独裁が生まれた日 の商品レビュー
習近平は文化大革命の被害者であるのに、中国共産党へ入党して、毛沢東路線に舵を切ろうとしている。 そこからして理解に苦しむし、何時も表情に変化なく、感情も読めなくて不気味。 今の中国の得体の知れない不気味さは、そのまま習近平の印象とリンクしてると思う。 共産党を批判すると、あ...
習近平は文化大革命の被害者であるのに、中国共産党へ入党して、毛沢東路線に舵を切ろうとしている。 そこからして理解に苦しむし、何時も表情に変化なく、感情も読めなくて不気味。 今の中国の得体の知れない不気味さは、そのまま習近平の印象とリンクしてると思う。 共産党を批判すると、ある日突然ドアをノックされて、当局に逮捕される。怪談話みたいだけど、隣の国で今この時にも行われてる、本当の事なのだ。
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民主主義の衰退と新たな形の独裁体制の台頭、権力が何気ない日常を侵してゆくプロセス…丁寧で時間をかけた取材と読みやすく心に重く響く文章、読了後も心はゆさぶられたままです。折しも8月半ば、日本の終戦記念日などと合わさり、日本にも同じ全体主義、事なかれ主義がまん延していたこと、今現在も...
民主主義の衰退と新たな形の独裁体制の台頭、権力が何気ない日常を侵してゆくプロセス…丁寧で時間をかけた取材と読みやすく心に重く響く文章、読了後も心はゆさぶられたままです。折しも8月半ば、日本の終戦記念日などと合わさり、日本にも同じ全体主義、事なかれ主義がまん延していたこと、今現在も起こりつつあることに慄然としました。民主主義とは自由とは本当に脆いものなのだと。そしてまた、彼の国の首脳部が何故、という様々な情報への疑問の一部を理解する鍵を少し示していただけたようにも思います。 「大きな物語が叫ばれ、漠然とした不安が煽られる昨今、ちいさな主語で考えることがいっそう求められていると感じる…」 筆者の「あとがき」が心に残りました。 ハンナ.アーレント、読んでみようと思います。
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習近平の独裁体制がいかにして成立してきたか? 習近平は毛沢東のような独裁者になることを目指しているのか?鄧小平が唱えた改革開放路線を廃止し、共同富裕など共産主義の原則に戻る体制を目指しているのか? 胡錦濤が強制的に退場させられた。全国人民代表大会において、最後に習近平にかけた声は...
習近平の独裁体制がいかにして成立してきたか? 習近平は毛沢東のような独裁者になることを目指しているのか?鄧小平が唱えた改革開放路線を廃止し、共同富裕など共産主義の原則に戻る体制を目指しているのか? 胡錦濤が強制的に退場させられた。全国人民代表大会において、最後に習近平にかけた声は 好自為之 自らしっかり対処する、自分でやったことの尻拭いはきちんとしなさい。
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