日中戦争 殲滅戦から消耗戦へ の商品レビュー
2007年に講談社現代新書で出版されたものが2024年に文庫本となったものである。新書を文庫にして203ページと非常に薄いものである。中国での戦闘の実態はほとんど書かれず、汪兆銘政府の説明が多い。また殲滅戦と消耗戦の違いを主軸として説明している。しかし、御前会議及び天皇の意見につ...
2007年に講談社現代新書で出版されたものが2024年に文庫本となったものである。新書を文庫にして203ページと非常に薄いものである。中国での戦闘の実態はほとんど書かれず、汪兆銘政府の説明が多い。また殲滅戦と消耗戦の違いを主軸として説明している。しかし、御前会議及び天皇の意見については全く書かれていない。 検閲月報が新しい知見と書かれていたが、この部分をもっと解説で書いてあればいいと思われた。教員養成系大学の学生が教養として読んでもいい。
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