一〇〇年学習時代 はじめての「学習学」的生き方入門 の商品レビュー
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生きることは学ぶこと、まなび続けること。 はじめにの冒頭の文である。本書の本質はこの文に集約されている。そして著者が提唱するのが「最新学習歴の更新」という態度である。 本書ではこの観点で今という時代を見直したものである。 「教わる」から「学ぶ」。「学習」を「適応」と「開発手法」の二面から考える。「わかる」から「できる」。これらの言葉からも、如何に学習を再定義しようとしているかが分かる。義務教育にはじまる教育制度。これらは広く知的能力を向上させることに貢献している。一方、本質を忘れがちにする土台でもある。本書ではその事にも警鐘を鳴らしている。 最後に「学習の七原則」を引用しよう。 ・平等の原則:誰もが学習者である ・協力の原則:学び合う ・多様の原則:teacherからcoachへ MI理論:8つの知能に分け、その特性に応じて学べる様にする ・総合の原則:教科などの個別ではなく総合で学ぶ ・更新の原則:ベストを更新続ける ・意味の原則:「生命にとって意味があるものが情報」 ・習慣の法則:できるようになるための習慣。進捗させるためのアンラーニング。その両方が大切
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大人にとっても、アップデートし続けることが大事だと感じました。 教育改革は大変だと思いますが、変化が激しい社会に生きていけるように、もう少しスピーディーに変わっていってほしいです。
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・高齢者が社会と繋がり、社会の役に立っているという実感を持つことで、健康にも直結しQOLが向上するでしょう ・最新学習歴という概念は、社会人の学習をいわゆるビジネススキルに直結したものに限定しません ・「個として主体性」「多様な集団の中での当事者意識」 ・世代間の知識、技能の伝承...
・高齢者が社会と繋がり、社会の役に立っているという実感を持つことで、健康にも直結しQOLが向上するでしょう ・最新学習歴という概念は、社会人の学習をいわゆるビジネススキルに直結したものに限定しません ・「個として主体性」「多様な集団の中での当事者意識」 ・世代間の知識、技能の伝承には、生殖年齢を過ぎた後のおばあさんが大きな役割を果たしたとされる ・滅びずに生き延びていけるのは最強の動物ではなく、環境の変化にもっとも対応した生物 ・他者にとっては全く価値のない体験が、ある人にとては人生最高の瞬間
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