サマーゴースト の商品レビュー
ちょっと読む時期逃したかー感が強い。読みやすいことには違いないが、濃密度は物足りない。ただ、文章を読んでるだけでかなり映像が鮮明に頭の中で再生されていた。それはやはり著者の実力なんだろう。どうやらかなりダークなものも書いているみたいだし、積読が消費できたら手をつけてみるか。
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映画が好きで、本も購入して、久しぶりに読み返しましたが、読み返していて、とんでもない母親だったな……!と思いました。 乙一さんは、別作品も読みましたが、この作品は、怖いというよりメッセージ性の方が強いので、夜でもゾワゾワせず読めました。
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主人公の悩みは思春期特有の言葉にできない悩みを思い出された。 もう今になれば「そんなことで」と思うが、当時の自分なら共感しながら読んでいたのかなぁ。 大きな展開も刺激もなかったけど、読みやすかった。
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内容的には同じく乙一氏の著書『一ノ瀬ユウナが浮いている』と同じプロットというかB面というか姉妹本にあたるらしい。こっちも青春。涙もろい人が読むとちょっと泣くタイプの作品。
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アニメ映画のノベライズで『一ノ瀬ユウナが浮いている』の姉妹作。 短くてさらっと読めるので、中高生にオススメ。生と死がテーマですが重くなく読後感も良かった!
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「生きる意味」を考えさせられる本でした。 普段の生活から「生きる意味」を見つけ出すことは難しい。嫌で嫌で何もかも投げ出したい時だってある。けれども生きなくてはいけない。 そんなことを考えながら生きるって難しいことだなと改めて思いました。 また、登場人物一人一人の丁寧で重みがあるセ...
「生きる意味」を考えさせられる本でした。 普段の生活から「生きる意味」を見つけ出すことは難しい。嫌で嫌で何もかも投げ出したい時だってある。けれども生きなくてはいけない。 そんなことを考えながら生きるって難しいことだなと改めて思いました。 また、登場人物一人一人の丁寧で重みがあるセリフにハッとさせられました。
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※このレビューにはネタバレを含みます
3人の死にたい高校生が夏にだけ現れる「サマーゴースト」に会いに行き、遺体を探す話。 登場人物の命や恋愛模様、線香花火や夏といったパーツにいたるまで、すべてがどこか儚い美しさを抽出して書かれています。 そうした儚く脆いものが生きていくための「つながり」につながっていくというところがキャラクターのあたたかみにも、作品の土台のようなものにもなっていると感じました。 ラストも見たいところがきちんと見られて、起こり得ない奇跡とあるかもしれない事象のバランスが絶妙で、夏や幽霊といった言葉を本当に大事にして書かれた物語でした。 短い作品であるため生や死について深く掘り下げられてはいませんが、だからこそ思春期などに訪れやすい「自ら望む死」の上澄みのような美しい部分だけが描かれているのだと思います。 著者の他作品には死を扱ったものが多くあるので、深く掘り下げられた著者の死生観の物語を読みたいなら別タイトルの長編小説を読むほうが良いです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
パイセン本。主人公の友也は自殺系サイトで知り合った春川あおい、小林涼と連れ立ち3年前から目撃情報が出ている「サマーゴースト」を見つけるため郊外の飛行場跡地へ出かける。そこで花火をしていると出てくるらしい。果たして線香花火が大きな音をたてて閃光を放った瞬間、時が止まり「サマーゴースト」こと佐藤絢音が現れる。友也の母親がだいぶ毒親でしたね。かなりヤバい奴で友也が可哀想でしょうがない。そりゃ生きているのも辛くなる気持ちもよく分かる。それでも佐藤絢音との交流で生きることを決意した事に感動です。短くて一気読みでした。
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生きる意欲を失った全ての人たちへの応援歌 ※ 以下、ネタバレを含みます。 個人的雑記となります。 時間の許す方のみ、お付き合いください。 ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー キリスト教と無神論の間に生まれ...
生きる意欲を失った全ての人たちへの応援歌 ※ 以下、ネタバレを含みます。 個人的雑記となります。 時間の許す方のみ、お付き合いください。 ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー キリスト教と無神論の間に生まれた少年 乙一さんと言えば、おそらくはウルトラマンジードの脚本をされたことで広く知られるようになった方。今回のこの主役の立ち位置は、まさに、円谷さんの原点を見ているかのように思えました。 飛行場跡というのも、飛行士になる夢を諦めた代わりに、特撮の神様になった円谷英二さんの面影を感じます。 光が遮断されているはずの時間停止の中でも、世界が見えている・・・その時点で、私たちが見ている景色は、五感で再現するもの以外の、何か不思議なものに影響されていると思えてきます。実際、私たちも時間停止したら、止まった時間の中で「〜秒」という概念に意味はありませんが、せめて目安は、私たちの呼吸と心臓の鼓動の回数になるでしょうか。それを言い出したら、そもそも止まった時間の中でなぜ動けるのか。心臓は鳴り続けているのか、声を出して音が響くのだろうか・・・不思議なことだらけです。それでも成り立ってしまうのがこの世界観であり、そういう不思議に、実は私たちの実在の世界も関わっているのではないかという、奇妙な高揚感が、物語を楽しませてくれる味わい深さとなっています。 まさに、主人公の少年が愛してやまない美術を、暗闇の中でもはっきりと見つめることが出来るのは、人は、光や美しさを認めるのは、ただの科学的な演算の結果のみではなく、もっと不思議な、魂に似た何かによって影響されているからなのではないかと___幻想的なシーンを交えて、伝えてくれているように思えます。 象形学-フォルモロジー-と心の美しさに見られる相似性も面白かったです。 留まることも向かうことも 魂と心が決めているのなら 見たい景色も愛しい姿も この魂とこの心が望んでいること であるならば 夢で聴いた言葉も夢で見た笑顔も 自分が望んだ都合のいい願望であると同時に 本当にそこにあるものだと——— そう思っても、いいのではないだろうかと、そんなことをふと考えました。 年上になってから逢いに来て 時間が止まった美しい女性に恋をした少年は その迂遠な告白に応えるため 今この瞬間を生きていく 衰え 老いていくことは恥ではない むしろ 昨日まで出来たことが出来なくなっていくことを 受け入れ それでも生きていく姿は どうしようもなく格好いいものだから 苦しくて逃げたくなるときでも 自分が心から慕う人が 痛みや悲しみに誠実に向き合う姿を見せてくれるなら もう少しだけ もう少しだけ と信じて生きていける それは誰かに隷属することのない 自分自身の魂の自由であると同時に、 人は、他の誰かを愛し、慕い、絆を守り、 育てていこうとする「共同体」の中でこそ、 生きていく勇気を得られる証なのかもしれない ウルトラマンジードを記した乙一さんが観る死生観とは、まさしく、「ぼくたちみんなでウルトラマンなんだッ!」に込められている気がしました。
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ゴーストとの交流により,自分自身の生の価値と有り様を見つめ直す.ありきたりなプロットではあるけれど,大人が思っている以上に現代のティーネイジャは死生観や自らの存在意義を考える切っ掛けがないのかも知れない.長寿命化が,そんなところにも影響を与えている可能性に思い至った.
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