社会学をはじめる の商品レビュー
社会学という、名称だけでは何をやっているかよくわからない分野について、わかりやすく解説されている。 こうあって欲しい、こうあるべきだ、という規範的な思いを起点に、特定の社会的現象にフォーカスし、その解決を目指して、現状の構造化や解決策を見つける分野であると理解した。 どんな分野に...
社会学という、名称だけでは何をやっているかよくわからない分野について、わかりやすく解説されている。 こうあって欲しい、こうあるべきだ、という規範的な思いを起点に、特定の社会的現象にフォーカスし、その解決を目指して、現状の構造化や解決策を見つける分野であると理解した。 どんな分野にしろ、こういった問題解決のアプローチは根底にあるべき思想かと思う。
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社会学とは何か、学ぶことができました。 多様性といわれるようになったからこそ、「やっかい」なことが明らかになった部分もありますが、考え行動して少しでも社会が良くなっていくといいなと思いました。
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世界・意味:二重に複雑 意味から成立 意味←言葉 社会問題に解決なし デュルケム・社会的事実 社会と社会学の共進化 固定的な見方を解きほぐす 社会学:被害構造論 社会学←対話 サードプレイス論 身体的な行為→意味 共同の規範をつくるいとなみ 順応的管理ー試行錯誤の仕組みデザイン ...
世界・意味:二重に複雑 意味から成立 意味←言葉 社会問題に解決なし デュルケム・社会的事実 社会と社会学の共進化 固定的な見方を解きほぐす 社会学:被害構造論 社会学←対話 サードプレイス論 身体的な行為→意味 共同の規範をつくるいとなみ 順応的管理ー試行錯誤の仕組みデザイン 対話的な社会認識:全体性を手放さない インタビュー≒認識を更新 ライフストーリー 社会学=聞くの組み合わせ 圧縮して考える:数値化 コード化 図表化 傾向・比較・分類・関係 演繹と喜納 アブダクション なんのための理論:グランド・セオリー 中範囲の理論 ソシオロジスト:合意形成の困難 社会学実践
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社会学とはなにか知らずに読んだ。 簡単にいうと社会学とは、社会のために良さそうな規範を共同で作って行くこと。ある事柄に関して対話をベースとして人の話や文献・資料からインプットし、分析して暫定理論として提言していく。その一連(プロセス)全てが社会学であると僕は認識した。 社会学...
社会学とはなにか知らずに読んだ。 簡単にいうと社会学とは、社会のために良さそうな規範を共同で作って行くこと。ある事柄に関して対話をベースとして人の話や文献・資料からインプットし、分析して暫定理論として提言していく。その一連(プロセス)全てが社会学であると僕は認識した。 社会学は知るだけではピンとこない。実践に移して初めて、社会学が何のためにあるのか分かる気がする。 僕の感覚ではあるが、社会学的アプローチは調査・分析をベースとするので、効果的な分野としてはすぐ答えを出さないといけない事象でなく、長期的な事柄に対してだろなと思っている。 できる範囲で人の話を聞き、分析して、よい社会を作っていけるようにしたいと思う。 民主主義のデメリットとして衆愚政治になる恐れがあるとよく言われるが、社会学的アプローチで見出した提言もPDCAを回して規範がうまくいってるのかそうでないのか確認し続ける必要がある。 社会学的考えは固定的なものではなく、あくまで暫定的なものと捉え、時代や環境の変化に応じで動的なものにしないと逆効果な恐れがあると思う。
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社会学の教科書を開くと最初に出てくるようなグランド・セオリー的な話ではなく(それはそれで面白いのだが)、徹頭徹尾、現在の社会学者たちが行なっている営みに関する記述。 特に社会学は規範的な学問であるという点は私の持っていたイメージとは異なっていて意外だったし、その調査・分析の態...
社会学の教科書を開くと最初に出てくるようなグランド・セオリー的な話ではなく(それはそれで面白いのだが)、徹頭徹尾、現在の社会学者たちが行なっている営みに関する記述。 特に社会学は規範的な学問であるという点は私の持っていたイメージとは異なっていて意外だったし、その調査・分析の態度に、私自身が仕事で行う事実認定的な作業とかなり近いものを感じたのも面白かった(社会学よりも調査範囲はかなり狭いし、個別の分析手法のレベルではかなり異なるが)。 以下は、私の個人的な関心との接続について。 --- 私自身は、最近、特に身の回りで起こる「推し活」にまつわる論争、「運営批判」、ファン同士の貶し合いなどを契機として、人々はどうすれば真摯に対話することができるのか、他者に対して誠実に接することができるのか、ということに関心がある。 これについて私が自戒のために定めていることとしては、①手持ちの物差しで安易に他者をカテゴライズしたり、そこから直線的に結論を出したりしないこと(留保)、②自分に見える他者の言動や態度の更に奥にある前提的な事項についてさまざまな可能性を考慮し、慎重に検討すること(吟味)、というごく当たり前のことなのだが、本書に出てくる、「意味」の重層性・多義性、異なる「意味世界」のぶつかり、という捉え方が、私が①・②の指針を導くにあたって感じつつも表現できていなかった感覚を、適切に説明してくれた感じがしている。 また、この「意味」、「意味世界」というキーワードは、もう一つの個人的な関心とも繋がってくる。 これまた個人的な話だが、同じコンテンツのファンの間でも、そのコンテンツを消費した際の反応の違いが驚くほど大きいことが気になっている。そのコンテンツは私の場合は、音楽アーティストの活動なのだが、ひとつのライブの感想でも、切り取るシーンが違うだけでなく、そこに意味を読み込んですぐ「エモく」なるファンが目につく。 また、アーティストが発表したある企画に関しても賛否が飛び交うことがある。管見の限りでも、否を唱える者の中には、アーティストの運営スタッフをバカにする者だけでなく、その企画の対象になっておらず、アーティストから見捨てられたと感じる者、その企画に参加できるほどの経済的余裕がない自分が悪いのだと自虐する者なども見られた。 側から見ても「常にこんな状態だと疲弊してしまわないか?」と心配になる。これらはいずれも特定のモノゴトに過剰に「意味」を見出している状態、「意味」が氾濫している状態ではないか、ということをずっと感じていたのだが、本書でも「意味」、「意味世界」というキーワードが出てきたことで、私の関心を整理する糸口が社会学の研究にありそうだという見立てがついた。 --- 社会学はとかく悪く言われがちな学問という印象があるが、本書は、社会学という学問の面白さや重要性を(再)認識できるとともに、VUCAとも言われる現代において、ひとりひとりがじっくりとしなやかに考えて生きるために重要なことを学んでいくための起点になる本だと思う。 難しいことは何ひとつ書いていないと思うし、1日で読み通せる程度の量なので、非常におすすめ。
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「社会学」、日常で社会に関わることをいろいろ考えたりしているので無意識のうちに始めている気がする。あまり意識したことない学問なので、正しく理解するために読みたい #社会学をはじめる #宮内泰介 24/6/7出版 #読書好きな人と繋がりたい #読書 #本好き #読みたい本 h...
「社会学」、日常で社会に関わることをいろいろ考えたりしているので無意識のうちに始めている気がする。あまり意識したことない学問なので、正しく理解するために読みたい #社会学をはじめる #宮内泰介 24/6/7出版 #読書好きな人と繋がりたい #読書 #本好き #読みたい本 https://amzn.to/4aNnQXj
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