蝉法師 の商品レビュー
夏の季節に。セミを擬人化して、成虫になってからの短い命のなかで、嫁探しの道中を描く。主人公の名前も油だの熊だとセミらしい名前で鳴き声を読経と捉えている、オス篇とメス篇があり、いずれも短い一生の過ごし方を人の人生に例えながら、荒々しい描写で描いている。セミがこんな気持ちでいるのかと...
夏の季節に。セミを擬人化して、成虫になってからの短い命のなかで、嫁探しの道中を描く。主人公の名前も油だの熊だとセミらしい名前で鳴き声を読経と捉えている、オス篇とメス篇があり、いずれも短い一生の過ごし方を人の人生に例えながら、荒々しい描写で描いている。セミがこんな気持ちでいるのかと思うと、セミの声も違って聞こえる。
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店頭で試し読みしたら面白そうだったので購入。嫁探しの珍道中ということなので面白おかしい旅なのかと思ったら、番うために必死に生きる3人(匹)のお話です。雄視点だけじゃなくて雌視点もあるのがすごく良くて、思いがけず泣かされてしまいました。
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