ヴェルサイユの祝祭 の商品レビュー
はじめに 〈魔法の島の喜び〉 序フランス・バロック・オペラの成立をめぐって 第1章 バロック・オペラの下地 1 フィレンツェにおけるイタリア・オペラの誕生 オペラの誕生 ギリシア神話とローマ神話 モテヴェルディの〈オルフェオ〉 バロック・オペラとプロローグ オルフェウ...
はじめに 〈魔法の島の喜び〉 序フランス・バロック・オペラの成立をめぐって 第1章 バロック・オペラの下地 1 フィレンツェにおけるイタリア・オペラの誕生 オペラの誕生 ギリシア神話とローマ神話 モテヴェルディの〈オルフェオ〉 バロック・オペラとプロローグ オルフェウスとエウリュディケの物語と絵画 「首」にまつわる物語 モローとギリシア神話 ギリシア神話における欲望肯定型と欲望否定型の対立構図 2 リュリ、パリにゆき「大姫君」に仕える 3 フランスにおけるイタリア・オペラの受容 マザランのイタリア音楽家招聘策 ロッシ〈オルフェオ〉のパリ公演とリュリ ロッシの〈オルフェオ〉 ロッシの〈オルフェオ〉と〈ポッペアの戴冠〉の比較 4 フランス宮廷歌謡 ランベールの宮廷歌謡(その一) モンテヴェルディのマドリガーレとの比較 ランベールの宮廷歌謡(その二) ランベールの宮廷歌謡(その三) リュリ、大姫君のもとを去る 5 宮廷バレエ 王の踊る宮廷バレエ 〈カサンドルのバレエ〉 〈バッキュスの祭りのバレエ〉 〈夜のバレエ〉 王の踊った最後のバレエ〈素晴らしき恋人たち〉 宮廷バレエとカーニヴァル なぜ王は踊ることをやめたのか 6 コメディ・バレエ コメディ・バレエの誕生 フーケの失脚 「ドン・ジュアン」 貴族とブルジョアの対立の上に立つ絶対王政 〈町人貴族〉 第2章フランス・オペラの確立 1 リュリがオペラ政策の実権を握るまで リュリとモリエールの仲たがい ペランとカンベールに先をこされる リュリが実権を握る 2 〈カドミュスとエルミオーヌ〉「音楽悲劇」の誕生 台本の基になっているギリシア・ローマ神話 プロローグの役割 本体のあらすじ バロック・オペラの筋の二重性 エウロープの物語 カドミュスとエルミオーヌの孫アクタイオンの物語 聴きどころ 建国の英雄と音楽(ハーモニー)の結婚 3 〈アルセスト〉ダブル・プロットをもつ異色作品 題材選択の意図 エウリピデス作の「アルケスティス」 「アルケスティス」の絵画表現 キノーが元の話(ギリシア悲劇)に加えた変更・追加点 〈アルセスト〉のあらすじ キノーによる追加・変更の意味について ペローによる〈アルセスト〉の考察 ギャラントム(女性に優しい男性)という理想像 キノーの〈アルセスト〉における恋愛のテーマ オペラのスペクタクル(見世物)性 聴きどころ 4 〈アティス〉王のオペラ 題材となっているオウィディウスの物語 シベールとアティスの神話 聴きどころ 5 〈アルミード〉晩年の最高傑作 『エルサレム解放』と〈アルミード〉 〈アルミード〉と帝国の理念 ニコラ・プッサン 〈アルミード〉のあらすじ 聴きどころ 第3章バロック音楽の特徴を楕円のイメージで探る 「バロック音楽」という用語の歴史 「バロック」の語源 通奏低音 協和音と不協和音の対比 アレゴリー表現 感情表現の二極 終わりに あとがき
Posted by
- 1