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二月の勝者 ―絶対合格の教室―(21) の商品レビュー

4.4

19件のお客様レビュー

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2025/11/24

中学受験塾の先生と生徒の1年間を描く漫画の最終巻。 涙なしには読めません。月並みですが、まず子供がひたむきに頑張る姿に大きな勇気をもらえました。 物語に描かれるのはそれだけではありません。 友情、子どもと親の成長、家族の思いやり、塾講師たちの職業意識の高さ、受験産業を支える人々...

中学受験塾の先生と生徒の1年間を描く漫画の最終巻。 涙なしには読めません。月並みですが、まず子供がひたむきに頑張る姿に大きな勇気をもらえました。 物語に描かれるのはそれだけではありません。 友情、子どもと親の成長、家族の思いやり、塾講師たちの職業意識の高さ、受験産業を支える人々、見えない貧困や教育機会のアンバランスさ。 描かれる要素は取材を元にしていて、リアリティがあります。作者さんの画力も素晴らしい。 中学受験に関わりのある人もない人も、エンタメとしても学びとしても非常にオススメです。

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2025/10/12

漫画読んで泣いちまうなんてよぉ。。。 ワイ、独身なんだけどなぁ。 こんなの年頃のお子さん持たれてる御父母さんなら涙腺ぶっ壊れてしまうんじゃなかろうか。 人に漫画を勧めることはあまりしないのですが、この作品だけは例外。小学校受験をテーマにした塾業界と子ども、その親たちのドラマ。...

漫画読んで泣いちまうなんてよぉ。。。 ワイ、独身なんだけどなぁ。 こんなの年頃のお子さん持たれてる御父母さんなら涙腺ぶっ壊れてしまうんじゃなかろうか。 人に漫画を勧めることはあまりしないのですが、この作品だけは例外。小学校受験をテーマにした塾業界と子ども、その親たちのドラマ。ぜひ1巻からラストまで読み切っていただきたい。

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2025/10/03

▼中学受験用の塾を舞台にした漫画です。2018-2024で「ビッグコミックスピリッツ」連載だそう。全21巻。日本のストーリー漫画は基本的にレベルが高いですし、こういうメジャーのど真ん中でそれなりの長期連載を果たしたものならある程度面白いんだろうな、と。事前に予想に違わずオモシロか...

▼中学受験用の塾を舞台にした漫画です。2018-2024で「ビッグコミックスピリッツ」連載だそう。全21巻。日本のストーリー漫画は基本的にレベルが高いですし、こういうメジャーのど真ん中でそれなりの長期連載を果たしたものならある程度面白いんだろうな、と。事前に予想に違わずオモシロかったです。 ▼王道です。一見冷酷だけど実は人間味溢れる・・・そして過去に痛い秘密を抱いている・・・という「ブラック・ジャック公式」通りの主人公のカリスマ塾講師。主人公にはじめ反感を抱きながら「中学受験産業」を初体験する新人女性講師。新人女性講師の目を通して語られるので、「中学受験産業」のイロハから語られる。そして中学受験を肯定も否定もせず、ただ「中学受験」が存在して隆盛する社会的背景は踏まえて描いていく。「金八先生方式」で、数名の生徒を準主人公として選んでそれぞれの事情と物語が綴られます。  ・・・というのが大枠で、だからといって面白いとは限らないのですが、なにより癖がない馴染みやすい絵柄、キャラの立て方、謎のちりばめ、全体の演出、細部の取材感、などなどが、好みはあるでしょうが全て気が利いていて感情移入させてくれます。 ▼ひとにすすめられて読んだんですが、後半はイッキ読みの大満足。年齢的に、もがき、悩み、がんばる子供たちというだけで、ぐっと来てしまうのですが。

Posted byブクログ

2025/02/17

30年近く前に中受した私にとって、目から鱗の内容。 将来子供を中受させるか検討しているけれど、これを読んで耐えられるか…… 兎にも角にも、中受を少しでも考えている人は必読。

Posted byブクログ

2025/01/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

第175~182講・最終講 遂に完結。前の巻で大方の子たちの進路が決まったように思ったけれど、追加合格やらなんやらでまだまだドラマは続いていたんですね。 そして前の巻で島津くんが…って話でした。 開成には行かず、公立の中高一貫校に進学を決めたと。確かに開成だと女子いないしねぇ。そんな理由かいっ!とは思ったけれど、実際に通学するのは本人だから、選ぶ権利は本人にあります。何に価値を見出すかも本人にしかわからない。いいやん、合格を手にしたら選択肢が増えるというとらえ方で。 あとは卒塾の会にスターフィッシュの全貌が描かれたこと、佐倉先生のおばあちゃんとの和解?、生徒たちと先生たちのその後の話。 ラスト数ページだけがカラーになってるのって素敵。 まさに「サクラサク」な感じ。

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2024/12/28

自分も立場的にいわゆる“受験生”だから、よりストーリーを身近に感じられて泣けた。 このシリーズは本当におすすめ。ドラマをすでに見た人でも読んでほしい。また違う感動がある。 ◯中学受験をしてる人、したい人、その親 ◯受験に対してマイナスなイメージがある人 ◯受験生だった人 ◯泣き...

