ワンルームワンダーランド ひとり暮らし100人の生活 の商品レビュー
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一人暮らしされている沢山の方々のエッセイと、その部屋の写真。当たり前のことだけど、みんなそれぞれ生活しているんだなーとしみじみした。 今は家族と同居しているので、自分のモノだけに囲まれた一人暮らしの頃が恋しくなる。 最初、『TOKYO STYLE』のような本をイメージしていたので(あれは写真集だけど)もっと皆さんの一人暮らし部屋の写真が見たかったな、と思う。
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100人が、自分の住んでいる部屋について、2枚の写真とエッセーと自己紹介で語る。 若い人が多く、棲家を構築してしまうことにまだ躊躇いがあるのか、サッパリした部屋が多い。濃厚な都築響一の『TOKYO STYLE』との彼我の差を思う。 自分の一人暮らしの始まりのことも思い出す。 ...
100人が、自分の住んでいる部屋について、2枚の写真とエッセーと自己紹介で語る。 若い人が多く、棲家を構築してしまうことにまだ躊躇いがあるのか、サッパリした部屋が多い。濃厚な都築響一の『TOKYO STYLE』との彼我の差を思う。 自分の一人暮らしの始まりのことも思い出す。 最初はやはりサッパリしていたかもしれない。
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職業も住む場所もさまざまな100人のひとり暮らしの記録集。オールカラーなのが嬉しい。 部屋全体が写る写真と、お気に入りのものを写した写真も載せられていて、それぞれの部屋についてのエッセイを読める。 誰かの暮らしをこっそり覗かしてもらうドキドキ感もある。 「部屋は、言葉を話すわけじゃない。でもありったけの息を吸って暮らすわたしたちを、静かに見守ったり叱ったりしているのかもしれない。 記憶も匂いもそこに残って、見慣れたはずの毎日の隙間に、あの恋やあの会話、さみしさ、まばゆさが染みついている。」(「はじめに」より) この「はじめに」の落合さんのエッセイが、めちゃくちゃ良かった。この本を作った意味と覚悟がひしひしと伝わってきた。 ただのゆるふわ部屋紹介本、丁寧な暮らし本などとは一線を画す、唯一無二な本になった所以だと思う。 素のまま、ありのまま、格好つけずにエッセイを書くことは難しい。 しかし落合さんのエッセイがあったおかげか、ちょっとでも良く写るようにという心が消え、素直に今の部屋の状態と向き合って、皆さん書かれていたのがとても良かった。 はじめにを読むと、人づてに寄稿者を募ったことがわかる。 引越しの段ボールが解かれていない部屋、散らかった部屋、動線の床に炊飯器が置かれた部屋、床に本がつまれた部屋など「今このタイミングで見せるつもりはなかった」部屋を見られるのも楽しい。 ひとり暮らしの自由さ、無防備さ、楽しさ、寂しさが詰まった一冊。自分の機嫌をとることを優先した部屋・レイアウトにしている人が多いのも新鮮だった。
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色々な年代の人のワンルームを見ることができたと同時に様々な職種も知ることができて楽しかった。 部屋の間取りや家具の種類によって部屋の雰囲気が全く違って面白い。実家と違い一人暮らしだと住んでいる人の"個性"が色濃く現れるものだなと…乱雑に物が置かれている室内、...
色々な年代の人のワンルームを見ることができたと同時に様々な職種も知ることができて楽しかった。 部屋の間取りや家具の種類によって部屋の雰囲気が全く違って面白い。実家と違い一人暮らしだと住んでいる人の"個性"が色濃く現れるものだなと…乱雑に物が置かれている室内、シワがついているベッドなど住んでいる人の暮らしぶりが感じられるのも良かった。読書好きとしては、どのワンルームにも本棚が置かれていて嬉しい気持ちになった。
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若い人のワンルームでの暮らしぶりを載せた内容かと思ってたけど、違った。 結構年配の方のお部屋も載ってるし、性別もバラバラ。 職業も地域もバラバラなんだけど、なんとなく京都在住の方が多いように思った。ほんとになんとなくなんだけど。掲載にあたって、友人知人に声をかけて貰って…って、最初に書いてあったから、同じような地域が多くなったのかもしれないよね。 お部屋の全体像がなんとなく分かる写真と、どこか(好きな場所とかこだわりポイントとか)に焦点を絞った写真、あとご自身のエッセイ的なものが掲載されています。 お部屋の全体像と言っても、完全な全体像ではなくカメラに収まる範囲内なので、撮影者の背後は分からない…だけど、この感じのお部屋なら後ろは台所かな?とか、こんな風なドアじゃない?とか、色々想像掻き立てられて、楽しく読ませて貰いました。 それぞれにタイトルも付いてて、それがご本人の名前(本名だったり、そうではなかったり)と共に目次に一覧で載ってるから、いい感じに思えるタイトルのページから見ていけるのもいいよね。 2と54の方のお部屋が好み。明るいのが苦手っていう方が割とおられて、ナカマ〜(^^)vってちょっと嬉しかったり。 あと、お布団の抜け殻さんと、カーテンレールのイカが衝撃的だったり(笑) 常に仮のお部屋感覚でいたとか、自室を船に例える方とか、共感できるエッセイにも巡り会えたのが良かったです。 都築響一さんの『TOKYO STYLE』と同じくらい繰り返し読む1冊になりそうな予感。。
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年齢・経歴・職業がバラバラの100部屋と生活とエッセイ。写真もプロフィールも隅々まで読んだ。本当に良い本だなと思う。都築響一の『Tokyo Style』を思い浮かべた人は多くいるだろう。しかし空気感はまるで違う。きっとこの本を読んだ人、みんなが「良かった」と思うはず。
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