ロンドンの片隅で、この世界のモヤモヤに日々クエスチョンしているよ。 の商品レビュー
作者の等身大な姿に勇気をもらえる。 同じように思ってた!って何回頷いたか。 そこから行動する勇気がまだないけれど、 やってみることが大事なんだと思った。 やさしい社会になるために、やれることから行動する。 外国人の見た目の方にも、日本語で話しかけよう。 よかれと思ってやったこ...
作者の等身大な姿に勇気をもらえる。 同じように思ってた!って何回頷いたか。 そこから行動する勇気がまだないけれど、 やってみることが大事なんだと思った。 やさしい社会になるために、やれることから行動する。 外国人の見た目の方にも、日本語で話しかけよう。 よかれと思ってやったことが、相手を傷つけているかもしれない。 イラスト可愛い!
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第一章フェミニストの話から、「わからない」というか、「知ってるけど結局一言で表すとどういうこと?」みたいな単語に敏感に反応しまくって(そもそも「フェミニズム」すらちゃんと説明できるか怪しかった)調べ物をしながら読み進めた。 でも同時に「自分はなんてこういった考え方と無縁な生き方を...
第一章フェミニストの話から、「わからない」というか、「知ってるけど結局一言で表すとどういうこと?」みたいな単語に敏感に反応しまくって(そもそも「フェミニズム」すらちゃんと説明できるか怪しかった)調べ物をしながら読み進めた。 でも同時に「自分はなんてこういった考え方と無縁な生き方をしてきたのだろう」と気づきもした。著者の経験が自分と全く無縁な話だったらまだしも、なんとほとんどのことが自分自身も含め身の回りで経験したことではないか。 わたしはどうしても「世の中変な人て多いから…仕方ないよね」で済ませていたことは全部全部「みんなで怒っていい問題」だということに気がつけた。 私はまだ20代で、出身が田舎、私立大卒というのもあって、日本での友達と社会問題のことについて話題を交わしたりしたことがあまりない。皆も自分も含め、未熟で、田舎というのも合わさり、世間知らずで、大学の同級生のほとんどが私立に通えるほどの富裕層だったてのもあり、いわゆる「社会的に立場が弱い層」とは比較的距離があるほうだからだったのかなと分析。 社会の一員として、より良い未来のために考え、微力ながらもアクションに加わりたいと、そしてそれは決して痛いことや間違っていることなんかじゃないということをこの本で教わった。 涙がでそうになるほど、勇気づけられる・心温まる内容も中にはあった。
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日本人とイギリス人の両親を持つ日本生まれイギリス在住のイラストレーターが、 日本で、イギリスで受けてきた「差別」との向き合い方を綴ったエッセイ。 あえて日本とイギリスのハーフ、と書かなかったのは、これも一つの差別だから。 ミックス、と本人書いていたが、これもねえ。。 日本にい...
日本人とイギリス人の両親を持つ日本生まれイギリス在住のイラストレーターが、 日本で、イギリスで受けてきた「差別」との向き合い方を綴ったエッセイ。 あえて日本とイギリスのハーフ、と書かなかったのは、これも一つの差別だから。 ミックス、と本人書いていたが、これもねえ。。 日本にいても、イギリスにいても、その見た目でいろいろなことを言われる。 廻りとしては、特に白人系には「うらやましい」という気持ちで接している我々日本人だが、 彼女にしたら、同じ日本人なのになんでうらやましがられるのよ、ということになる。 難しい。 女性としての差別は日本の方がはっきりある、と。イギリスはそのあたりはだいぶ進んでいる。 まずは痴漢。これは日本という国は相当ひどいようだ。 質の悪いことに、彼女らを支配する空気。ここで騒いだら騒ぐ方がおかしいと思われる、と思わせる空気。 騒いでいいのに。被害者はこっちなのに。まるで逆のように思わせる空気。 強者の都合のいいように、弱者を黙らせるように仕向ける空気。 これは変えねばならない。断固。 百歩譲って、そうした空気が日本に絶好調をもたらしているのであれば、 全体のために多少の犠牲も仕方ない、と言えないことも、、、千歩譲ればあるかもしれない。 が、今の日本だ。一時世界のGDPに占める割合が20%を超えていながら、今や戦争直後とほぼ同じ4%に成り下がっている。 大失敗している空気を温存する理由などどこにもない。 まさに今自民党の総裁、事実上の首相が決まろうとしているが、 彼ら彼女らは、明治時代から戦前までの空気が日本に富をもたらしたとでも思っているのか、そこに回帰する。 そのためには夫婦別姓などとんでもない、同性婚はましてや。と叫ぶ。 もう時計は戻らないのに。 差別に対する考えが日本より一周進んでいると思われるイギリスですら、 コロナの際はアジア人である自分たちが差別され、つらい経験をしたと著者。 差別はどこにでもあり、受ける方は傷つくのだ。 中国での日本人学校小学生視察、これは痛ましく、二度と繰り返されてはならないのは当然で、 政府の対応は理解できるが、 それであれば、沖縄での米軍による暴行への抗議、逆に、過去の日本人の謝り、震災後の朝鮮人虐殺への真摯な向き合い等、 同様にすべきだろう。 相手を見て態度を変えるのでは、結果差別と何ら変わらない。 著者はそこまで言ってないんだけど、結局根は一緒なのではないかな。 デモにしてもストにしても動いて、空気を変えないと。 若いころは世間知らずで、空気に支配されやすい。それしか知らないから。素直になってしまう。遠慮してしまう。 そういう意味では、世の中をよく知っているはずの我々が、「怒っていいんだ」と教えてやるべきなのだろう。 ◆第1章 へなちょこフェミニストの私。 フェミニストなんかじゃない、と思っていたよ。 可愛くいようとするとうまく怒れない問題。 私はフェミニズムTシャツすら着られない、おどおどフェミニストなのだ。 フェミニストだけど、誰からも嫌われたくない。 今まで語られなかった側のストーリーを、これからのわれわれは語っていくのだ。 イギリスの女性たちから学ぶ、熱くて優しいファイティング魂。 ボディ・フォゲットのススメ。 ◆第2章 ロンドンの日々、日本とのギャップ。 アイデンティティ・クライシスの旅日記 ザ・前編/ザ・後編 バースデーパーティーの多様性問題。 子育てを通して出会った、ぶっきらぼうな優しさたち。 ポリコレはコメディをつまらなくなんてさせないぞ。 ピクニックのカルチャーギャップから学んだこと。 ◆第3章 イギリスだって完璧じゃないけれど。 ブレグジットに泣かされた朝。 プロテストで世界は変えられたり変えられなかったりするけれど。 “Where are you from?”「あなたはどこから来たの?」という問いかけの不均衡。 みんな誰かのケア労働に支えられて生きているんだ。 アジアンヘイトにあった日。 暑すぎる地球。私はキルジョイを学んだ。 ストライキ三昧の毎日に、連帯のクラクションを鳴らす。 私だって完璧ではないけれど。 おわりに
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