ごく普通の公立小学校が、校内研究の常識を変えてみた の商品レビュー
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Amazonで見つけて勢いで購入。 惹かれたのは「ごく普通」という言葉。 読みやすく、あっという間に読破。 タイトル通り、こうないけんきゅうについて、今までの常識を覆す取組について書かれており、「やってみたい」という気持ちになった。 正論を振りかざすのではなく対話を重ねる、信用(実績)と信頼を積む、当たり前仮説の廃止、仮説生成型、1年完結でも良いドミノ型研究、希望制研修、BGMや机の配置を工夫した場づくり、あえて紙配布の通信… 自分がマーカーを引いた箇所をざっと書き出したが、これだけでも多くの改革があったことがわかる。 特に、「最初は仮説なくてもええやん」「1年で研究終わってもええやん」は、実現するにあたって相当な努力があったのだと思う。 現在、自身が行政の場で働いているということもあり、現場にいる時以上に「従来のものを新しいものに変える」ことの難しさや大変さをひしひしと痛感している。 それを実現するにあたって、必要不可欠だと感じるのが、「仲間の存在」と「対話を重ねること」の2点。 本書で紹介されている校内研究の形も、同じ方向を向いて共に頑張る仲間の先生がいたからこそ、ここまで実現できたのだと思う。 現場の先生方の取組から、熱をもらった。 本を書かれた先生方といつか話をしてみたい。 僕も精進しよう。
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