変わり種切手大図鑑 の商品レビュー

荒牧裕一(著者)

2024/09/15

中学生時代から47年間、変わり種切手専門に収集してきた
著者が、世界中の多種多様な変わり種切手を紹介し、解説。
・はじめに
序章 変わり種の変遷
第1章 変わった形の切手　第2章 特殊な材質の切手
第3章 特殊な印刷の切手　第4章 異物が添付された切手
第5章 アイデアが光る切手　第6章 別物仕様の切手
・あとがき
コラム 0～12、参考文献・資料有り。

1850年代には早くも登場した、変わり種切手。
形は、三角、多角形、丸形、ハート形などの他、
小型シートの変形も。ハガキよりも大きかったり、
小指の爪よりも小さいのもある。
材質は、金属製、布、プラスティックに透明素材、木製、
革やゴムなど。磁器やガラスもある。
印刷は、立体やホログラム、スクラッチ、香料入りなど。
日本では香料入り切手が、かもめーるのＢ賞賞品になったことも。
添付は、クリスタルガラス、種子、布、ＬＥＤなど。
ダイヤモンドや宝石入りまであってびっくり！
第一次世界大戦中の貨幣代用は、その時代ならでは。
レコードやＣＤ、トレカ、クレカ、コロナ禍でのマスク、
トレペ･･･む～何でも有りな感じがしてきたぞ。
小国の国家収入に有益さもあって、トンガやシエラレオネ、
ブータンなどの切手は面白い。旧アラブ土侯国の切手も同様に。
また、複数国での共同発行もある。
切手の使用例や拡大画像があるのも、ありがたい。
これほど様々な切手があるのを知ることが出来て、良かったです。
刺繍やレース編み添付の切手は、実際に見てみたくなりました。