さんすう の商品レビュー
シリーズの3冊目。 今回は、なんと学級の児童と担任の話ではなく、メインは、算数に苦手意識を持っている2人の子ども(それぞれ学級は違う)と一緒に算数の授業をしている級外の先生の話だ。 その算数の授業は、それぞれの子どもの興味のある話題から九九を導入しようとしたり、たのしい算数...
シリーズの3冊目。 今回は、なんと学級の児童と担任の話ではなく、メインは、算数に苦手意識を持っている2人の子ども(それぞれ学級は違う)と一緒に算数の授業をしている級外の先生の話だ。 その算数の授業は、それぞれの子どもの興味のある話題から九九を導入しようとしたり、たのしい算数の問題を出したりして、「算数に興味を持たないのは、子どものせいではないこと」を印象づけている。 担任の先生が悪い…というわけではない。担任の先生は、たくさんの児童を一斉に見ているので、どうしても、おくれがちな子、あまり教科の内容に興味を持っていない子は、ほおっておかれることになりかねない。それが現状だ。 だからこそ、いつでも通える教室があってもいいし、こういう級外の先生もいて欲しい。 そして、できるならば、教師自身がたのしい授業の実現に向けて努力できるような環境を整えてほしいし、どんな先生もどんなタイプの子どもたちともたのしい授業をしていってほしいなと思うのである。
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