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伯爵と三つの棺 の商品レビュー

4.1

29件のお客様レビュー

  1. 5つ

    12

  2. 4つ

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  3. 3つ

    6

  4. 2つ

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2024/11/08

設定に対して意外な程に読みやすい。それでいてミステリとしての読み応えもある。面白かった! 求めていたものがこないまま終章かと思いきや……そうでなくっちゃ!

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2024/11/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

伯爵書記官の視点で綴られる、フランス革命期のあるヨーロッパの国のお話 身分制度についても考えさせられつつ、殺人を追うミステリ 伯爵がとてもまっすぐ爽やかでかっこよくてニコニコしてしまった

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2024/11/04

舞台は18世紀フランス革命の頃。うわ、世界史の知識0だわい!と敬遠するなかれ。非常に読みやすい最新科学技術なしの王道ミステリー。何回ひっくり返すの!? と吃驚するので期待しても良いかも知れない。大きな感動はないけどジワジワと余韻の残る部分あり。

Posted byブクログ

2024/10/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

語り調で紡がれる物語は、まるでお伽話を連想させます。(実際、物語の舞台はフランス革命期) そのため強い没入感を味わうことができるはず、、、というのは、自分の都合で細切れでしか読めなかったので、その辺が少し後悔しています。 三兄弟の出自にまつわるあれこれや、誰がどういう理由でアダロを殺したのか、散りばめられた謎の多くは手記によって明らかになっていきますが、この手記もなかなか厄介だったりします笑 最後、すべての謎が明らかになったときは、じわっと切なさを感じました。

Posted byブクログ

2024/10/22

フランス革命の時代、中欧継水半島を舞台に貴族の娘の私生児の三つ子が成り上がるためにせざるを得なかった犯罪の行方。下流貴族の次男の私視点で進む物語はその謎解きと背景動機の解明の面白さと三つ子や伯爵との友情など人物の魅力で最後まで一気読み。

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2024/10/18

今までの潮谷作品とは一味違う! 嫌な意味じゃなくて、癖がなくて読みやすいけど重厚 歴史物、しかも舞台が海外か〜と思って身構えたけど、するする読めた 物語は最後まで二転三転して目が離せないし、登場人物達もみんな魅力的 読み終えると、帯の「人の業の悲しみ」という一文がいっそう胸にく...

今までの潮谷作品とは一味違う! 嫌な意味じゃなくて、癖がなくて読みやすいけど重厚 歴史物、しかも舞台が海外か〜と思って身構えたけど、するする読めた 物語は最後まで二転三転して目が離せないし、登場人物達もみんな魅力的 読み終えると、帯の「人の業の悲しみ」という一文がいっそう胸にくる

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2024/10/14

中世北欧の小国で起きた殺人事件、推理は科学的根拠に基づいたものでなくても、ミステリアスな展開と当時の貴族社会の暗部に振り回された容疑者達の出自に関わるどんでん返しの連続、フランス革命の余波も絡めて物語を深く掘り下げたものにしている

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2024/10/11
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警察機構がまだない1790年代あたりのお話。 伯爵の政務書記の回顧録が現代で見つかった体で、回顧録を読む形で物語が進む。 全八章仕立ての回顧録が発見された時に一緒にあった二通の手紙が補足文献として添付されるラストが終章で解決したと思わせて、さらに真相に迫っている作りになっており、にくい演出となっている。 またクレジットをあえて最後に持ってくることで、作中の当時の服装の写真や地図のラフといった細部まで作者が手掛けている点も驚かされる。 (YouTubeチャンネル「ほんタメ」にて担当編集者様が発言)

Posted byブクログ

2024/10/05

#読書記録 #伯爵と三つの棺 18世紀のヨーロッパを舞台にしたミステリ。 ひとりの中流階級貴族の回想手記の形式で、「三つ子事件」と呼ばれる殺人事件とその後の顛末が語られる。見えていることが必ずしも真実とは限らない、意外な結末だった。 #読書好きな人と繋がりたい #読了 #ミ...

#読書記録 #伯爵と三つの棺 18世紀のヨーロッパを舞台にしたミステリ。 ひとりの中流階級貴族の回想手記の形式で、「三つ子事件」と呼ばれる殺人事件とその後の顛末が語られる。見えていることが必ずしも真実とは限らない、意外な結末だった。 #読書好きな人と繋がりたい #読了 #ミステリ

Posted byブクログ

2024/10/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ストーリーを楽しみたいのにオリジナルの国政や単位やらを把握しなければならないというのが億劫でファンタジーものが苦手なので、冒頭数ページで「うわダルいなやめようかな…」と諦めかけたのだけど、諦めずに読み進めたらそこからスイスイ行った。 ミステリーものとして評価が高くて、「絶対に読んで!」との書評も見かけたので読んだのだけど、そんなに大絶賛されるほどの面白さは見いだせなかった。といっても批判ではなく、この先どうなるんだ!そうだったのか!と期待した気持ちが下回りも上回りもせず、「あ~なるほどね~ハイハイ~」というのが終始続いた感じ。 大きいネタ?トリック?のひとつが「四兄弟…」の時点で察せてしまうのが惜しかったな…。ある程度ミステリーを読んできた、どんでん返しとか好きな人はわりと簡単に気付いてしまうのでは?と思う…。そこにもうひとひねりあったらなあ。いや、良くも悪くもすべての手札を明かしたうえで挑んでいるともいえるので、とてもフェアで素直なんだろうな。 前述したように設定がややこしいのもあって分厚く思えたけど、無駄がなく、スムーズに展開するのでサクッと読める。読み応えはあって楽しめました。器用で力のありそうな作家なので他の作品にも期待。

Posted byブクログ