みかんファミリー の商品レビュー
それぞれ女性3人の2家族が、古民家に一緒に住む事になる。 80のお婆ちゃんから中学生の子達まで。 理由はあったのだけど、中学生の子達には知らされない。 最初は戸惑う事も多かったけど、知り合って良かったと思う事も増えていく。 お互いを思い合う気持ちがベースに流れていて、心がホカホカ...
それぞれ女性3人の2家族が、古民家に一緒に住む事になる。 80のお婆ちゃんから中学生の子達まで。 理由はあったのだけど、中学生の子達には知らされない。 最初は戸惑う事も多かったけど、知り合って良かったと思う事も増えていく。 お互いを思い合う気持ちがベースに流れていて、心がホカホカする感じ。
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女三世代✕二家族がひとつ屋根の下で暮らすって、なんだか楽しそうではあるけれど、自分が中学生の時に仲良くもない同級生といきなり同居することになったら…と考えると、やっぱり嫌。 事情があったにせよ、さすがに事前に相談してほしいでしょと思った。 それはともかく、家族の形も色々な時代なの...
女三世代✕二家族がひとつ屋根の下で暮らすって、なんだか楽しそうではあるけれど、自分が中学生の時に仲良くもない同級生といきなり同居することになったら…と考えると、やっぱり嫌。 事情があったにせよ、さすがに事前に相談してほしいでしょと思った。 それはともかく、家族の形も色々な時代なので、これからは血の繋がりは関係ないこんなスタイルもありになっていくのかも。 みかんファミリーは、未完からどんな完成形になっていくのかなぁ。
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両親が揃った家族、シングル、ステップファミリー、いろんな家族の形があるように2組の女だらけのシングルファミリーが同居するのって、アリだと思う。 美琴と野々花、まるっきり性格の違う同級生の二人が同居することで、互いを認め合い、まるで姉妹のようになっていく様がいい。 遠くの親類よ...
両親が揃った家族、シングル、ステップファミリー、いろんな家族の形があるように2組の女だらけのシングルファミリーが同居するのって、アリだと思う。 美琴と野々花、まるっきり性格の違う同級生の二人が同居することで、互いを認め合い、まるで姉妹のようになっていく様がいい。 遠くの親類よりも近くの他人。
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★4に近い3。 出来すぎてるとも感じるが、優しいイイお話だった。 完成した家族など、どこにも無いのではないか。 みかん、未完、なるほど。面白い。
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読みやすくサクサク読めたけど、楽観的すぎて、絵空事のような感じがして、しらけた気持ちで読んでしまった。 タイトルの意味『未完ファミリー』にはなるほどと感心したけれど。
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中学に入ってはじめての夏、美琴は母から母の中学時代の友だちと一緒に暮らすことにしたと言われる。 古民家をその友だちの朱美ちゃんとお金を出し合って買ったと。 いきなりの重大発表とおまけに勝手に決めたことに絶叫する羽目になった私。 祖母と母と私の女3人にいっしょに暮らす母の友だちの...
中学に入ってはじめての夏、美琴は母から母の中学時代の友だちと一緒に暮らすことにしたと言われる。 古民家をその友だちの朱美ちゃんとお金を出し合って買ったと。 いきなりの重大発表とおまけに勝手に決めたことに絶叫する羽目になった私。 祖母と母と私の女3人にいっしょに暮らす母の友だちの朱美ちゃんにも娘と孫の女3人。 会ってみると娘は30過ぎのギャルで孫は、同級生で隣りのクラスの野々花ということにびっくりする。 初めは、どうなるのだろうと思っていたこの共同生活だが、案外とスムーズにいき…。 やがて一緒に住むことを決めた理由がわかったときに、なるほどと納得する。 確かにこういう暮らしもいいのかもしれないと思った。 未完家族、そしてみんなみかんが好きなことでみかんファミリーなんだなぁ。
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2024/08/20リクエスト 7 YA。 祖母 節子、母 響子と3人家族の美琴。母の中学時代の同級生だった朱美さんとその娘の優菜とさらにその娘の野々花。2つの3人家族が一緒に6人家族として古民家に住む。 早い段階で美琴の母親になにかあるとわかったし、展開も想像できたけど同じ中学校の同級生である、美琴と野々花の関係性の変化が心地よかった。ふすま越しの隣り合った部屋に住んでいて、お互いに思い立って、ふすまの前に置いていた家具を両方からどけて、行き来できるようにするところ、読んでいて嬉しくなった。 みかん家族=未完家族、そしてこれからもっと良くなるはずの家族、将来的にこういうライフスタイルも増えてくるのかな、と感じるような作品だった。
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新しい家族のかたち。みかんファミリー。 このような家族はアリだと思う。 色々な所で家族だと認めてもらえ、制度が整ってもらいたいとさえ感じる。 2組の3人家族の共同生活。 お互いの家族に対する不安は、凄く理解ができるので家族の同意の元(が前提だけど)みかんファミリーはできるといいな...
新しい家族のかたち。みかんファミリー。 このような家族はアリだと思う。 色々な所で家族だと認めてもらえ、制度が整ってもらいたいとさえ感じる。 2組の3人家族の共同生活。 お互いの家族に対する不安は、凄く理解ができるので家族の同意の元(が前提だけど)みかんファミリーはできるといいな。
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椰月さんの児童書。 最後にこんなに泣かされるなんて思ってもみなかった。 事の始まりは縁側のある大きな平屋で始まった共同生活。 3人+3人、二組の家族が同じ屋根の下で同居するなんて前代未聞。 それも中1の美琴と野々花が同じ中学の同級生とくれば波乱の予感しかしない。 何故二組の家...
椰月さんの児童書。 最後にこんなに泣かされるなんて思ってもみなかった。 事の始まりは縁側のある大きな平屋で始まった共同生活。 3人+3人、二組の家族が同じ屋根の下で同居するなんて前代未聞。 それも中1の美琴と野々花が同じ中学の同級生とくれば波乱の予感しかしない。 何故二組の家族が一緒に住む事になったのか、それが明かされる終盤では親が子を想う愛情の深さに胸が一杯になった。 血の繋がりだけが全てじゃない。 誰かを大切に想う気持ちがあれば家族の形に拘る必要はないのだと思わせてくれた。 読後はこのみかんファミリーが大好きになる。
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こんな家族のかたちがあってもいいなぁ... 悩みや不安を抱えるシングルマザー同士であり、昔の思い出を共有する同級生でもある響子さんと朱美さん。 突然の同居に、中学の同級生でもある響子さんの娘美琴と朱美さんの孫野々花はお互い距離を置こうとする。 でも、暮らしていればお互いの知らなかった面が見えていき、クッション役の同級生の存在もあって段々と距離は縮まっていく。 生きていればいろんなことがある。 若いうちは体力と気力で突っ走れても、50を超えるとそうもいかないし、先のことを相談する相手も欲しくなる。 タイトルに込められたメッセージは終盤で明らかになる。 こんな風にうまくいくことばかりではないだろうが、希望をもらえる小説だった。 久しぶりに椰月美智子さんの小説を読めて、心がほっこりした。
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