この世からすべての「ムダ」が消えたなら の商品レビュー
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なんかムダな時間過ごしちゃったなーと思うことが続いたときに、思わず手に取ってみた本。 いわゆる時間やお金の面だけでなく、一方では良いと認識されているリサイクルのことまで、ありとあらゆる場面での「ムダ」について書かれていた。 結論、万人にとってのムダってないんだな、と。 一方向から見れば効率的に見えることでも、逆方向から見ればムダではないことであったり、そもそもムダとそうではないことの厳密な境界線を引くのも難しい、というのが分かったかな。 リサイクルとかも、もちろんするに越したことはないのだろうけど、結果的にリサイクルしたことによる発生するプラスのエネルギーはムダではないのかと考え出したらキリがないと思うと、そこまで自分を追い詰めなくてもいいのかなと。 「あームダだった!」でネガティブに終わる自分が多かったけど、「いや、実はそうでもなくない?」と少しだけプラスに考えられるようになった本ではあったかな。 あとは著書外国人だと、やはり文化や背景違うからどんなにいい訳者さんでも理解が難しい部分もあった。 今後本選びの際に気をつけたい。
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ムダのない世界はどんな姿になるのか。 ムダを、望まれておらず、差し引きするとマイナスになり、避けることができる物事と定義する。 私たちは「AかBか」から議論を始めようとするが、本来ならそれは最後の問いでなければおかしい。最初に問うべきは「私たちは何に価値を置いているのか」であ...
ムダのない世界はどんな姿になるのか。 ムダを、望まれておらず、差し引きするとマイナスになり、避けることができる物事と定義する。 私たちは「AかBか」から議論を始めようとするが、本来ならそれは最後の問いでなければおかしい。最初に問うべきは「私たちは何に価値を置いているのか」である。
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目次 はじめに ムダのない世界に向けて ムダとは何か 【第Ⅰ部】ムダと環境 ゴミ処理はムダだらけ?/透明なプラスチックの不透明な問題/ リサイクルがかえってムダを生む?/水問題に潜むムダ 【第Ⅱ部】ムダと経済 スマートフォンから生まれるムダ/ファッションの大量消費/ 返品文...
目次 はじめに ムダのない世界に向けて ムダとは何か 【第Ⅰ部】ムダと環境 ゴミ処理はムダだらけ?/透明なプラスチックの不透明な問題/ リサイクルがかえってムダを生む?/水問題に潜むムダ 【第Ⅱ部】ムダと経済 スマートフォンから生まれるムダ/ファッションの大量消費/ 返品文化が消費行動を変える?/誰もが嫌悪する食品ロスの真実 【第Ⅲ部】ムダの科学 CO2がどのように生まれ、悪影響を及ぼすのか?/ 発電方法と電気使用から見るムダ/非効率な太陽エネルギーの使われ方 【第Ⅳ部】ムダの哲学 お金のムダ/時間のムダ/発揮されない潜在能力/浪費される命
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