決算分析の地図 財務3表だけではつかめないビジネスモデルを視る技術 の商品レビュー
P\Lを把握する際には 定石① 企業の一次情報を取得する ・有価証券報告書「過去に関する情報」 ・決算短信 「未来に関する情報」 業績予想など ・決算説明資料「過去に関する情報」 有価証券報告書は1ページ目が一番大事。 定石② 決算書の裏にいるステークホルダーを意識する ...
P\Lを把握する際には 定石① 企業の一次情報を取得する ・有価証券報告書「過去に関する情報」 ・決算短信 「未来に関する情報」 業績予想など ・決算説明資料「過去に関する情報」 有価証券報告書は1ページ目が一番大事。 定石② 決算書の裏にいるステークホルダーを意識する 定石④ 決算書をグラフ化や図解してシンプルに表現して対局的に捉える 赤字の理由は企業によって異なるが、滝チャートによって赤字の要因を探ることができる。 定石⑤ 時系列や他社の観点から比較を行う 定石⑦ 決算書の裏側に隠れているビジネスモデルを見つけ出す 企業価値は「企業が生み出すと予想されるキャッシュフローの現在価値」で決まる→売上高成長率とROIC、将来キャッシュフロー、割引率などで! ROIC=税引き後営業利益÷投下資本(有利子負債+純資産) 資本コストの計算はCAPMやスリーファクターモデル等の手法があるが手間かかる。 そのためPERの逆数としての割引率を簡易的に使うのがいい。 PER10倍の場合は1/10となり簡易的な資本コストは10%。 そのため時価総額が高い企業と低い企業を比較すると、①売上高成長率が高く、②ROICが高く、③資本コストが低いことが考えられる ROE=PBR(時価総額/自己資本)÷PER(時価総額/当期純利益) ROE=当期純利益÷自己資本 ROEは8%以上が望ましい。 ROEが8%を超えることでPBRも上がるという統計データがある。逆はない。 日本企業のROEが低いのは単純に利益率が低いため。欧米の企業に比べて3倍〜4倍低い EBITDA=営業利益+減価償却費(無形固定資産の減価償却費も含まれる) ROEやROAよりもROIC(Return on Invested Capital)を指標として採用している会社が多い。 なぜかというと ROEは財務レバレッジを上げることで上がるため、過度なレバレッジにより歪められてしまうから。 ROAは分母を総資産としているものの、本業のビジネスに投下した資本からどれだけのリターンを得たかを正確に把握できないため。 非財務情報は2020年には企業の時価総額の90%を占めるまでになった。 そのため、環境問題や人材育成の取り組み、知的財産などといった、非財務情報が掲載された統合報告書の重要度が増している。 SaaS企業の分析では「SaaSメトリクス」が必須。
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いわゆる財務三表だけではなくファイナンス視点の解説もあり、とにかくわかりやすい。Ch.1〜3は必読でCh.9も読んでおくと良いと思う。個人的には今までCH.7や8あたりはあまり関心がなかったが読んでいて知らないことも多く面白かった。
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投資が注目されているが、どうやって会社を選んだらいいのかと悩んま時に目を通すと良い本。投資家としてもビジネスパーソンとしても、どういった目で企業を分析するかわかりやすく書かれている。
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財務諸表の見方だけでなく、ファイナンスや非財務情報の観点から企業を評価するポイントが非常にわかりやすく説明されている。
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【メモ】 ■企業分析:7つの定石 ◎材料 ①企業の一次情報を取得する ②決算書の裏にいるステークホルダーを意識する ③企業のKPIは何かを把握する ◎分析 ④決算書をグラフ化や図解してシンプルに表現して大局的に捉える ⑤時系列や他社の観点から比較を行う ⑥会計視点とファイナンス視...
【メモ】 ■企業分析:7つの定石 ◎材料 ①企業の一次情報を取得する ②決算書の裏にいるステークホルダーを意識する ③企業のKPIは何かを把握する ◎分析 ④決算書をグラフ化や図解してシンプルに表現して大局的に捉える ⑤時系列や他社の観点から比較を行う ⑥会計視点とファイナンス視点の両方を持つ ◎考察 ⑦決算書の裏側に隠れているビジネスモデルを見つけ出す
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財務3表だけじゃなくファイナンス視点や図や表もあってわかりやすかった。 最後に索引があるとより見返しやすい
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財務三表について最もわかりやすく、説明している本ではないか。 BSにおいて、 どこからお金をひいてくるか=CFO目線 資本をどう活用して利益を作るか=COO目線 その上位にCEO目線として、何をする会社なのか。 PLにおいて、 顧客から得たお金を 原価と販管費として従...
財務三表について最もわかりやすく、説明している本ではないか。 BSにおいて、 どこからお金をひいてくるか=CFO目線 資本をどう活用して利益を作るか=COO目線 その上位にCEO目線として、何をする会社なのか。 PLにおいて、 顧客から得たお金を 原価と販管費として従業員とサプライヤに払い 営業利益となり、 ここから、営業外損益として、金利を銀行へ払い 経常利益となり、 税金を国に払うと当期利益となる この当期利益が、株主の利益となる だから、株主視点での分析における 利益は税引後当期純利益 この当期利益純利益が、BSにいき 利益剰余金として積み上がる。 株主のお金は、純資産であり、株主視点の分析で 大事な資本は、純資本。 だから、 PERは、時価総額/純利益 PBRは、時価総額/純資本 キャッシュフローは、 営業CF、投資CF、財務CF でお金の動きを把握する。 分析においては、 ROE=純利益/純資産 で、株主視点での効率性をみる これは、 ROE=純利益/時価総額x時価総額x純資産なので PBRxPER ROICは、税引後営業利益/有利子負債+純資本
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分かりやすい財務諸表であるとともに、ビジネスモデルや中計などの点まで分かりやすく記載されているのが特徴。 esgやコーポレートガバナンスなど比較的新しい論点も一般書で記載されているのも良かった。
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割とベーシックな内容ではあるが、事例でUUUMとAnycolorを取り上げるなど、読者の興味を引く努力が至る所で見られる。 PL/BS/CSの三表から始まり、PER/PBR/PSR、ROEなどの主要KPI、NTTにまつわる財務戦略解説が続き、情報量としてはこれで一通り理解できる...
割とベーシックな内容ではあるが、事例でUUUMとAnycolorを取り上げるなど、読者の興味を引く努力が至る所で見られる。 PL/BS/CSの三表から始まり、PER/PBR/PSR、ROEなどの主要KPI、NTTにまつわる財務戦略解説が続き、情報量としてはこれで一通り理解できるという内容。
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