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水木しげる厳選集 虚(文庫版) の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2024/10/11

水木作品は結構読んだつもりだったが既読は「古道具屋の怪」1作のみだった。佐野史郎の編の短編集だが、なかなか面白い作がそろっている。前月のヤマザキマリ編もそうだが何か選ばれた作品に通じるものがあるような気がする。

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2024/10/04

水木先生は、ねずみ男を産んだのがすごく発明だったというようなことをおっしゃっていたが、 ねずみ男…もといそれぞれの話で何らか呼ばれている様子…が登場します。 何らか社会的主張とか、メッセージ性…があるわけではなく、 不思議な(時に不気味な)短編ばかりです。 面白いです。 選者佐...

水木先生は、ねずみ男を産んだのがすごく発明だったというようなことをおっしゃっていたが、 ねずみ男…もといそれぞれの話で何らか呼ばれている様子…が登場します。 何らか社会的主張とか、メッセージ性…があるわけではなく、 不思議な(時に不気味な)短編ばかりです。 面白いです。 選者佐野史郎っていうのも…! 個人的には水木先生の劇画タッチの漫画も好きですけどね。

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2024/08/30

・前半は1960年代前半の作品。背景がちょっと雑。 ・後半は1960年代後半からの作品。こちらは背景がとてもよい。こちらは好き。

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2024/08/14

ちくま文庫オリジナルの水木しげるアンソロジーの第2弾。選者は俳優の佐野史郎。 前巻のヤマザキマリとはまた違った貸本時代の短編を中心とした如何にも佐野史郎が好きそうなラインナップ。選者によってここまでテイストの違うアンソロジーが出来るというのが水木しげるという漫画家の凄さとうか捉...

ちくま文庫オリジナルの水木しげるアンソロジーの第2弾。選者は俳優の佐野史郎。 前巻のヤマザキマリとはまた違った貸本時代の短編を中心とした如何にも佐野史郎が好きそうなラインナップ。選者によってここまでテイストの違うアンソロジーが出来るというのが水木しげるという漫画家の凄さとうか捉えどころの無さだなと思う。 水木しげるはヤマザキマリが選んだような割とストレートな社会批判をやったりする一方で、ナンセンスや下ネタ、ねずみ男的なエゴや享楽性の肯定だったり、或るいは全てを突き放したような無常感や諦念、虚無を感じさせるものだったり本当に捉えどころがないが、同時にどれを読んでも「水木しげる」という描かれる内容を超えた普遍的な個性がある。 何だかよく判らない、底の知れない怖さ、何を描いてもその背景に立ち上がってくる「水木しげる」という存在自体が水木しげるの面白さ、魅力なのかなぁなどと思う。

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