言語学バーリ・トゥード(Round 2) の商品レビュー
エッセイとしてのキレがめちゃくちゃ良いのですきなのですが、大規模言語モデルの説明がさすがにたいへんにわかりやすかったです。
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日常生活のアレコレを、言語学的観点から解説してくれる本書。内容もユニークで妙にリアルなイラストも両方素晴らしい。 著者は「日本語は他の言語と同様に素晴らしい」と言い切ってくれているので、自虐的にならずに素直に読める。 最初の「気楽な文章が、気楽には書かれていない」という告白」から...
日常生活のアレコレを、言語学的観点から解説してくれる本書。内容もユニークで妙にリアルなイラストも両方素晴らしい。 著者は「日本語は他の言語と同様に素晴らしい」と言い切ってくれているので、自虐的にならずに素直に読める。 最初の「気楽な文章が、気楽には書かれていない」という告白」から、「接頭辞たち(!)が語るあとがき」まで全編一読の価値あり。読み返しにも耐えうる内容。 連載が続いているようなので、Round3 が今から楽しみだ。
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https://www.nikkei.com/article/DGKKZO83730180X20C24A9MY5000/
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言語学を勉強したかった。だけど、言語学ではなかなか収入を得られることは難しいと感じていた。 だから、この著者が縦横無尽に言語学をわかりやすく、かつ、楽しませてくれる本を書いたことに感謝する。「ことばと文化」、「武器としてのことば」を大切に読んでいた頃が懐かしい。
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[図書館] 読了:2024/11/4 借りてその日に読み切ってしまった。 1巻より言語学成分濃いめ?プロレスネタもやや増量な感じ。
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2作目になって、だいぶ連載にこなれてきたのか、学術的な内容よりも読んで楽しい内容になっている。それでも日本語が曖昧か、非論理的か? などといった考察は楽しい。 3作目も出ますように。
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楽しみにしてたシリーズ。今回も面白かった。メトニミーって言葉知らなかった。(〇〇〇ミーというとロボトミーを連想してしまう…)換喩はテレビ番組の「辞書で呑む」で知ったばかりなので面白く読んだ。
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今回もノリノリですね、 読む私も、前作を知った上で読んでるので、違和感なく楽しく読みました(笑)。 (前作読み始めた時は、マジで、「数の女王」という小説を書いている川添愛さんと同姓同名のプロレス好きな男性がいるのかと思いました、、)
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前作と同様に気軽に読めて面白かった。 川添さんは、「日本語を話す人の無意識レベルの知識」の研究者。 言語学の話題から直ぐに脱線するが、脱線する方向がプロレスなのでプロレスファンには嬉しい。 プロレスラーの発する言葉を分析したりするのだが、その時の状況を知っているので理解しやすい...
前作と同様に気軽に読めて面白かった。 川添さんは、「日本語を話す人の無意識レベルの知識」の研究者。 言語学の話題から直ぐに脱線するが、脱線する方向がプロレスなのでプロレスファンには嬉しい。 プロレスラーの発する言葉を分析したりするのだが、その時の状況を知っているので理解しやすい。 例えば、「お前を倒すのに3分も要らねえ。5分で十分だ!」 これは「日本語は非論理的な言語なのか」の章で引用された、プロレスのあるシーンでのセリフ。 言われた猪木が何も言い返せない支離滅裂さが実に味わい深い。 第3章に「死語」の話題が出てくるが、私的に「これは死語か?」と思う言葉が最近増えている。 アベック、ドンピシャ、など、聞いたことがない若者にとっては単に知らない言葉。 死語かどうかは、その言葉がどの年代まで伝わるかを実感している年長の人が決める。 俵万智さんは「日本語の使い方が上手いアーチスト」は、3位:中島みゆき、2位:桑田佳祐、1位:レイザーラモンRG、と言う。 レイザーラモンRGの、あるあるネタには「そこに目を付けるの?」と感じる面白さがあるようだ。(私はよく知らない) 「重言」に関する話題も面白かった。 頭痛が痛い、馬から落馬する、は多少のわざとらしさを感じてしまうが、 およそ5分くらい、まず最初に、あとで後悔する、違和感を感じる、といった「重言」表現は普通に受け入れている。 本書は日本語の曖昧さに関する話題も多い。 湯を沸かす、やかんが沸騰している、鍋を食う、モーツァルトを聴く、などは皆おかしな日本語だ。 曖昧なのは言語自体の問題ではなくて、わざと曖昧な表現にして使う人間の問題なのだ。 こうした曖昧さに目を付けて、意図的に読者を騙し注意を引くネットニュースの見出しの作り方も載っていた。 「人気アイドルBを恐喝の疑いで書類送検」→「えっ!アイドルBが恐喝した?」と思わせる。 記事は、人気アイドルBを恐喝したとされる人物が書類送検されたという内容。 最近はアクセス数を稼ぐために、ミスリードを誘うセコイ手法が乱発されている。 あざといテクニックでアクセス数を増やすのではなく、記事の内容で勝負して欲しい。 読者もバカじゃないので、何度か騙されればおちょくられていると感じ離れていく。 見出しも記事の内容も酷いと思うのが「現代ビジネス」と「プレジデントオンライン」。 単にウケ狙いで根拠が薄くガッカリする。 時間の無駄になるので、私はこの2つのWebサイトは読まないようにしている。 最近特に嫌だなと思っているのは、曖昧な日本語を使いこなしている政治家。 〇か×かで答えることはなく、どのようにでも言い訳できる言葉や表見しかしない。 曖昧表現をたくさん知っていると、責任回避能力は有能とみなされるから、皆が真似をするようになる。 はっきりモノ言う小泉進次郎や村上誠一郎が必要以上に叩かれる世の中も困ったもんだと思う。 しつこく文句を言ってくる厄介な奴が鬱陶しいから、曖昧な表現を使うようになるのかも知れない。 言葉の曖昧さは、わざと曖昧な表現にして使う人間の知恵なのだ。 が、言葉の曖昧さを楽しむのは芸人に任せて、政治家や評論家はもう少し明確に考えを伝えて欲しい。
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自分、不器用なんで この本の1章ごと、 読み終えるや否や 「しょ〜〜もない!ガハハ(笑)」 ってツッコミを 入れてました。とめられないです。 作者の川添愛さん、すっごく調子に乗って ノリノリで書いてらっしゃいます。 やばい本でした。 おもしろい!
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