司馬遼太郎が語る 第六集 私ども人類 の商品レビュー
鉄という道具の発達により農業の生産性が向上し、社会が豊かになり文化が繁栄したという、現代に至る生産と文化の関係の起源を政治不在の室町時代に求めるというところまではわかるのだが、総じて何がいいたいのかよくわからない講演。亜細亜大学の講演のようだが、要約すると言いながら、例え話が出て...
鉄という道具の発達により農業の生産性が向上し、社会が豊かになり文化が繁栄したという、現代に至る生産と文化の関係の起源を政治不在の室町時代に求めるというところまではわかるのだが、総じて何がいいたいのかよくわからない講演。亜細亜大学の講演のようだが、要約すると言いながら、例え話が出て話が脱線したり、かなり準備不足なのでは?という印象。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
室町時代は政治不在でも米の生産高が上がったので、米作に従事しなくても、文化系術でやっていけた。つまりベーシック・インカムが実現していた時代。しかしそれは豊富な鉄の生産が支えていた。 不況、格差社会、貧困、生活保護等の問題に直面している私たちには一考に値する。 その視点で考えると、TPPは私たちの見方か敵か。司馬遼太郎氏はどう言うのだろう。 日本人としての精神と誇りもこれとつながりがありそうだ。
Posted by
- 1