物語を継ぐ者は の商品レビュー
違国日記のifみたいな設定だなと最初思いましたが、創作と成長を描いた非常にいいYAでした。ちょうど八犬伝の次に読んだので、何になるわけでもない虚構への情熱が心を燃やすという思わぬシンクロもよかったです。端正な作ですが予定調和外の何かが1つくらいあっても良かったかな。
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図書館本。読み始めたら、面白い。交通事故で亡くなった作家のおばさんの遺作の続きを代理で書くように勧められた中学生の話でした。この先どうなるんだろう?ドキドキしてきた。
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本好きの人にはたまらない話だと思う。そして本好きの思春期の子たちには胸に刺さる内容。 愛読の児童書が自分の叔母だった事を知り未完の物語を亡くなった叔母の代わりに書くことになる。その大変さや物語の世界の体験は自分が考えている事しか進まないがその世界での成長と現実での初めての母親に...
本好きの人にはたまらない話だと思う。そして本好きの思春期の子たちには胸に刺さる内容。 愛読の児童書が自分の叔母だった事を知り未完の物語を亡くなった叔母の代わりに書くことになる。その大変さや物語の世界の体験は自分が考えている事しか進まないがその世界での成長と現実での初めての母親にどれだけこの本に救われたのかを反抗しながら力説。どんどん強く成長していく姿に羨ましく感じる。そして未完の物語を友人の助けを借りながら完成し発表。 そこから作家人生が始まるのかと思うがシビアでそれでいて現実的な内容になっている。夢に向かって努力する、立ち向かう強さを持つ勇気を与えてくれる。そんな一冊。
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物語を自分自身で生み出したくなる作品です。 現実の世界と小説の世界を行き来していく少女の成長物語です。 物語を通して色々なものを教えてもらったり、心から助けてもらったり。 小説は本当にたくさんの学びと人生を充実させてくれるのが魅了だと思います。 自分が好きな作者が亡くなり、続...
物語を自分自身で生み出したくなる作品です。 現実の世界と小説の世界を行き来していく少女の成長物語です。 物語を通して色々なものを教えてもらったり、心から助けてもらったり。 小説は本当にたくさんの学びと人生を充実させてくれるのが魅了だと思います。 自分が好きな作者が亡くなり、続きが読めない虚しさってあると思います。 自分の好きな物語の続きを描く、そんな創作の楽しみもあるのかも知れません。 あまり内容がまとまっていませんが、自分も小説を描きたくなります。 そんな、勇気の出る小説でした。
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ファンタジー要素あり、母の実家の闇、いじめ体験と、テーマが色々ある分ふわふわ浮いている感じだったが、最後に向けてファンタジー世界の登場人物たちの発した言葉に後押しされて、結芽は、少女の殻を少しずつ脱皮していく
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
その人の死によってその存在を突如知らされた、伯母。 その人はかつて優芽を現実の辛さから救ってくれた児童文学作家だったーーーー。 その作家の大好きな作品が未完に終わる。それはいやだ。そう思った優芽は親友の力を借りて続きを書くことにする。 ものすごく期待感を持って臨んだので、主人公が予想以上に思いきれない子で、ソワソワしてしまった。 自分が大人になったからこそそう感じるのだろうか。 同じ年頃に読んでいたらすごく感情移入したかもしれない。 もしかして2代目イズミ・リラとして引き継ぐのか!?とも思いましたが、そこはなかなか現実的だった。
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児童文学になるのかな? この本、中学生や小学生の高学年の時に読みたかった!! ある日突然知った亡くなった叔母の存在。 その叔母が大好きな本の作家だったなんてもーたまらん。 叔母が亡くなったことによって未完となってしまうシリーズ本。 その続きを主人公が書くことになりという、ストーリ...
児童文学になるのかな? この本、中学生や小学生の高学年の時に読みたかった!! ある日突然知った亡くなった叔母の存在。 その叔母が大好きな本の作家だったなんてもーたまらん。 叔母が亡くなったことによって未完となってしまうシリーズ本。 その続きを主人公が書くことになりという、ストーリー。 無事に主人公の書いた最終巻ができあがりこれが発売されちゃうの? それちょっとどうよと思ってたら、さすがにそんなことはなく、主人公自身が区切りをつけるために書いたものだったよう。 ラストも過程もなかなか良かった。
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