祓い師笹目とウツログサ の商品レビュー
Posted by
植物の妖怪のようなウツログサ。それが見える祓い師笹目が説きおこしてくれる不思議な現象を扱った短編集5篇。分からなければ怖いような気もするが、共存もできる存在で後を引く面白さがあって良かった。
Posted by
蟲師の世界。文庫オリジナル作品なので、シリーズ化するのかな?序章のわたしの話がないので、続くような気もする。メインが蟲師よりは宿主の人間たちに寄っているように思う。
Posted by
植物の妖怪、ウツログサを祓う笹目とウツログサを宿す人達の物語。ほしお先生のこれまでの作品とは違った雰囲気の物語で新鮮だった。ウツログサを祓う選択をする人もいれば祓わない人もいて、その選択の先にもどこか寂しさがある余韻の残るお話だった。これもシリーズ化して欲しい。
Posted by
植物やキノコやカビに近い、植物の妖怪のような、この世の理とは別のところで存在するもの、ウツログサ。 意思も何もないはずなのに、欲望のようなものを察して、宿主が喜ぶことをする。 これがまぁ、切ない。 5話の編成なのだけれど、ひとつひとつのおはなしに、1人の人生のうちの多くの年月が記...
植物やキノコやカビに近い、植物の妖怪のような、この世の理とは別のところで存在するもの、ウツログサ。 意思も何もないはずなのに、欲望のようなものを察して、宿主が喜ぶことをする。 これがまぁ、切ない。 5話の編成なのだけれど、ひとつひとつのおはなしに、1人の人生のうちの多くの年月が記されていて、そこにウツログサがどう関わっていたのか、それが物語の軸になっているから、ウツログサの存在が良くないものだと思っていても、いざ払うとなると迷いが出てしまう。 ずっと一緒に生きてきた、体の一部のようなものになってしまうんだなぁと、こちらまで切なくなる。 例えるなら蟲師のような。と、語彙力の乏しさを誤魔化すためにこの本の雰囲気を伝えるのなら、これが1番わかりやすいかもしれない。蟲師がわかる方になら。
Posted by
漆原友紀さんの蟲師を思い起こしました。そちらを知っているので、小説だと色々の部分がくどいなぁと感じました。ただそれはマンガと小説という創作方法の違いなのかもしれません。さりげない小品集として 蟲師を知らない人には楽しめるのかもしれません。祓師笹目は 狂言回しの役割で あまり出てき...
漆原友紀さんの蟲師を思い起こしました。そちらを知っているので、小説だと色々の部分がくどいなぁと感じました。ただそれはマンガと小説という創作方法の違いなのかもしれません。さりげない小品集として 蟲師を知らない人には楽しめるのかもしれません。祓師笹目は 狂言回しの役割で あまり出てきませんが、今後シリーズ化すれば、色々展開するかもしれません。
Posted by
植物の妖怪、と呼ばれるウツログサにつかれた人々の物語。 しっとりとした、現代の民話のようでした。 幸せとは何か。 その人にとっての希望は何か。 それぞれのお話の主人公は、物語の終わりに何を選ぶのか。 余韻の残る物語でした。
Posted by
【わたしの隣には穴がある】人の目には見えないウツログサ。植物の妖怪に近く多くは無害だが人につくと宿主の欲望を読み成長する。つかれた人々と祓う男の物語。
Posted by
- 1