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猫と罰 の商品レビュー

3.5

26件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    9

  3. 3つ

    12

  4. 2つ

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2024/09/15

もふもふ×ビブリア奇譚! そんなの読まない訳には行かないでしょってことで読了! 軽く読めて良い 1匹1匹にもう少し焦点を当てたお話も読みたいと思ったけど、クロ目線のお話 最初は可愛い猫ちゃんなのに捻くれててこれは好きになれないなと思ったのに、根は良い子なんだよね……気付いたら好き...

もふもふ×ビブリア奇譚! そんなの読まない訳には行かないでしょってことで読了! 軽く読めて良い 1匹1匹にもう少し焦点を当てたお話も読みたいと思ったけど、クロ目線のお話 最初は可愛い猫ちゃんなのに捻くれててこれは好きになれないなと思ったのに、根は良い子なんだよね……気付いたら好きになっちゃった…… 文豪の猫ちゃんなだけあって私よりも語彙が豊かで悔しくなる場面も有

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2024/09/16

「猫には九つの命がある」という。おれは九回目の命を生きている。住宅街を気まぐれに歩いたはずだった。個人経営の古書店の前で女に呼びかけられた。「思ったより、早かったね」と。ひとまずおれは逃げ去ったが、どうも気になりこの書店に吸い寄せられていった。茶白の雌猫が声を掛けてきた。「お前か...

「猫には九つの命がある」という。おれは九回目の命を生きている。住宅街を気まぐれに歩いたはずだった。個人経営の古書店の前で女に呼びかけられた。「思ったより、早かったね」と。ひとまずおれは逃げ去ったが、どうも気になりこの書店に吸い寄せられていった。茶白の雌猫が声を掛けてきた。「お前か、逃げたやつは」、「まあいずれ、お前も北斗堂に来るよ」と…。前世で小説家と縁があった猫たちがこの北斗堂に集まっている。そして店主の女性は猫たちが「魔女」だという。魔女と猫たちのお話です。面白かった。

Posted byブクログ

2024/09/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

どうしよう…面白くない… と何度も唱えながら読み続けたかいあって、 終盤の流れるように読める面白い場面に出会えました。諦めなくて良かった。 猫には九つの命がある。 で始まり、面白そうだなと読み始めたものの、 途中から100万回生きたねこ、なのかなぁ という疑惑が湧く。 魔女の正体や円との関係、色んなことがあったが、 天照との対決以降が一番面白かった。 おすすめするには、私にはちょっと、、、

Posted byブクログ

2024/09/08

読書備忘録856号。 ★★★。 猫もの。 カバー絵とか見ると、なんかほのぼの猫小説って感じがしたので借りました。 しか~しっ!ちょっと違った。(^^;) ネコに九生あり、9回生まれ変わると良く言われますよね。 主人公の猫、おれ。九つ目の生。 引き寄せられるように古書店へ。 店...

読書備忘録856号。 ★★★。 猫もの。 カバー絵とか見ると、なんかほのぼの猫小説って感じがしたので借りました。 しか~しっ!ちょっと違った。(^^;) ネコに九生あり、9回生まれ変わると良く言われますよね。 主人公の猫、おれ。九つ目の生。 引き寄せられるように古書店へ。 店主の北星恵梨香から「思ったより早かったね。おチビさん。名前は?」と話しかけられる。 え?猫と話せる人間? そして、この古書店には猫が4匹いた。 設定はワクワクするんですが、ネタバレしてしまうと以下のような感じでビミョ~。 読む予定の方は目を閉じて・・・。 なんかね、北星さんはもと神様なんだって。人間が物語を作ることに嫉妬して意地悪したら、天照から怒られて人間界へ追放されたみたい。人間が物語を作るのをそばで見て反省しろと! 幽閉されているのが古書店の北斗堂。北斗堂を離れると命に関わるという設定。 北斗堂に集まる猫は、必ず作家に飼われたという過去を持つ。そしてその作家から真名という猫にとって真に価値のある名前を貰っている。 そんな北斗堂で、おれの過去8回の生が語られるストーリー。三つ目を除いて・・・。 加えて、北斗堂に足繁く通う作家志望の少女を応援するストーリー。 う~ん。 作者さんの作家という職業に対する思いが強く出過ぎていてあまり楽しめなかった。 おれ、が偏屈すぎるのもマイナス。 真名という設定を作ったにも関わらず物語に生きていない。 天照大神って女性神のトップですよね! こんな些末なことに関わってるって、なんか微妙。もっと日本国の平和に尽力してるはず! 結局おれの三つ目の生で貰った真名はなんだったのか?金之助は自分でつけたとおれは言っている。 まあ「吾輩は猫である」のモデルだった、というのは物語の冒頭の雰囲気から、誰でも容易に想像がつくと思いますけどね。 日本ファンタジーノベル大賞、2024受賞作かぁ。う~ん。

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2024/08/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

小説家と住んでいた猫の話と聞いて読み始めたら猫が殺されたり、爆破されたり、津波に襲われたり…ちょっと読むのが苦しくなりました。物語は好きだけど動物が亡くなるのは今の私にはきつい。

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2024/08/19

ー猫には九つの命があるーという冒頭に惹かれて読むことにした。うちには、遠くから拾ってきた猫がいるから。 話は面白かった。作者の知識と語彙がすごい量なのだろうなと思った。 しかし、それが妙に鼻についた。押しが強く畳み掛けるようで疲れた。 他の作品を読んでみようという気持ちにはならな...

