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クロモスの世界 の商品レビュー

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2024/09/02

それは19世紀末から20世紀初頭にヨーロッパで花開いた 印刷技術。多色刷りの石版画で印刷された小さなアート。 その鮮やかで儚げな色彩美を多数紹介する。 ・はじめに 第1章 クロモスへの招待 第2章 フローラの庭 第3章 民衆と社会 第4章 世界図界 第5章 オブジェとしてのクロモ...

それは19世紀末から20世紀初頭にヨーロッパで花開いた 印刷技術。多色刷りの石版画で印刷された小さなアート。 その鮮やかで儚げな色彩美を多数紹介する。 ・はじめに 第1章 クロモスへの招待 第2章 フローラの庭 第3章 民衆と社会 第4章 世界図界 第5章 オブジェとしてのクロモス ・ジョアキン・ゴメス略歴 ・新たなる出版に寄せて フランスではクロモリトグラフ、 日本ではクロモリトグラフィーと呼ばれる、石版画。 クロモス(クロモ)は手のひらに載るほど小さい安価な印刷物で、 19世紀末のヨーロッパで石版画技術の多色刷りで製作された。 立体的な膨らみを持ち、ニスで艶出し処理を施されている。 切り抜かれ、又は切り抜く工夫が成されていて、 カードや手紙、箱、小物入れ、家具などに貼ったり、 収集物としてのコレクションやアルバム作りも成された。 ただ、オフセット印刷や写真の隆盛で姿を消してゆく。 花、子ども、妖精、天使の愛らしさ。 手とメッセージは、気持ちを込めてカードに貼られた。 女性と職業は、当時の姿がよく分かる。 歴史と地域の人物たちは、当時の認識が伝わってくる。 生物たちと擬人化、信仰、祝祭なども。 ポップアップカードやミニアチュールの、 繊細で複雑な造形の妙にも驚かされてしまう。 子どもたちのシール集めやコラージュの先駆な存在でもあり、 100年前の当時の人々に愛され、ブームとなったクロモス。 その美を多数見ることが出来たのは、実に眼福でありました。

Posted byブクログ

2024/07/29

第1章 クロモスへの招待(伝説の花クロモス/クロモス、その小さな姿に/クロモスの美/クロモスの歴史と展開)|第2章 フローラの庭(花/ブーケ/手とメッセージ/鳥/少年と少女/妖精)|第3章 民衆と社会(子どもたち/女性/仕事と職業/歴史と地域)|第4章 世界図会(信仰と祝祭/果物...

第1章 クロモスへの招待(伝説の花クロモス/クロモス、その小さな姿に/クロモスの美/クロモスの歴史と展開)|第2章 フローラの庭(花/ブーケ/手とメッセージ/鳥/少年と少女/妖精)|第3章 民衆と社会(子どもたち/女性/仕事と職業/歴史と地域)|第4章 世界図会(信仰と祝祭/果物/犬と猫/擬人化/生物/風景と物語)|第5章 オブジェとしてのクロモス(ポップアップカード/ミニアチュール/便箋/手作りアルバム/写真アルバムとクロモス)|ジョアキン・ゴメス略歴/あとがき/新たな出版に寄せて/

Posted byブクログ