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大家さんと僕(文庫版) の商品レビュー

4.6

19件のお客様レビュー

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2024/07/26

大家さんと矢部さんの、穏やかで優しい日々が紡がれている。クスッと笑ってしまう瞬間や、何故か少し心がチクッとする瞬間があった。家族でもないし、彼女や奥さんでもないけれど、どこか通じ合っている年の離れた心の友を得ることが出来て、矢部さんはとても豊かな時間を過ごされているんだなと感じた...

大家さんと矢部さんの、穏やかで優しい日々が紡がれている。クスッと笑ってしまう瞬間や、何故か少し心がチクッとする瞬間があった。家族でもないし、彼女や奥さんでもないけれど、どこか通じ合っている年の離れた心の友を得ることが出来て、矢部さんはとても豊かな時間を過ごされているんだなと感じた。私も、こんな素敵な関係を誰かと築けていけたら良いな。 読んでいる間、ゆったりとした穏やかで心地よい時間が流れていき、読み終わりたくないなと感じるとても大切な1冊。

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2024/07/22

お笑い芸人の矢部太郎さんとその大家さんの距離感が家族のようで、彼女のようで読んでいてほっこりしました。

Posted byブクログ

2024/08/11

いつものように本屋さんで物色していると、文庫本の新刊コーナーに平積みされていた本書『大家さんと僕』を見つけて手に取りました。 刊行当時かなり話題となっていたことは記憶していましたし、 累計135万部突破!! ほっこり泣き笑いマンガ、待望の文庫化!! という帯の文面にも購買意欲をそ...

いつものように本屋さんで物色していると、文庫本の新刊コーナーに平積みされていた本書『大家さんと僕』を見つけて手に取りました。 刊行当時かなり話題となっていたことは記憶していましたし、 累計135万部突破!! ほっこり泣き笑いマンガ、待望の文庫化!! という帯の文面にも購買意欲をそそられましたが、本書を持ってレジに向かわせた最大の要因は、「人物紹介」のページに書かれている、 大家さんと僕が出会う前も、僕はしあわせでした。でも大家さんと出会って、僕はしあわせになりました。(著者) という文章でしたね。 直ぐに、先月読んだ『ゆうれい居酒屋』シリーズ第5弾(私の評価ではシリーズ最高傑作で間違いありません。また、著者である山口恵衣子さんも同じことを仰っているようです)に出てくる、 「奥さんはあなたの愛と誠意に出会って、幸せでした。あなたに出会わない人生より、ずっと幸せでした」 という秋穂(『ゆうれい居酒屋』の主人公)のセリフが頭に浮かびました。 さて、本書の中身についてですが、何と言っても大家さんの人柄の魅力に尽きますね。 先ず、「ごきげんよう」という挨拶が粋ではありませんか! 僕(矢部さん)も生まれて初めて「ごきげんよう」と挨拶する人に出会った、と書いてありますが、納得ですね。矢部さんよりも年上の私ですが、今までに出会ったことはありません。残念ながら、これからも出会うことはないでしょう。 また、好きなものは伊勢丹(買い物は全て)とNHKと羽生結弦で、早寝早起き(年齢からすると当然かも)、三食自炊など、僕(矢部さん)との対比や、初恋の人との偶然の再会とエピソード、とりわけ、「マジメすぎたのかしら」「もっとスレたかったわ・・・」という大家さんのセリフ(日常の大家さんとの対比)などは、とても面白くて楽しませてもらいました。 作品としては、23話で構成された文庫本で130ページ程の漫画であり、短時間で読むことが出来ますので、とてもお薦めです。 最後に、本書の解説が作家の「瀬尾まいこ」さんであったことは、ちょっとした喜びでした。

Posted byブクログ

2024/07/15

適当に書いているようで、ものすごく表情や情景が思い浮かぶのが不思議。 エピソードは、どれも生活の一部を切り取ったようなたわいもないこと。だからこそ心が温まる。 この本は薄いのでいつもサスペンスや、ミステリー、殺人事件なの小説と持ち歩き、心の急速に眺めていた。どこから読んでも楽し...

適当に書いているようで、ものすごく表情や情景が思い浮かぶのが不思議。 エピソードは、どれも生活の一部を切り取ったようなたわいもないこと。だからこそ心が温まる。 この本は薄いのでいつもサスペンスや、ミステリー、殺人事件なの小説と持ち歩き、心の急速に眺めていた。どこから読んでも楽しめる。

Posted byブクログ

2024/07/14

 じんわり温かく面白かったです。  正直、あまり期待を持ってはいなかったのですが、矢部さんの描く可愛らしい大家さんとその掛け合い、他にも面白いキャラクターにどんどん引き込まれて読みました。  続編があるみたいなので、ぜひ読みたいです✨

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2024/07/13

ほっこりしたり、笑えたり、なんだか泣けたり、そして読み終えたら何故だか涙涙でした!矢部さんの表現力すごいなぁと感心しながら、読み終えるのが勿体無いと思える作品でした。

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2024/07/07

2018年「手塚治虫文化賞」短編賞を受賞 発売当時話題となっていたのは、知っていたけど 文庫化となった事で読んでみました 大家さん87歳、ご挨拶は“ごきげんよう” お買い物は伊勢丹 会話は、上品にしてウィットに富む お一人様でも楽しまれたでしょうが 矢部さんとの相性が良かったで...

2018年「手塚治虫文化賞」短編賞を受賞 発売当時話題となっていたのは、知っていたけど 文庫化となった事で読んでみました 大家さん87歳、ご挨拶は“ごきげんよう” お買い物は伊勢丹 会話は、上品にしてウィットに富む お一人様でも楽しまれたでしょうが 矢部さんとの相性が良かったですね こんなおばあさんになりたいなあと思います 運良く一人暮らしになりましたら 空いたお部屋に、かわいい若い子を下宿させて みるのも楽しいかもしれません

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2024/07/06

大家さんが可愛い。 ちゃんと女の子で。 あんな風に年をとれたらいいなと思ってしまう。お金に余裕もありそうだし、丁寧な生き方も素敵です。 矢部太郎は、本業のお笑いでは面白いと思ったことがないですが、この本は面白かったです。良い大家さんに出会って、本当に良かったですね。

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2024/06/27

大家さんも矢部さんも可愛くてほっこりしたり、 限られた時間を意識し読んでいて切なく感じたりしました。 また、 大家さんの話をちゃんと聞いてあげたり、雑草抜いて庭をきれいにしたりなど、当たり前のように思われることをちゃんと丁寧にしてる所が矢部さんの良さだということがわかると同時に、...

大家さんも矢部さんも可愛くてほっこりしたり、 限られた時間を意識し読んでいて切なく感じたりしました。 また、 大家さんの話をちゃんと聞いてあげたり、雑草抜いて庭をきれいにしたりなど、当たり前のように思われることをちゃんと丁寧にしてる所が矢部さんの良さだということがわかると同時に、自分も心の広い持ち主になりたいと、矢部さんに尊敬の気持ちが湧きました。   "類は友を呼ぶ"という言葉がありますが、本当にそうだなと思わせる。そして、とにかく優しさに溢れる一冊でした。 これは迷わず星5です。

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