ー猫には九つの命があるーという冒頭に惹かれて読むことにした。うちには、遠くから拾ってきた猫がいるから。 話は面白かった。作者の知識と語彙がすごい量なのだろうなと思った。 しかし、それが妙に鼻についた。押しが強く畳み掛けるようで疲れた。 他の作品を読んでみようという気持ちにはならないな。

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2024/08/13

「猫に九生あり」を元に、転生を繰り返す故人作家の猫たちと、書店員の物語。 というとファンタジーではあるが、テーマとしてはなかなかに重苦しい。 猫の死が多々描かれるので、猫好きには少々辛い内容にもなっている。 タイトルには納得感があった。

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2024/08/24

クロ(自称 金之助)は、輪廻転生九つめ(最後の命)の猫である。彼の唯一の心の糧は漱石に愛された記憶。『北斗堂』の恵梨香や円、猫仲間に迎えられ、次第に心を開いてゆくクロだが…猫の愛らしい仕草の描写に癒された。

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2024/08/12

Amazonの紹介より 吾輩、ニャンと転生!? 漱石の「猫」の続きを描き上げた、もふもふ×ビブリア奇譚! 「猫に九生あり」という。かつて漱石と暮らした黒猫もまた、幾度となく生と死を繰り返し、ついに最後の命を授かった。過去世での悲惨な記憶から、孤独に生きる道を選んだ黒猫だったが、あ...

Amazonの紹介より 吾輩、ニャンと転生!? 漱石の「猫」の続きを描き上げた、もふもふ×ビブリア奇譚! 「猫に九生あり」という。かつて漱石と暮らした黒猫もまた、幾度となく生と死を繰り返し、ついに最後の命を授かった。過去世での悲惨な記憶から、孤独に生きる道を選んだ黒猫だったが、ある日、自称“魔女”が営む猫まみれの古書店「北斗堂」へ迷い込む。 日本ファンタジーノベル大賞2024受賞作! 猫が主人公という斬新さと「猫に九生あり」ということで、9回人生を送るのですが、意外と大昔に遡ったり、まさかの偉人と暮らしていたりと興味をそそる内容で面白かったです。 主人公がいかにして暮らしていたのか?1回目から遡るのですが、その暮らしは短くもあれば、長い「猫」生もあります。 回を重ねていくにつれて、人との距離が縮まっていくことに微笑ましくもあり、安堵や感動が込み上がってきました。 これまでの「猫」生を紹介するだけでなく、現代パートでは、謎の魔女と称する店主と出会うことで、大きく影響を与えます。店主も謎めいた風貌で、ある秘密を抱えています。 なぜ、「北斗堂」に居続けなければならないのか?ファンタジー賞なので、色んなファンタジー要素が散りばめられているのですが、それぞれの心の葛藤を垣間見ることで、罰に対する考え方や人生の大切さを感じました。 大半の登場人物が猫なので、猫好きにはたまらないかと思います。普通に会話するというちょっとした違和感はありつつ、作中の猫のように何度も生と死を繰り返せませんが、人生一度きり、相手のために一生懸命頑張る姿にカッコ良く映りました。

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2024/08/08

黒猫の"クロ"が過去8回の命を振り返りながら9回目の命を生きるストーリー。 読了後の感想としてはほんわか柔らかい表紙のイメージよりは「猫と罰」のタイトルの重みの方が少し強めかもしれないなぁ…という感じ。 後半はなんとなくジブリ映画のような雰囲気やスピード感もあ...

黒猫の"クロ"が過去8回の命を振り返りながら9回目の命を生きるストーリー。 読了後の感想としてはほんわか柔らかい表紙のイメージよりは「猫と罰」のタイトルの重みの方が少し強めかもしれないなぁ…という感じ。 後半はなんとなくジブリ映画のような雰囲気やスピード感もあり、個人的にはあまり触れたことのないジャンルでおもしろかった。 ところとごろに差し込まれるクロの過去8回の命の最期は目を背けたくなるような状況も多く、クロが人間を信用できなくなってしまう充分な理由ではあるのだけど、その時その時に関わった人間も皆必死で生きていたことが理解できて心が苦しかった。 以下、微妙にネタバレなのかも…?という内容なのでご了承の上でご覧ください。 北星の「愛された猫はいつか北斗堂にくるよね」というセリフ。 クロもしっかり愛されて生きたってことだよね。 このセリフがうれしかったです。

Posted byブクログ