自民党はなぜここまで壊れたのか の商品レビュー
政治改革挫折の歴史: 派閥解消≒自民党のエクストリームスポーツ 政治改革の原点は三木武夫 自民党の賞味期限は二十年 田中角栄よりも最悪の闇将軍=竹下登 小沢一郎と兵制の政治改革が残したもの 総主流派体制の強化 単なる劇薬・小泉改革 これでいいのだ安倍誠二 政治に絶望する10の理由...
政治改革挫折の歴史: 派閥解消≒自民党のエクストリームスポーツ 政治改革の原点は三木武夫 自民党の賞味期限は二十年 田中角栄よりも最悪の闇将軍=竹下登 小沢一郎と兵制の政治改革が残したもの 総主流派体制の強化 単なる劇薬・小泉改革 これでいいのだ安倍誠二 政治に絶望する10の理由: 政治とカネ 理解不能の謎ルール 選挙制度 自民党総裁選 自民党派閥 政策立案能力に問題 国会で議論なし 手つかずの参議院 野党第一党 採用と出世システム ひれ伏して詫びよ: 綱領・組織・議員 オーストラリア型小選挙区制
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楽しく読めたけど、まとめるのにめっちゃ時間がかかった…。 中選挙区制の弊害がなかなか分からなくて、色々と調べてやっとわかった。 でも小選挙区制になったからといって、全てが解決するわけでもなく。 ただ、中選挙区制の同士討ちよりはまし、ということでしょうか。昭和の政治家はある意味豪快な人が多かったような印象だけど、そりゃあれだけ内ゲバやってたら、外のこと見る余裕なんかなくなるよな。 まぁ小選挙区制てサラリーマン化したのも問題だけど。 雑学が多くて読んでて楽しかった。 三木武夫の「男は一回勝負する」とか、「バスの発車に最後まで反対するくせに、いざ発射すると運転席にいる人間」とか思わず笑っちゃった。 あと、ハマコーさんが全編に出てきただけでなく、最終章でめっちゃ紹介してた。 唯一の解決策、近代政党を2つ作る、が私にはハードル高そうな気がする。 例に挙げてたイギリスやアメリカの制度はとってもいいんだけど。
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p132 小泉は現職総理のとき、月1回、松野頼三という三木の軍師に教えを請うていた p184 田中角栄は目的に向かって物事を効率的に進めることはできるのですが、目的そのものの合理性を判断できない人でした。目的合理性には優れているけれど、価値合理性は零点です p190 日米繊維...
p132 小泉は現職総理のとき、月1回、松野頼三という三木の軍師に教えを請うていた p184 田中角栄は目的に向かって物事を効率的に進めることはできるのですが、目的そのものの合理性を判断できない人でした。目的合理性には優れているけれど、価値合理性は零点です p190 日米繊維摩擦を解決 つくづく角さんは、トップにならなければ本当に優秀な政治家です p228 マックス・ウェーバー 最高の官僚は最悪の政治家 例 東條 田中角栄 だれかに使ってもらえるときは優秀だけど、自分で何かを決める才能はない 宮沢喜一 通訳としては最高だったけど政治家としては無能だった p239 ハマコー 中国は自分の意志と力で生きているが、日本は違う。日本はしょせんI hope peaceにすぎない。I want peaceでなければ、国際社会では生き残れない。日本は平和を希望すると他人任せでなく、私は平和を欲すると自分の意思をもたなければならないと絶叫していました。
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タイトルの答えは 『近代政党に変化するチャンスを逃し続けた』から (読み間違いはご容赦)政治改革を本書が説明する 前半はおなじみの倉山流政治史解説「政治改革編」 それを踏まえて日本の政治のダメ部分、政治と金は 矮小化したが、根本的に「国の舵取りする政治家」 が税金使い余計な事(利権調整)に忙殺してんな! 他、公職選挙法・小選挙区制・自民党総裁選・角栄 ブーム・政策立案能力・国会の有り様・参議院制度 ・野党と滅多切り、最後にタイトルにある自民党の 国会議員を育てられない構造を書き連ねて「近代政 党」とは何かが浮き彫りにされ、読者は最終章にて ズッコケさせられる・・・浜田幸一(ハマコー)の 野性的な真理を言い当ててきた歴史が、そのまま自 民党の病巣を指している構造
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