自分も立場的にいわゆる“受験生”だから、よりストーリーを身近に感じられて泣けた。 このシリーズは本当におすすめ。ドラマをすでに見た人でも読んでほしい。また違う感動がある。 ◯中学受験をしてる人、したい人、その親 ◯受験に対してマイナスなイメージがある人 ◯受験生だった人 ◯泣きたい人 ◯笑いたい人 ◯黒木先生のはじける笑顔が見たい人 この人は挙手。今すぐ買ってください。

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2024/12/15

中学受験のお話ですが、昨今の過熱ぶりの理由と内情がわかります。 子どもを持つお父さん、お母さんにおすすめ。 物語としてもとても面白かったです。

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2024/12/11

ほんタメでおすすめされてたので読了。中学受験塾の話。 1巻がおもしろかったので一気読みしたけど内容が薄かった。キャラもなんかちぐはぐで、読んでいけばいくほど雑な話だなーと感じた。 受験にありそうな親子の狂気とか落ちこぼれからの下克上していくとか、ありがちな感じ。普通に泣けたけど、...

ほんタメでおすすめされてたので読了。中学受験塾の話。 1巻がおもしろかったので一気読みしたけど内容が薄かった。キャラもなんかちぐはぐで、読んでいけばいくほど雑な話だなーと感じた。 受験にありそうな親子の狂気とか落ちこぼれからの下克上していくとか、ありがちな感じ。普通に泣けたけど、商業的な泣ける話というかどうぞ泣いてくださいみたいな持っていき方。なのでエンタメとしてのオリジナリティもないし質も低いと感じた。あと中学校の名前が架空で現実にないから合格発表全然興味なかった。 「中学受験もの」の想像どおりの話。 ドラマあるみたいで見てみたい!

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2024/09/30

読み終わってからだいぶ時間経っちゃった 無事完結したのは覚えてる さくら先生のその後の話まで描かれてたのが面白かったかな

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2024/09/09

【あらすじ】 桜花ゼミナール今年度の6年生最後のイベント、卒塾の会が始まる。和やかに会が進む中、意外な「大物」も遅れて登場! 黒木が子ども達に最後に贈る本音の言葉とは……?もう会うことはないかもしれないからこそあえて言う「またね」。 黒木が怒りに震えた島津くんの申し出と、その真相...

【あらすじ】 桜花ゼミナール今年度の6年生最後のイベント、卒塾の会が始まる。和やかに会が進む中、意外な「大物」も遅れて登場! 黒木が子ども達に最後に贈る本音の言葉とは……?もう会うことはないかもしれないからこそあえて言う「またね」。 黒木が怒りに震えた島津くんの申し出と、その真相。ついに明かされるスターフィッシュ設立の物語。佐倉が抱え続けた葛藤。そして起こる、「特別」で「ユニーク」な奇跡。 季節はめぐり一面の桜に彩られ……堂々完結の21集! ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆ 今の時代を生きる子どもたち、そして親たちの一大イベント「中学受験」の最前線を描いた物語です。 私自身が育った地方・時代は、高校まで公立に通うのが王道で、そもそも近所に私立中学はなく、中学受験なんて全く縁のない世界でした。その後、それなりの大学を出て、世間で「大企業」と呼ばれる規模の企業に就職し、子どもを数年育てて初めて知ったこと…それは、都市部を中心に「お受験」をして私立小中学に入学させる流れがどんどん大きくなっていること、そして、優秀な層ほどその傾向が顕著であることです。事実、私の職場は有名大学出身者が多く、その前段の経歴として、県No.1・2の私立中学・高校を出ている方が少なくありません。性格が悪いかもしれませんが、地元の友人で集まって話す内容と比較すると、「なんだこの差は…」と感じてしまいます。こんなにも乖離した世界があるのか、と。 現時点ですらここまでの格差があるのだから、今後時代が進んだ未来の日本社会では深刻な格差が生まれるに違いないと考えます。いや、もう既にその域に入っているかも。優秀な層は、優秀な層が多く所属する組織に加わり、優秀な層同士で結婚し、子どもにも優秀な層に入れるよう教育をする…逆に、そうでない層は真逆の流れを続ける…これが戦後、3〜4世代目の今の子どもたちに起こっている現実だと思います。もちろん勉強だけで人生が決まるわけではありませんが、多くの人間が企業に所属することになるこの国では、勉強・受験・学歴は所得と直結することであり、決して無視できない要素であるのは間違いないです。問題なのは、深刻な格差によって、生まれた家庭次第で最初からどのルートに乗るかが概ね決まってしまうことです。冗談抜きで「親ガチャ」が明確に存在してしまうようになるのです。かと言って、我が子の将来のために教育熱心になること自体は、全く異論はありませんし、国としても優秀な人財を輩出するために必要不可欠です。格差は、競争と成長の副産物なのです。 以上を踏まえ、私はこの国の「自己責任論」に警鐘を鳴らしたいです。もはや、個々人の努力云々で埋められるような格差ではなくなってきているのです。努力でどうにもならない格差が存在する国で何が起きてきたか、それは歴史が証明しています。「頑張らなかった奴が悪い」ではなく「努力ではどうにもならない差がある」という前提で、日頃から課題解決の糸口を探さなくてはならないと思いました。これは優秀な層に所属している人間に必要な心構えだと思います。

Posted byブクログ