あなたを待ついくつもの部屋 の商品レビュー
帝国ホテルを舞台にした短編集。 「しあわせは……」が一番好き! 「子どもが成長して大人になるのではなくて、自身の内の子どもを守ることが、大人になるということなのかもしれない。」 「求めるしあわせは、年齢によって変わり続ける。けれどけっして変わらないものもある。変わらないしあわせほ...
帝国ホテルを舞台にした短編集。 「しあわせは……」が一番好き! 「子どもが成長して大人になるのではなくて、自身の内の子どもを守ることが、大人になるということなのかもしれない。」 「求めるしあわせは、年齢によって変わり続ける。けれどけっして変わらないものもある。変わらないしあわせほど、なんでもなくささやかなものだ。しあわせは、子どものままで会える友だち。」 帝国ホテルって東京だけじゃなく、大阪と上高地にもあったのね。赤い屋根がステキな上高地の帝国ホテルのマントルピース見たい!
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とても短いお話が40話。7月末に購入してから、1.2話を読めない日もありつつゆっくり読みました。これは帝国ホテルに泊まりながら読んだら最高だろうな。杉本さなえさんの絵も素敵だし、いつか宿泊できる日まで大切に本棚にしまっておこう。
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とてもよかった! ショートショートなのでとても良いところで終わってしまうし、もっと続きを!と思うのだけど、帝国ホテルの会報誌に連載されていた物をまとめたということで納得。 帝国ホテル憧れるなぁ。 なかなか行くこともないし、ハードルが高いのでこの本で行った気分を味わえた。 上高地も...
とてもよかった! ショートショートなのでとても良いところで終わってしまうし、もっと続きを!と思うのだけど、帝国ホテルの会報誌に連載されていた物をまとめたということで納得。 帝国ホテル憧れるなぁ。 なかなか行くこともないし、ハードルが高いのでこの本で行った気分を味わえた。 上高地も行ってみたい。
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装丁が素敵…なんだけどショートショートすぎてちょっと飽きちゃったかな。どこかで繋がってたりしたら良かったんだけども。帝国ホテル憧れる
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帝国ホテル発行の会報誌「IMPERIAL」で11年間にわたって連載した、全国3か所の帝国ホテルを舞台に織りなす、角田さんらしいいろいろが詰まった42編のショートショート。
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地元の大学を出て、東京での一人暮らしが決まった「私」を母はやや強引に『帝国ホテル』のバーに連れて行った。 ——東京はせわしないけど、ホテルというのはいつでもどーんとそこにあるから、安心するのよ—— 人はいやおうなく歳をとるし、街の景色も変わってしまうと、元の姿を思い出すことは難...
地元の大学を出て、東京での一人暮らしが決まった「私」を母はやや強引に『帝国ホテル』のバーに連れて行った。 ——東京はせわしないけど、ホテルというのはいつでもどーんとそこにあるから、安心するのよ—— 人はいやおうなく歳をとるし、街の景色も変わってしまうと、元の姿を思い出すことは難しい。 時が流れてもそこにあり続ける老舗ホテルは、そんな人々の思い出を預かってくれているのかもしれない。 もちろん、過去へと時間旅行するだけでなく、人生の転機に初めて一人で来てみた、泊まってみようと思ったという人もいて、新しい自分だっていつでも始められる。 帝国ホテル発行の会報誌に11年間にわたって連載された、42編のショートショート。舞台はすべて、東京、大阪、そして上高地の帝国ホテルらしい。 私の記憶が確かならば、はっきり「帝国ホテル」と書かれているのは最初の一編だけだった気がする。 ホテルの存在が大切な作品だけれど、読み進むうちにホテルはすぅっと背景になって、人が主役になっていった。 そうそう、もうひとつ「どーんとそこにある」のは、山。 テレビで見たことのある、上高地帝国ホテルのマントルピースは、ぜひ本物を見てみたいものです。
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帝国ホテルにまつわるショートショート。 それぞれの人の思い出や思い入れがあって、ほっこりしたり切なくなったり。 自分はあまりぐっとこなかったけど、ショートショートが好きな人にはいいかも。
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帝国ホテルを舞台にしたショートショートでいずれの話も想い出とホテルがリンクしたような心温まる系。 それぞれのホテルやバイキングやバーに行ってみたくなるけれど、惜しむらくはお値段的にそんな気軽には行けないことか。
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図書館で借りて読みました。 とても気に入ったので、自分でも買おうと思ってます。また、今度帝国ホテルに行ってみようと思います。
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本のサイズ感とメルヘンな装丁が可愛い。 楽しみにしていた角田さんの新作は3つの帝国ホテルを舞台に織りなす掌編小説。 一話が5~6頁ほどで42編が収録されている。 ホテルにはドラマが一杯。 ノスタルジーを感じるものから家族の秘密まで盛りだくさんな内容。 掌編だが景色や人物の表...
本のサイズ感とメルヘンな装丁が可愛い。 楽しみにしていた角田さんの新作は3つの帝国ホテルを舞台に織りなす掌編小説。 一話が5~6頁ほどで42編が収録されている。 ホテルにはドラマが一杯。 ノスタルジーを感じるものから家族の秘密まで盛りだくさんな内容。 掌編だが景色や人物の表情まで浮かんで来るのは、角田さんの洗練された筆致ならでは。 特に印象に残った作品は 「母と柿ピー」「月明かりの下」 「父の秘密」「私のはじまり」 「もうじき会える」。 余韻に浸る間もなく場面が切り替わってしまうので一気に読むより隙間時間や外出のお供に最適。
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