あるいは誰かのユーウツ の商品レビュー
中学2年生。変わっていく体、ままならない心。 声、生理、体毛、胸の膨らみ、性被害、恋愛、性体験。それは隠すべきもの? 誤魔化さずに真正面から書く。それもYA(児童書)の大切な役割なのだろう。 語り手がリレーする連作短編集。物語の厚みも楽しい一冊。
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思春期の悩みや戸惑いを知る、大切な物語で、中高生、同じ悩みを持つ人たちにも読んで共感して貰いたい一冊。タブーじゃないのに触れないって何だろうとか、みんなにも考えて貰えるといいのになと思う悩みことが綴られる、タメになる本でもある。 登場人物が重なっているので、さっき居たあの人か、と身近な人だと感じる。 身近なみんなが、何か、心に思うところがある。そんな風にも感じる。 人魚姫の憂鬱:変声期 赤い繭:生理痛 私はフリーダ:コンプレックス、毛深い 三段ホックとナベシャツ:胸の大きさ 誰のことも好きじゃない:アロマンテック NO MEANS NO:嫌なことは嫌:性教育 大切な話ばかり。人権問題にも。
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