転がる珠玉のように の商品レビュー
コロナ期の変わっていく生活スタイル,連れ合いの闘病や母の死など赤裸々に語る.エリザベス女王の葬儀の様子などへのコメントなど興味深かった.
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文筆で飯を食っているなって実感する。自分のプライベートな日常を切り売りしている。それが素敵や。ブレイディみかこさんが明治対象の頃に生まれていたら、伊藤野枝級に抜群に面白く歴史に名を刻んだと思う。as cool as Noe!
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▼配架・貸出状況 https://opac.nittai.ac.jp/carinopaclink.htm?OAL=SB00555179
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イギリスの(数年前の)リアルな様子がわかった。そして文中にもあるように、数年後、つまり今の日本の状況と重なる。 日頃「日本は素晴らしい!」か「だから日本はダメなんだ」の両極端な情報にばかり触れていたので、良くも悪くも、イギリス庶民の生活を知ることができて良かった。
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これまで触れる機会のなかったブレイディさんの家族との日常や感情に触れられて嬉しい。 「ぼくはイエローで~」シリーズでは息子さんとのことを綴られていましたが、こちらでは英国と日本の家族や著者自身のことについても知ることができました。 英国のお国事情が見えてくるのも興味深い。 ちょ...
これまで触れる機会のなかったブレイディさんの家族との日常や感情に触れられて嬉しい。 「ぼくはイエローで~」シリーズでは息子さんとのことを綴られていましたが、こちらでは英国と日本の家族や著者自身のことについても知ることができました。 英国のお国事情が見えてくるのも興味深い。 ちょいちょい登場する息子くん、大きくなっただろうなぁ。 コロナ禍のロックダウンの日々は、日本にはない過酷さ。ましてやご家族の重い病気も重なって相当にお辛かっただろうなと思います。 著者の意外な一面にも触れられていたエッセイでした。 『いくつになっても、どんな状況になっても、遅すぎることはない。人を生かすのはたぶんそのスピリットなのかもしれない。』 『閉ざされた狭い世界が息苦しくなったときに救ってくれるのは、外側に立っている誰かの存在だ。』
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今はもう過去になりつつあるけど、イギリス在住でコロナ禍を過ごした著者は大変だったご様子。 ロックダウンなんて制度、日本になくてほんと良かったよ。 連れ合いさんの癌、新型コロナの感染とすごくシビアな状況下の中でのエッセイ。 オーロラが見えるからと飛行機の窓側の席を交換してくれた青年...
今はもう過去になりつつあるけど、イギリス在住でコロナ禍を過ごした著者は大変だったご様子。 ロックダウンなんて制度、日本になくてほんと良かったよ。 連れ合いさんの癌、新型コロナの感染とすごくシビアな状況下の中でのエッセイ。 オーロラが見えるからと飛行機の窓側の席を交換してくれた青年。 生きづらさの中にもほっこりすることがあって、だから人って悩みながらも生きていけるんだなと思ったよ。
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ブレイディみかこさんとコロナ禍。 どうしようもない部分もいっぱいあるけど、人ができることの美しさみたいなんが、瞬いていて、読んで良かったなといつも思う。
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コロナ禍から2024年1月までの期間を走り抜ける一冊。ブレイディみかこさんの眼差しは、自分やその周りの人々を捉え、さらに社会にまで渡っていくので読み応えがある。イギリス社会の当時・今の様子を筆者の日常から読み取れる。自分たちは社会に暮らしていて、イギリスの社会は日本社会ともつなが...
コロナ禍から2024年1月までの期間を走り抜ける一冊。ブレイディみかこさんの眼差しは、自分やその周りの人々を捉え、さらに社会にまで渡っていくので読み応えがある。イギリス社会の当時・今の様子を筆者の日常から読み取れる。自分たちは社会に暮らしていて、イギリスの社会は日本社会ともつながっていること、当たり前だけれどそんなことを再確認させられた。時は進み、家族も社会も変わりながら止まらずに転がり続けていく。
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母親の最後の言葉は「さよなら!」。泣かされた生前。どんな家族にも裏話がある。そこは書かれていない。… 強い外出制限の英国ロックダウン。入院治療中の連合いがコロナに罹り、自分も感染。連合い手術のときに、母の寿命の絶望連絡。…コロナ明けの帰省。便が遅れてトランジットが失敗。振り替え便...
母親の最後の言葉は「さよなら!」。泣かされた生前。どんな家族にも裏話がある。そこは書かれていない。… 強い外出制限の英国ロックダウン。入院治療中の連合いがコロナに罹り、自分も感染。連合い手術のときに、母の寿命の絶望連絡。…コロナ明けの帰省。便が遅れてトランジットが失敗。振り替え便も空港門限で引き返すことに。どんなトラブルも軽快な語りで読者を楽しませてくれる。その奥にあるものを想像し、思考する。…本書の記載は2024年3月まで。息子が18歳になり、遠くの大学へ。連合いは再度の治療に。エッセイは続いて欲しい。
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ブレイディさんの今まで読んだ本と比較するとあっさりとした筆致だけど、文にこめられた意味合いとか想いを想像するとずっしりする、厚みのある一冊と感じました。最後のあとがきにかえて、がすさまじい。これを絞めに持ってこれるのがブレイディさんの物書きとしての真骨頂な気がします。
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