました。 (まぁ、宜能なりに宗孝を巻き込みたくないっていうのがあるのでしょうけどね・・) 一方、十郎太(十の姉上)に執着する多情丸は、宗孝の姉上たちをターゲットにし始めます。 次々に狙われる姉上たちですが、実行犯の面長&丸顔コンビがお間抜けなのか、姉上たちが強運なのか"姉上拉致計画"は失敗ばかりw。 (特に五の姉上の〈恐怖の絶叫轟く阿鼻叫喚の物の怪邸〉は、図らずも"賊撃退"効果抜群だったわけですが、色々な事が落ち着いたら是非宜能にもお楽しみいただきたいですね) ところが、ラストで思わぬ人物が拉致られてしまい、なんとそこでこの巻が終わってしまいました。 ちょ・・ここで終わり?めちゃめちゃ心配なんですけど! 今後の展開が気になって仕方がないので、続きが待ち遠しいです~。

Posted byブクログ

2024/08/29

十郎太の過去が衝撃。 まさか、そんなことが。 悪党の多情丸の執着が恐ろしい。 狗王の思惑はどこにあるのか。 宗孝はこれからどうするんだろう。 宜能の気持ちが悲しい。どうか、復讐を捨てて前に向いてほしい。父との確執もとけてほしい。 春若の恋はどうなるのか。 最後のあの展開、。続きが...

十郎太の過去が衝撃。 まさか、そんなことが。 悪党の多情丸の執着が恐ろしい。 狗王の思惑はどこにあるのか。 宗孝はこれからどうするんだろう。 宜能の気持ちが悲しい。どうか、復讐を捨てて前に向いてほしい。父との確執もとけてほしい。 春若の恋はどうなるのか。 最後のあの展開、。続きが気になって仕方がない。 続編、早く出ますように。

Posted byブクログ

2024/08/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

物語が混戦状態に(笑) 今回は姉君たちが大活躍でしたね(^^) 次はシリアス増し増しの気がしますが12月なんですね。発売日には日本にいない私なので、気になるわ!(その時期にアイスランドにいます) 初草の君を助けて、彼女の婿になるんだ宗考、頑張れ!

Posted byブクログ

2024/08/21

「ばけもの」とは怪異な現象というより、人間の欲望が生む心の闇のことなのだと、この巻でも痛感しますよねぇ。多情丸の野望のターゲットは、十の姉・十郎太。そのために、他の11人の姉が狙われる! なんて卑劣で嫌らしい奴! その部下の狗王と宣能の腹の探り合い、ハラハラします。宣能と宗孝はす...

「ばけもの」とは怪異な現象というより、人間の欲望が生む心の闇のことなのだと、この巻でも痛感しますよねぇ。多情丸の野望のターゲットは、十の姉・十郎太。そのために、他の11人の姉が狙われる! なんて卑劣で嫌らしい奴! その部下の狗王と宣能の腹の探り合い、ハラハラします。宣能と宗孝はすれ違うし、春若は相変わらずの真白命が暴走気味だし。 間抜けな手下コンビは、姉たちを次々に狙うものの、失敗続きで和ませてくれますが、ラストにやらかしてくれました! 次巻が早くも10月に発売と帯に告知されていますが、待ちきれない!

Posted byブクログ