脳科学で解き明かす ストレスと脳の取扱説明書 の商品レビュー
心的外傷後ストレスの説明を確認したくて図書館で借りた。 PTSD患者では扁桃体の血流ようが多く活発になっており、一方、海馬はその体積が小さくなっているらしい。この変化が恐怖の記憶を強めたり、消えるのを防いでいる可能性があるとのこと。 ちなみに扁桃体は食物摂取や外敵への攻撃、...
心的外傷後ストレスの説明を確認したくて図書館で借りた。 PTSD患者では扁桃体の血流ようが多く活発になっており、一方、海馬はその体積が小さくなっているらしい。この変化が恐怖の記憶を強めたり、消えるのを防いでいる可能性があるとのこと。 ちなみに扁桃体は食物摂取や外敵への攻撃、逃避などの個体保存のための本能行動をつかさどり、海馬は扁桃体と共に本能行動と情動行動をつかさどる大脳辺縁系に属す。海馬には視覚、聴覚、嗅覚、味覚、皮膚感覚などあらゆる感覚にかかわる電気信号が入力され記憶し、睡眠中に再現されて側頭葉などの大脳皮質に移されて保存されるという。 恐怖や不安といったネガティブな感情の情報が扁桃体から海馬に送られ、鮮明に記録されるという。 シナプスの機能などもわかりやすく解説されている。さらっと読むにはなかなかよくまとまっている。
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本書から得られた気づき ・心理的なストレスも物理的なストレスも体が反応するしくみは同じ ・長期的な運動により、ストレス反応を落ち着かせることができる ・楽しい読書には、ストレス解消効果がある
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