新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙(ⅩⅠ) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
いやあますますおとぎ話みたいになってきたなあ笑 前巻から続く月を狩る熊が塞いだ南への道を巡るお話。 更なる選帝侯も登場してシリーズで一番権謀術数が繰り広げられた気がする。 二転三転の展開が面白かった。 クライマックスのそう来たか感とおとぎ話感がすごい。 それにしてもコルは成長したよなあ。 初期のオロオロした感じはすっかりなくなり貫禄が出てきた。 薄明の枢機卿と言う地位が人を育てたという所だね。 異教の神々の伝承編と銘打たれた本作では初めて月を狩る熊の実態の一端が語られて、今までとは異なる解釈が出てきたわけだけど、この先、どこかで月熊そのものが姿を現す可能性はあるだろうか? 個人的には半々かなと思う。 さて、コルの冒険譚に北の冷たい海での遊泳、燃え盛る屋敷の中からの生還に、夜空の飛行が加わったわけで、確かにどんな物語の英雄ですか?と言いたくなる^^ 次はなにが起こるのかな。楽しみ
Posted by
蝕の予言をめぐる騒動が一段落し、南への道の開削計画に、デュラン選帝候、バーリンド選帝候、ゴブレア選帝候代理のジアッドが協力。 トート・コルとミューリは森を探索し、不法に住み着いていたフォーナンの村の住人と遭遇。和解のための方法を模索。 梟の異端審問官ローシェと出会い、裏で手を組む...
蝕の予言をめぐる騒動が一段落し、南への道の開削計画に、デュラン選帝候、バーリンド選帝候、ゴブレア選帝候代理のジアッドが協力。 トート・コルとミューリは森を探索し、不法に住み着いていたフォーナンの村の住人と遭遇。和解のための方法を模索。 梟の異端審問官ローシェと出会い、裏で手を組むことを提案。 帝国が教会との戦いで力を増すのを防ぎほどほどのところで手を打つ。 月を狩る熊が、精霊と人間との間で争いを止めるために戦っていたという話を聞く。 鼠のヴァダン、狼のミューリ、白鳥のディアナ、黄金羊のハスキンズらの協力を得て解決に向けて動いていく薄明の枢機卿。 異端審問官ローシェにそそのかされコルの暗殺に失敗した選帝候らに、南への道の開削を指示するコル。
Posted by
- 1