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迷子手帳 の商品レビュー

4.2

20件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

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2024/07/23

こんなこというと穂村さんに嫌がられてしまいそうだけど、穂村さんの本には絶大な信頼と安心をかんじる。手にするすべての本がおまもりと化す。迷子手帳。このタイトルだけで、元気のないときも安心して開ける。押しつけのようなものが一切ないし、突き放しもしない。自分がふだんかくしているところ...

こんなこというと穂村さんに嫌がられてしまいそうだけど、穂村さんの本には絶大な信頼と安心をかんじる。手にするすべての本がおまもりと化す。迷子手帳。このタイトルだけで、元気のないときも安心して開ける。押しつけのようなものが一切ないし、突き放しもしない。自分がふだんかくしているところに優しく語りかけてくれるような気がするのだ。

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2024/07/21

装丁が可愛い。 ほむほむも年をとって、随分丸くなった気がする。昔はもっととんがっていたけど。 妻とのやりとりにほのぼのする。 愛とは「瞬間的なピークの高さではなく、最低ラインをどれだけ高くかつ良く維持できたか」(P110)と書いてある。パーっと激しく燃え上がって一気に冷めてしまう...

装丁が可愛い。 ほむほむも年をとって、随分丸くなった気がする。昔はもっととんがっていたけど。 妻とのやりとりにほのぼのする。 愛とは「瞬間的なピークの高さではなく、最低ラインをどれだけ高くかつ良く維持できたか」(P110)と書いてある。パーっと激しく燃え上がって一気に冷めてしまう愛もあるけど、ほむほむ夫妻は高さを長く維持することに成功しているんだな。羨ましい。

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2024/07/19

好きです。 著者はうちの夫と同じ歳。穂村さんと結婚したかった。実は先日書店の棚でこのエッセイに一目惚れ。今まで全然知らなくてごめんなさい。 私と似た感覚をお待ちの部分がたくさんあって、好きだなー、わかるなあー、つくづく感じてしまいました。 装丁が目立っていて目に留まり、クセのある...

好きです。 著者はうちの夫と同じ歳。穂村さんと結婚したかった。実は先日書店の棚でこのエッセイに一目惚れ。今まで全然知らなくてごめんなさい。 私と似た感覚をお待ちの部分がたくさんあって、好きだなー、わかるなあー、つくづく感じてしまいました。 装丁が目立っていて目に留まり、クセのあるおじさんかなとその時は思ったけど、読んでみるとすごく庶民的で小心者な雰囲気がとても可愛い。好き。

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2024/07/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

穂村先生のエッセイにはいつも助けられている。豊かな気持ちを取り戻せられるのだ。 と言うよりはかつて、豊かだったであろう気持ちを。では、今は心が荒んでいるのかというと読み終わった直後なのでそうは定義付けはできないのだ。読む前と読み終わった後となぜにこんなにも「気持ちの豊かさ」を話題にしたがるのか自分に問うてみる。そこは主観なので何ということもない感覚だけれど、やはり堂々巡りで豊かになった気がする。 『一冊の本の裏表紙撫で回したくなる梅雨明けの雷』お粗末様でした。 それにしても、声に出して笑ってしまう子猫の『可愛い!』『可愛い!』『可愛い!』『可愛い!』    馬鹿になるのが自分だけじゃなくてよかったというところでした。

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2024/07/05

名前しか知らなかった歌人の穂村弘さん。可愛い装丁とタイトルに惹かれて手に取った。北海道新聞などに掲載されたエッセイをまとめたもの。著者紹介を見るとすごい方なのだが、本作は日常を切り取った話がほとんどで書いた人の穏やかさを感じる文章だった。好き。奥様もちょいちょい登場してその会話の...

名前しか知らなかった歌人の穂村弘さん。可愛い装丁とタイトルに惹かれて手に取った。北海道新聞などに掲載されたエッセイをまとめたもの。著者紹介を見るとすごい方なのだが、本作は日常を切り取った話がほとんどで書いた人の穏やかさを感じる文章だった。好き。奥様もちょいちょい登場してその会話の中身から夫婦の仲の良さを知れる。『タイムトリップ体験』と『四十年ぶりの再会』の小さな奇跡体験が心に残った。生きているとこんなこともあるんだなと思わされる。

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2024/06/26

北海道新聞で読める人、素直に羨ましい。 前作で読んだ岸本さんのエッセイとリンクする内容も多く(同年代だから?、いや好きな人は同期するんだ) 2倍お得感を感じたりして。 奥さんが良く登場する、ほのぼの愛妻家ですね。

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2024/06/22

#ヨンデルホン #迷子手帳 / #穂村弘 #講談社 #ドクリョウ #ヨミオワリ 穂村さんが、NHKの『ネコメンタリー 猫も、杓子(しゃくし)も。』に出られることを楽しみにしながら本を閉じた。

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2024/06/18

角が丸くカットされていて表紙のイラストもゆるく可愛らしい。穂村さんと奥様のやりとりがコントのようで(失礼)クスッと笑ってしまうところばかりだった。穂村さんは少し上の世代ですが、昭和ネタには懐かしく頷ける話が多く大爆笑。

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2024/06/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

海外旅行を普通に楽しまれるようになっていてショックだった。大人じゃん…。でも、手配は奥様が行なっているに違いないという安心感もある。 蛸足ノートに引き続き、奥様と猫ちゃんの話が多めだった。猫ちゃんの話は今後も増えてほしい。 ※ アニバーサリー人間は、別れる時本当に怖いです。

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2024/06/03

『北海道新聞』連載と『暮しの手帖』などに掲載されていたものを纏めたエッセイ集。 なんといっても角がない本に驚き。 直角部分がまあるくカットされていてそれだけでほんわかした。 カバーフィルムを見ると図書館の方の努力の跡がうかがえる。 中身も緩くて穏やか。 記念日を覚えるのが苦手...

『北海道新聞』連載と『暮しの手帖』などに掲載されていたものを纏めたエッセイ集。 なんといっても角がない本に驚き。 直角部分がまあるくカットされていてそれだけでほんわかした。 カバーフィルムを見ると図書館の方の努力の跡がうかがえる。 中身も緩くて穏やか。 記念日を覚えるのが苦手で妻の誕生月が来るとすぐに「おめでとう」を言う穂村さん。 いやいやそれはダメダメでしょ。 カレンダーかスマホにでもメモして当日言いましょう。 思わず笑っちゃうものから少ししんみりするものまで盛りだくさん。 肩の力を抜いて楽しめる人間味溢れるエッセイ集。

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