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誰が勇者を殺したか 預言の章 の商品レビュー

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17件のお客様レビュー

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2024/09/07

逃げることは悪いことじゃない 明らかに自分の力が及ばないとき 成果に見合わない働きが必要なとき ただ単純に恐かったとき 逃げることも選択肢のひとつだと思う なにかも捨てて一目散に尻尾を巻いて逃げるのも悪いことじゃない 生き残るのは正しい選択だ ただ困ったことに、なんとなくの...

逃げることは悪いことじゃない 明らかに自分の力が及ばないとき 成果に見合わない働きが必要なとき ただ単純に恐かったとき 逃げることも選択肢のひとつだと思う なにかも捨てて一目散に尻尾を巻いて逃げるのも悪いことじゃない 生き残るのは正しい選択だ ただ困ったことに、なんとなくの罪悪感が残る 人間というのは難儀な生き物なのだ 必要なことはこの罪悪感とどう向き合うかということだ そして結局は戦うことでしか、人は自分を許すことができないのかもしれない

Posted byブクログ

2024/09/06

#読書記録 #誰が勇者を殺したか預言の章 前作の外伝の位置づけ。 預言者の無限の旅の一幕、ある冒険者との関わり。今回は登場するキャラクターたちそれぞれの過去との対峙がテーマ。一度逃げ出しても諦めずに闘うこと。預言者やレナードの姿が胸に迫る。 #読書好きな人と繋がりたい #読...

#読書記録 #誰が勇者を殺したか預言の章 前作の外伝の位置づけ。 預言者の無限の旅の一幕、ある冒険者との関わり。今回は登場するキャラクターたちそれぞれの過去との対峙がテーマ。一度逃げ出しても諦めずに闘うこと。預言者やレナードの姿が胸に迫る。 #読書好きな人と繋がりたい #読了

Posted byブクログ

2024/08/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 「誰が勇者を殺したか」が面白かったため、続編のこの作品を購入したが、全くの期待外れだった。  まず、話のテンポが悪い。前半がレナードのクズさを表現するためだけに使われていて、正直胸糞も悪かったし、本当は流人の命を救うためだったと、明かされても流石に魔人を倒す確率を上げるためとはいえ、半分以上味方の兵士が死ぬまで攻撃を仕掛けなかったり、10倍の報酬ををせびったりという行為は決して褒められた行為では無く、レナードは主人公の器ではないと感じさせられてしまった。  また、前作の良さを潰してしまったことだ。レナードのパーティーがそれぞれザックの両親によって命を救われたという描写はこの作品のキーとなるのだが、両親を強くしすぎた。魔人の将軍相手に善戦したという描写はザックが三代続く勇者一族という風になってしまい、前回才能などより努力が人を惹きつけるという学びを得たのに、結局血統かいとなってしまった。  細かい点で言えば、アルカンド、ノヴァリア、ガスタンという地名が人の名前っぽすぎる。アルカンドについては一度誰だ?と一瞬疑問が湧いてしまった。細かいかもしれないが、反対読みや頭文字を取ったりなどで伏線を張っておらず、特にこだわりがなかったのなら、地名らしい地名をつけて読者にわかりやすく伝わるようにして欲しかった。  ここまで悪い点ばかり挙げてきたが、いい点もあった。一つは勇者一行のその後が少し見れた点だ。魔神に倒されそうになったレナード一行を勇者一行が救ったシーンは、今作と前作が預言者が交わった気持ち良い瞬間だった。他にも、マリアがザックを好いていて、しかもザックが殺されて蘇らせたいなどかなり重い愛だったという点もかなり個人的に好感が持てた。  今作は、前作の良さを消してしまった点とテンポの悪さで☆2をつけたが、後半の世界線が重なるシーンはとても良かった。魔人にも知性があり、逆に騎士道はこっちの方がしっかりしているので魔人を主観とする続編を読んでみたいなと思った。

Posted byブクログ

2024/08/21

続編かと思っていたらこれはまた別の話ですね。 もちろん前回のザック達は出てきますが。 やはり人は一方向から見ただけじゃ駄目ですね。色んな角度から見てその人が見えてくる。 レナードカッコいいよ。

Posted byブクログ

2024/08/20

前巻の登場人物が魅力的だったのもあり、はじめはなかなか入り込めず苦戦。 中盤から冒険にでた目的が明かされ始めてから面白くなりました。 個人的に、終わり方は今回の話しのほうが良かったと思います。

Posted byブクログ

2024/08/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なるほど、前日譚でもあり後日譚でもあるのか。 預言者の辛さがなんか想像できてしんどかったな。 ザックとのレナードの関係が! 上手くできてるなぁ。

Posted byブクログ

2024/08/02

 『誰が勇者を殺したか』の続巻。  『誰が勇者を殺したか』の前の話でもありの、補完でもあり、続きでもある本作品。  読み始めた時は、ロマサガのアイスソードを殺してでも奪うみたいなゲーム2周目でありがちながめつい縛りプレーみたいなお話かと思ったのですが、読み終えてみると、もうひ...

 『誰が勇者を殺したか』の続巻。  『誰が勇者を殺したか』の前の話でもありの、補完でもあり、続きでもある本作品。  読み始めた時は、ロマサガのアイスソードを殺してでも奪うみたいなゲーム2周目でありがちながめつい縛りプレーみたいなお話かと思ったのですが、読み終えてみると、もうひとつの勇者の物語がそこにありました。  読後は胸が熱くなるそんな作品です。  『誰が勇者を殺したか』を読んで、めちゃめちゃハマった私は今巻が発売されると聞いて、どんな話になるのか?とワクワクした反面、どんな話になるのか想像がつかなかったのですが、読んで、ああ、『誰が勇者を殺したか』の続編にふさわしい内容だと思いました。  読み始めは前述の通り、前作のドラクエ感がなく2周目以降にプレイするロマサガみたいながめつさポイントをためていく話かと思っていましたが、良い意味で裏切られます。  そして、『誰が勇者を殺したか』同様、ゲームの中のリアルに気がつける作品でもあります。  それは、ゲームの中の人々は生活をして生きているという当たり前のことです。  ゲームやっているとラスボスを倒すことしか考えないのですが、実はその世界にも敵から逃れてくる人々、敵と戦っている人たちなどなど世界の平和を脅かされながらも日々生きている人がいるということ。  当たり前なのですが、その当たり前にはなかなか気がつくことができない。  そんな気がつけない人々を感じることができる作品だと思います。  ラスボスを倒すのは確かに主人公たる勇者1人なのかもしれません。しかし、世界を守るのは勇者だけではない。  そんなリアルが本作品にはあります。  

Posted byブクログ