物理学者のすごい日常 の商品レビュー
難しい部分もあったが、物理学者の頭の中はこんな風に考えているのか、と面白おかしく読めた。物理学が苦手でも気軽に読めるエッセイ。
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前作ほど楽しめなかった。 日常的なナニカから、物理の話に展開していくものは同じなのだが、強引に笑いに持っていくような「エッセイ」的なものが減って、少し「硬い」感じの話題が多かった。一本一本のエピソードも若干長い。最後の章に、牽強付会な日常クスッと系を何本か収めているので、これは、...
前作ほど楽しめなかった。 日常的なナニカから、物理の話に展開していくものは同じなのだが、強引に笑いに持っていくような「エッセイ」的なものが減って、少し「硬い」感じの話題が多かった。一本一本のエピソードも若干長い。最後の章に、牽強付会な日常クスッと系を何本か収めているので、これは、意識してのことだろう。前作で物理に興味を持ってもらって、この本でもう少し先に進もうじゃないかという狙いかもしれない。 ちょっと中途半端かな。どっちかっていうと、クスッと系の展開を期待していたので。
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物事の捉え方が素敵。理系ってそうだよねって思う(森博嗣さんにも通じるものがあるかもしれない)。夏の炎天下の京都、雨に濡れない方法、イギリス人が傘を持たない理由、亡くなったお父さんが「空にいる」件、桃を4人で均等に分ける方法、混むバスを避ける方法、満員電車で席を確保する方法(これは...
物事の捉え方が素敵。理系ってそうだよねって思う(森博嗣さんにも通じるものがあるかもしれない)。夏の炎天下の京都、雨に濡れない方法、イギリス人が傘を持たない理由、亡くなったお父さんが「空にいる」件、桃を4人で均等に分ける方法、混むバスを避ける方法、満員電車で席を確保する方法(これは私もやったことがある)、連結した席での貧乏ゆすり対策。『物理学者のすごい思考法』も読んでみたい。
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おもしろい日常 貧乏ゆすり相殺の話は面白い 爆発まで話が進むとは 頭が興奮する会話を日常的にしたいものである
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私には物理学者の義父がいます。義実家で義父との話題に窮していて、何か良いヒントが得られないかと思い、書店で購入しました。 傘なしで雨に濡れずに帰る方法や、貧乏ゆすりの波を打ち消そうとする話、どの話も仮説と検証結果に解離があり、くすくす笑えます。もちろん、理論はしっかりあるので、...
私には物理学者の義父がいます。義実家で義父との話題に窮していて、何か良いヒントが得られないかと思い、書店で購入しました。 傘なしで雨に濡れずに帰る方法や、貧乏ゆすりの波を打ち消そうとする話、どの話も仮説と検証結果に解離があり、くすくす笑えます。もちろん、理論はしっかりあるので、「科学」も堪能できる内容となっています。 特に良かったのが、人の死に対する考え方を書いている章です。著者は、死に対して唯物論的な考え方(人間は火葬後に水と二酸化炭素になり、大気中に帰る等)をお持ちなのですが、それでも無機質な方ではなく、文章の中から大切な人を失った時の悲しみが十分に伝わってきました。とても著者に好感が持てる章でした。 物理学者が皆この様な考え方だとすると、とても義父と噛み合う話ができる気がしないのですが、日常に少しでも科学的な視点を取り入れてみようと思わさせてくれる、そんな一冊でした。
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科学に携わる人々の普段の思考や行動や生活について、普通の人の目に触れる機会を増やす。そのことが、次代の科学者(あるいは、その理解者や支援者)を育てることにつながる。著者の信念であろう。 では、科学者の生態とは? 彼らは、日常でふと目に入ったことや、なにげない家族の質問などが、きっ...
