赤と青とエスキース の商品レビュー
題名とともに進んでいく物語は、美しく優しく、僕が生きていて取りこぼしたり、見つけられなかった言葉を沢山教えてもらえた気がします。 青山さんの文章の温かさが僕は本当に大好きです。 素敵で鮮やかな一冊でした。
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★3.5 1枚の絵画をめぐる、5つの愛の物語。 額装と絵画のところが好きだったなぁ。 所々、胸がチクチクしながらも、最後までサラサラとよめて、見事に繋がって。読後感も良いですし、手軽に読むには丁度いい小説。オススメです。
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青山美智子さんの恋愛は新鮮で面白かった! 最後衝撃!!直ぐにまた初めから読み返したくなる本は初めて!また読み直そう。 エスキースから額を作って漫画家さん、そしてブーとレイ…全てのお話が繋がる快感は青山美智子さんの小説でしか得られない感覚だな。
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4.5 エスキースがつなぐ短編集かと思ったら最後びっくり!! レイとブーが! 1つ1つのお話もよかったのですが、最後2人の人生が落ち着くところに落ち着いてよかったなぁとしみじみ。 改めてまた読みたい
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読みやすく、共感しやすく、不快な気持ちにならず、先が気になり、また最初から読みたくなる。 いろんな出会い。絵画の良さ。額縁にも想いがあること。メルボルンも行ってみたいな。
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エピローグを読んで、ブーとレイがずっと登場していたことに気づいた。2人が歩んできた人生とこれからの未来を見せてもらえた気分だった。 赤鬼と青鬼のパートからエピローグはずっと泣きそうになりながら読んだ。
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連作短編って、ちょっと推理小説に似てると思う。 次々に変わる視点を追っていくと、最後には、読者しか知ることができない景色が立ち上る。 一枚の絵が繋ぐ連作短編。 登場人物はゆるやかにつながっていて、 時間軸もどうやら少しずつ変わっているみたい。 毎回、次は誰かなー・・・ あれ...
連作短編って、ちょっと推理小説に似てると思う。 次々に変わる視点を追っていくと、最後には、読者しか知ることができない景色が立ち上る。 一枚の絵が繋ぐ連作短編。 登場人物はゆるやかにつながっていて、 時間軸もどうやら少しずつ変わっているみたい。 毎回、次は誰かなー・・・ あれ?関係ないのかな? わぁ、こんなニッチな関係をクローズアップしちゃうの!? ほらほら、やっぱり絵がキーワード。 なんて思いながら読み進めていたのだけど、 びっくりした。 もぅ、これ以上何を言ってもネタバレになっちゃうから不用意なこと言えないけど、びっくりしたのです 笑 ほんとにね、 連作短編は、推理小説に似てると思う。 最後まで読んだ後、もう一回確認したくなる感じとかね 笑
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ふたりの温かい人生を、様々なかたちで読むことができて、心から幸せだった。若いふたりの愛しいだけの情熱的な想いも、そこに悲しみが混ざった気持ちも、歳を取って感じる深い愛情も、言葉だけで人の感情をこんなにも繊細に書き分けられて伝えられるのってすごい。読み終えた後は自然と涙がでた。 エピローグの『眉が世にも美しい歪みを作った』という文章がすごく好き。 ― 25.02.08
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泣けました。特にもう後半から。 素敵な話。一旦感想欄みないで、 没入して楽しんで欲しいです。 胸がいっぱいになります。
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ふたりの恋のはじまりから紆余曲折の30年を経てもなお「俺たちは、これからやっと本番の絵を描き始められる気がする」なんて、かっこよすぎです。 絵と額縁が完全にマッチした状態のことを、完璧な結婚と表現する、なんて粋なんだろう。額職人という仕事もはじめて知りました。これからは絵をみる時...
ふたりの恋のはじまりから紆余曲折の30年を経てもなお「俺たちは、これからやっと本番の絵を描き始められる気がする」なんて、かっこよすぎです。 絵と額縁が完全にマッチした状態のことを、完璧な結婚と表現する、なんて粋なんだろう。額職人という仕事もはじめて知りました。これからは絵をみる時には額縁もしっかりみたいと思いました。 自分の語彙力のなさで、この感動の半分も言葉にできませんが、出会えたことに感謝の一冊です。
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