ホロニック:ガール の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
割と複雑な設定であり、話自体は大きな/巨大な物語でもあるのだが、その物語を形作るのは「刹那」の「コマ送り」によって取り落とし続ける、『愛の様な痛み』というか。 大体それで合ってます。 とにかく儚い。一つ一つの言葉や仕草、章毎の試みのひとつひとつが愛しくかなしい。 丁寧に折られた世界の皺を畳んで畳んで、広げて新しい宇宙が産まれる。 とてもかなしい。 痛みがあるということは、そこに私がいることであり、同時に誰かがいることの証左だからかもしれない。 取り落とす様に読んで欲しい。
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SFロボットアニメ『ゼーガペイン』の後日譚となる。アニメと小説を発表順に並べると以下のとおり。 1.ゼーガペイン(TVシリーズ) 2.ゼーガペインADP(劇場公開版 TVシリーズ先日譚) 3.エンタングル:ガール(ADPのスピンオフ小説) 4.ゼーガペインSTA(劇場公開版 ...
SFロボットアニメ『ゼーガペイン』の後日譚となる。アニメと小説を発表順に並べると以下のとおり。 1.ゼーガペイン(TVシリーズ) 2.ゼーガペインADP(劇場公開版 TVシリーズ先日譚) 3.エンタングル:ガール(ADPのスピンオフ小説) 4.ゼーガペインSTA(劇場公開版 TVシリーズ後日譚) 5.ホロニック・ガール 【本書】(STAのスピンオフ小説) 本書は『ゼーガペイン』を見ていないと、非常に分かりにくいと思う。たとえ見ていても、わかりにくいと思う(苦笑)。ガチなハードSFで壮大なお話になっている。正直私もよく分かりませんでした。でも、ファンなら読んでおきましょう。 https://zegapain.net/
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高島雄哉『ホロニック・ガール』読了。 ファン待望のゼーガペイン劇場新作STAのスピンオフ。劇場版のSF考証も務める作者によるゴリゴリのハードSFにSTAでさらに盛られ複雑に絡み合ったSF設定を、本編の名台詞「早く生まれておいで。世界は光でいっぱいだよ」を極限まで膨らませ包み込んだ...
高島雄哉『ホロニック・ガール』読了。 ファン待望のゼーガペイン劇場新作STAのスピンオフ。劇場版のSF考証も務める作者によるゴリゴリのハードSFにSTAでさらに盛られ複雑に絡み合ったSF設定を、本編の名台詞「早く生まれておいで。世界は光でいっぱいだよ」を極限まで膨らませ包み込んだ作り込みには読後に思わず「カミナギ...」と漏らさずにはいられない
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