科学に携わる人々の普段の思考や行動や生活について、普通の人の目に触れる機会を増やす。そのことが、次代の科学者(あるいは、その理解者や支援者)を育てることにつながる。著者の信念であろう。 では、科学者の生態とは? 彼らは、日常でふと目に入ったことや、なにげない家族の質問などが、きっかけとなり、そのとたんに、頭のエンジンがフル回転をはじめ、没入してしまう。その様を、自ら半ばピエロの役柄に擬して表現したエッセーである。 これだけ情報機器が進化していても、複数の科学者(特に数式展開を重視する科学領域の学者に限定されるかもしれないが)が、ディスカッションで創発を試みる時、彼らは、黒板とチョーク、のスタイルを崩さない。頭の中の概念を実体化する際のスムーズさや、広く概念を並べる際の一覧性等の面で、ディスプレーやタブレットや電子ノートや、電子黒板?などは、まだまだ能力不足であるということだろう。
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著者の小学生向けの公開講座を聴いた。おもしろかった。物理学者は学会でも、Tシャツ、短パン、サンダルだという。数学者はさらにロン毛だったりするらしい。前作「すごい思考法」を持って、サインをしてもらいに訪れたのだが、不覚にもこの新刊のことを僕は認識していなかった。聴講後、早速書店で見...
著者の小学生向けの公開講座を聴いた。おもしろかった。物理学者は学会でも、Tシャツ、短パン、サンダルだという。数学者はさらにロン毛だったりするらしい。前作「すごい思考法」を持って、サインをしてもらいに訪れたのだが、不覚にもこの新刊のことを僕は認識していなかった。聴講後、早速書店で見つけて購入。ここ2週間ほど、通勤途中で読んだ。僕は、前作以上におもしろく読めた。著者自身と短いながらも会話をし、身近に感じられるようになったからかもしれないが。亡くなった父の話。実は僕の中では亡くなってからの方がよく父と会っているのだ。夢の中での話だが。不思議だがそれが現実だ。来年早々7回忌を迎えるというのに。学習物理学やSFあたりは読んでいて、やっぱり物理学はおもしろいなあ、と思えた。しかし、朝食とか、最高の食とか、満員電車や、貧乏ゆすりなどなど、次第に「理論物理学者は暇なのか?」という疑問がわいてきた。比較対象のために公立中学校教員の妻を引き合いに出す。朝8時前に自家用車で出勤し、給食の時間も生徒といっしょ、放課後は部活、その後、トラブルのあった生徒の保護者対応など、あるいは、勤務時間外の会議など、帰宅するのは午後9時ころ。夕飯の準備をし、食事をすませ、風呂に入って12時前に就寝。土曜日は少し早く帰宅はするものの終日部活。日曜日のみ休み。何かを思考しようなどという気はおきないらしい。というか、ほとんど授業の準備などに追われている。まあ、部活の時間が実は趣味の時間となっているのだろうが。それが普通だと言う気などさらさらないが、この理論物理学者は、どうでもいいような話を、思考し、仮説を立て、場合によっては実験・検証までし、自分なりに納得している。何と幸せなことよ。そう、それこそが幸せな生き方なのではあるまいか。まあ思考すること自体が仕事なわけだから、仕事と趣味とが混ざりあっているというのだろうか。僕ももう少し、本書に登場するような数式を追いかけることができれば、より豊かな人生を送ることができたのかもしれない。ああ、数式、追いかけられるようになりたい。いまの僕にできるのは2次方程式の解の公式を導いたり、ピタゴラスの定理を証明したりするあたりまでだから。
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面白かった。物理を学ぶことを選択しなかった自分なので、物理の楽しさを体感できたらなあと羨ましく思う。物理現象に囲まれて生活してるのにと、改めて考えた。
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学習物理学 一般座標変換不変性 ニューラルネットワークとミクロの原始のネットワーク AIと物理学の混合ー生成模範・拡散模範 発見を知っている・それを生んだゾクゾク感 天候はカオス 一人の人間のちっぽけさと宇宙 ランダウアーの原理 法要の周期性 ユニタリー時間発展 自発的対称性の破...
学習物理学 一般座標変換不変性 ニューラルネットワークとミクロの原始のネットワーク AIと物理学の混合ー生成模範・拡散模範 発見を知っている・それを生んだゾクゾク感 天候はカオス 一人の人間のちっぽけさと宇宙 ランダウアーの原理 法要の周期性 ユニタリー時間発展 自発的対称性の破れ ファインマン・ダイアグラム サイエンスを感じる身体を表現 文字の情感が生む真の価値 桃の種の連続極限 指数関数 宇宙の時間と自分の時間 貧乏ゆすりの即時迎撃態勢 ホログラフィー原理 巨大な焼売の最適化
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