川柳で追体験 江戸時代 女の一生 の商品レビュー
江戸時代の小説は好きだが、自分の先祖のことなど考えたこともなかった。 なめ子さんが何度となく昔の係累に思いをはせ、暮らしを想像し、感謝している様子には、こちらまで心が温かくなる。 しかし、江戸時代の庶民たちのあれやこれ、川柳を通して想像するのは楽しいが、果たしてその川柳を詠んだの...
江戸時代の小説は好きだが、自分の先祖のことなど考えたこともなかった。 なめ子さんが何度となく昔の係累に思いをはせ、暮らしを想像し、感謝している様子には、こちらまで心が温かくなる。 しかし、江戸時代の庶民たちのあれやこれ、川柳を通して想像するのは楽しいが、果たしてその川柳を詠んだのって誰なのか?と考えると・・・ 長屋のおかみさんじゃなく、隠居した男性メインなんじゃない? 女性たちの本音なのかは、微妙かも。
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サラリーマン川柳とか、シルバー川柳とか、 時代を映していて、かなり楽しめる。 そして、江戸時代に流行った、川柳、 いや~、とても面白くて、為になった。 著者の砕けた解説がとてもわかりやすくて、時に笑いながらどんどん読めた。 「女の一生」とあるように、 江戸時代の女性はどのよう...
サラリーマン川柳とか、シルバー川柳とか、 時代を映していて、かなり楽しめる。 そして、江戸時代に流行った、川柳、 いや~、とても面白くて、為になった。 著者の砕けた解説がとてもわかりやすくて、時に笑いながらどんどん読めた。 「女の一生」とあるように、 江戸時代の女性はどのような暮らしをしていたのか、 男性との出会い方、結婚、出産、嫁姑・・・ たぶん、比較的裕福な生活を送っている女性が描かれていると思う。 月のものを、「客」といったり、 風情のある表現が、奥ゆかしさを感じた。 嫁姑問題は現代でも通じるものが・・・ 川柳=SNS 全くその通りだと思う。 だからこそ、時代が去っても、ちゃんと残されている。 ご先祖様に、感謝!
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「おわりに」に川柳は、現代のSNSとありました。心の内を吐露して、共感を得たものは、後世に残り続ける。生活様式が変わっても言葉に宿る意味合いは普遍的なものが感じ取れるのは不思議なことです。
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