ズィーラーン国伝(Ⅱ) の商品レビュー

ローズアン・A.ブラウン(著者),三辺律子(訳者)

2024/11/11

あまりにも目まぐるしくかわっていく局面。
魔法に恋に精霊に家族、そして裏切り。母親殺しのところなんてミステリーの要素もありますよ……
面白くないわけがない。

お互いを殺す運命だった2人が、さらに残酷かもしれない運命にすり変わっていく。それでも惹かれ合う2人、ロミオとジュリエットもびっくりの悲恋具合。

早く続き下さい。

2024/11/05

カリーナを殺す事を目標に、勇者としてソルスタシアの試練を勝ち抜いていくマリク。優勝者の心臓を使って母親を生き返らせたいカリーナ。お互いの死を求める2人は、いつしか強く惹かれ合っていった。大切な者を取り戻す未来と、2人が共に歩む未来は同時には訪れない。ソルスタシアの祭が進行する一方、ズィーラーンの中では相変わらずカリーナを差し置いて権力を行使する評議員たちが権力を振るい、強制捜査が行われていた。女王を暗殺した裏切り者はどこにいるのか？　信用できる者は誰なのか？　

何を書いてもネタバレになってしまいそうなくらい、盛りだくさんな1冊でした。「まさか」の連続で、私に予測できたのは裏切り者のあの人くらい。いよいよ物語はズィーラーンの外へ広がり、魔法の仕組みや神話の真実が明かされていくことでしょう。楽しみで仕方がありません。

2024/10/21

神霊の血族からの続き、原作ではこの２冊で上巻とのことで、うまく前半が終わった。
神霊の血族から物語が一気に動いた。
アデトゥーンデイの死がつらかったかな、、、カリーナのことがやはり好きで彼女を守ると決意したばかりだったのに。。。
裏切者、守ってくれる者、この巻ではっきりした。
カリーナが王国を取り戻せるのか、マリクとの関係がどうなるか楽しみ。