誰も農業を知らない(2) の商品レビュー

有坪民雄(著者)

2024/09/15

SDGsの各項目を吟味してあるべき農業を考える、といった本ではない。「みどりの食料システム戦略」にコミットし、農地を荒廃させず農家を廃業させない為の方策について纏めている。
有機肥料の意義や利用拡大のアイデアが特に勉強になった。品種改良と農産品価格上昇に期待をかけ過ぎているようにも読めた。
ただ、広い範囲の話がなされているにもかかわらず参考文献がなく、また喧嘩腰で書かれているせいで読んでて苦痛なのがちょっと残念だったな

2024/08/31

現代の特に日本国内の農業を取り巻く事情について、暴露とまではいかないが真実が記載されている。
政治的に偏った内容ではなく、サイエンスに基づいており、信頼できる。

農業は食に大きく関わるわけだから、農業関係者だけでなく、一般の人も読むべきだし、有用な内容だと思う。

読了120分

2024/08/27

是非、畑やっている人は読んでもらいたい本でした！！
今の日本・世界の農業を知ることができる良い本です。出来る限り無農薬で家庭菜園をしている身ですが、ある程度農薬を使っても何も身体に害ないんだろうな、むしろ労力も減って確実に収穫も上がって楽に畑できるんだろうなと。
環境的にも良い可能性があること。
SDGsで良いと思っていることが色々と数字を見ると実はよくなかったり、太陽光の新しい可能性であったり色々と学ぶべきことが多かったです。
これからの日本農業が進むべき道など、ちょっと家族経営の農家やってみたくもなりました。
色々な視点(海外からの視点など)から今の日本を見ることが大事なんだろうと思いました。

2024/08/18

　著者のスタンスは、世間で当然のように受け入れられていることを、自分で調べて確認し、疑うべきことは疑って、真相を想像するというものだ。最後の方に出てくる5Gの話も面白い。いい本です。

2024/07/16

"1"と同様まともな本ですね(悲しいかな、まともな本は危険を煽る本より売れない)。
農薬の一律基準(0.01ppm)を非関税障壁として悪用するのでは？というのは目から鱗でした。自動車でやったEUならやりそうですな。
https://seisenudoku.seesaa.net/article/503980421.html