茶道の文化経済学 の商品レビュー
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本ではなく、同志社大学のレポジトリで博士論文を拝読。脚注とかがないので、茶の湯の文化に疎い人にはきっと理解しにくいのではないかも思った。事実、おれは茶の湯をやってても流儀が違うので一二三とかよくわからないことも多かった。 文化経済学というジャンルが初めてなんだが、アメリカで学部レ...
本ではなく、同志社大学のレポジトリで博士論文を拝読。脚注とかがないので、茶の湯の文化に疎い人にはきっと理解しにくいのではないかも思った。事実、おれは茶の湯をやってても流儀が違うので一二三とかよくわからないことも多かった。 文化経済学というジャンルが初めてなんだが、アメリカで学部レベルの経済学をかじった身からすると社会学や経営学に近いように感じた。 表千家で10数年の茶歴があり、流儀の茶の湯をやってきた視点を交えて、茶の湯の家元の周りにある稽古場、茶会、道具の3つの経済を考察している。 茶の湯を巡る経済がかなり効率的にできているとの評価のようだが、今茶の湯人口がピーク時に比べて半減していることがどのように影響するかといった考察も聞きたい。 個人的に面白かったのは、扇子が武家の挨拶で刀を用いていたその代わりだという話とか、そういう茶の湯関連知識。
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