有害な男性のふるまい の商品レビュー
長いけど面白かった。いかにもジェンダー問題提起ぽいタイトルと3,200円という価格が原因で世に埋もれてそう。中身は性差についての長谷川眞理子的アプローチの進化本。
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進化心理学の第一人者による、配偶者心理の性差と性的強要の解説 クロゴケグモの性的対立理論という人間以外の生物の話から展開して様々な統計データを元に、男女それぞれの異性に対する心理を事細かに検討している。 俗に言われていることの進化論的説明になるものもあり、現代社会ではむしろ適合...
進化心理学の第一人者による、配偶者心理の性差と性的強要の解説 クロゴケグモの性的対立理論という人間以外の生物の話から展開して様々な統計データを元に、男女それぞれの異性に対する心理を事細かに検討している。 俗に言われていることの進化論的説明になるものもあり、現代社会ではむしろ適合していないものの炙り出しでもあり、恋愛や婚活前の知識としても参考になる。 性的強要という言葉で訳されているが、ナルシシズム、マキャベリズム、サイコパシーというダーク・トライアド特性で、短期的な配偶者戦略を志向する男性が有害なことを起こしやすいと指摘し 、各種性被害を防ぐため、またそういったものを防ぐ社会をつくるための示唆に富んでいる。 暴行時中の麻痺状態を持続性不動状態として一種の防衛手段としたり、事件後のトラウマにも進化的に理由があるとしているのも興味深い。
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キーワードはダークトライアド。 男性著者視点でも暴力、レイプなどがいかに危険かが語られている。 男性にはわからない恐怖が女性には常にあるのかもしれません。
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通勤電車での愛読書だった。スマホのSMSに少し気を取られて、 半分ほど読んだところで、この本を網棚に放置し忘れて下車してまった。 忘れ物センターに問い合わせているが、まだ出て来ない。 続きを読みたいし、読了したいので、 中古本でまたアマゾンで購入をポチってしまっている (20...
通勤電車での愛読書だった。スマホのSMSに少し気を取られて、 半分ほど読んだところで、この本を網棚に放置し忘れて下車してまった。 忘れ物センターに問い合わせているが、まだ出て来ない。 続きを読みたいし、読了したいので、 中古本でまたアマゾンで購入をポチってしまっている (2025/02/19 AM9:20)。 多くの示唆に富む、良本だと思う。 ぜひ、多くの人の目に触れて欲しい。 私の忘れたこの本を目にして拾ったひとも、 もし内容に興味を示し読んで頂けるのなら、 (誠に僭越ながら)読書家でこの本の愛読者である私としては、 望外の喜びでもある。
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2025.1/27 最後の最後で、著者が男性であると知りびっくりした。 著者自身も綴っているが、どれだけ研究しても、自分自身(男)が真の意味で、 女性が虐げられた際の心理状態を理解することはできない。 私は幸いにも(?)経験した性被害は痴漢のみだけど もっとひどい性被害を受けた...
2025.1/27 最後の最後で、著者が男性であると知りびっくりした。 著者自身も綴っているが、どれだけ研究しても、自分自身(男)が真の意味で、 女性が虐げられた際の心理状態を理解することはできない。 私は幸いにも(?)経験した性被害は痴漢のみだけど もっとひどい性被害を受けた人の屈辱は、想像を絶するだろう。 それでも、皮肉なことに、どんだけ研究している著者よりは、彼女たちに寄り添える。 それはもう、「性差」というどうすることもできない事実があるので、致し方ない。 けれど、「性別が違うんだから仕方ない」で終わらせない。 終わらせてはいけない。 そんな想いを、著者からは感じ取れた。 1人でも多く、著者のように考えてくれる男性が増えることを、願うばかり。
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https://www.nikkei.com/article/DGKKZO83445300T10C24A9MY5000/
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国立女性教育会館 女性教育情報センターOPACへ→https://winet2.nwec.go.jp/bunken/opac_link/bibid/BB11587148
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この言葉が適切かどうかわからないが、かなり面白かった。 『有害な男性のふるまい - 進化で読み解くハラスメントの起源』というタイトルから、有害な男らしさが振る舞われる状況や、男らしい社会の形成や、そういう社会の起源に関する本かと思った。だが実際はちょっと違っていて、男女の性差によ...
この言葉が適切かどうかわからないが、かなり面白かった。 『有害な男性のふるまい - 進化で読み解くハラスメントの起源』というタイトルから、有害な男らしさが振る舞われる状況や、男らしい社会の形成や、そういう社会の起源に関する本かと思った。だが実際はちょっと違っていて、男女の性差によるズレ、性別による生存戦略がメイン。 恋愛市場、結婚市場でいかにそのズレ、溝がすれ違いを起こしてきたのか。そしてハラスメントを起こす一部のダークトライアドと呼ばれる傾向がある男性による加害。そのダークトライアド特性がある男性の特徴。そしてなぜダークトライアド特性がある男性が魅力的で、女性たちがそういった男性に惹かれてしまうのかなど、どの章も面白い。 世の中には「女たちは、殴るような男性を好きになる」と嘲る男性たちがいる。 男性たちによる僻みのようにも見えるのだが、実際はそういう殴るような男性たちはサイコパス特性もあって魅力的な人間が多いのである。更にナルシシズム的側面もあることから外見も着飾っている人間も多い。更にマキャベリズム的側面があることから経済的強者も多いのだと言う。 そういう男性たちに惹かれてしまうのは当然だろう。これは決して女性だけではなくて男性もダークトライアド男性に惹かれるのだとういう。 男女間の対立が広がる時代にその溝を埋めるために、男性側に理解と共感を促す本書は個人的にとても勉強になったし、自分自身を見つめ直そうと今一度考える機会をくれた本だった。
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筆者は男性だが、慎重に男性目線だけでなく客観的データを踏まえて女性目線での性に関する考え方、リスクヘッジの方法、嫉妬という感情の形成の背景などが書かれており、学ぶところが多かった。
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とても面白かった。男女間での認識のズレや配偶者戦略について、進化心理学的観点から説明されており、関連する先行研究も多数あったため、なるほどなと思うことが多かった。 ダークトライアド傾向との高さの関連についてはそうだろうなと思うし、多くの男性が害をなすわけではないのかもしれないが、...
とても面白かった。男女間での認識のズレや配偶者戦略について、進化心理学的観点から説明されており、関連する先行研究も多数あったため、なるほどなと思うことが多かった。 ダークトライアド傾向との高さの関連についてはそうだろうなと思うし、多くの男性が害をなすわけではないのかもしれないが、たしかに女性よりかは有害になるリスクは高そうである。 昏睡している女性をレイプするという行為が、ある種の蜘蛛でも同じような戦略を取ることがあるという記述が印象的だった。
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