わたしは、あなたとわたしの区別がつかない の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
自閉症の著者が、普段どんな風に世界を見ているのか、何を考えているのかについて、とても分かりやすい文章で綴られている。 幼稚園の先生を車だと思っていたり、猫と言おうとして山羊と言ってしまったり、当事者だからこそわかるリアルな視点に学びを得た。 もちろんこれが当事者全員に当てはまる訳では無いということを念頭に置いた上で読むのが大事だと思った。 自閉症の一端を知るのに最適な一冊。
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いろいろな感情が湧き上がってきました。 4歳の時に自閉症スペクトラム症と診断された16歳の藤田壮眞さんが自分自身の過去と未来について書いた本です。 自分自身のことを客観的に取扱説明書のように書いていてすごいの一言しかないです。 この1冊を作り出すまでどれだけの時間を費やしたのか、...
いろいろな感情が湧き上がってきました。 4歳の時に自閉症スペクトラム症と診断された16歳の藤田壮眞さんが自分自身の過去と未来について書いた本です。 自分自身のことを客観的に取扱説明書のように書いていてすごいの一言しかないです。 この1冊を作り出すまでどれだけの時間を費やしたのか、どれだけ沢山の人が関わったのかを想像すると、この本の意味、重みがとてつもないものに感じます。 9章「これからのことについて」で、「もう少し、あとしばらく子供でいい。」と言う壮眞さんは、すでにもう思慮深さを携えた大人なのだと感じました。 「逃げるのは、理想と違う自分を許すこと。たぶん、そういう意味だ。」 繰り返して読もうと思います。
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小説を読んでいるような不思議な感覚だった。 著者の見えている物や感じている事に共感はなかったが、理解はした。 自分が見て考えて常識だと思っている世界が、絶対ではないのだなあと思い知らされた。
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感想 あなたとわたし。世界の基本的な2分法。だけどその境界は意外と曖昧なのかも。だけどその仕切りを外した時どんな姿を見せるのか。
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