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鎮魂 の商品レビュー

4.3

25件のお客様レビュー

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2024/07/18

関東連合を想起させるのは言わずもがな。こうしてフィクションに落とし込んでもエゲツないのだから実際はもっともっとエゲツない。

Posted byブクログ

2024/07/16

いや〜面白かった。最初こそ胸糞悪いかんじだったけど、後半まさかまさかだったわ。 途中途中現れる人物たちがどう繋がるかわからないけど、何かしら闇があると思っていた。凶徒聯合という名の組織だったり、英介と陽介だったり、海老原と娘、窪塚、京子などいろんな形での家族が絡んでいて、まるで切...

いや〜面白かった。最初こそ胸糞悪いかんじだったけど、後半まさかまさかだったわ。 途中途中現れる人物たちがどう繋がるかわからないけど、何かしら闇があると思っていた。凶徒聯合という名の組織だったり、英介と陽介だったり、海老原と娘、窪塚、京子などいろんな形での家族が絡んでいて、まるで切れない鎖のようにカゾクという呪縛から縛られて抜け出すことができないみたいな。カゾクがいる限り復讐したってまた同じことが繰り返される。たとえ改心しようとも、したことは一生なくなることはないんだ。 山場のとこ、最高だった。

Posted byブクログ

2024/07/10

半グレ集団の主要メンバーが何者かによって殺害されていく。犯人は誰なのか、犯人の目的は達成されるのかというストーリー。色々な登場人物の視点で話が進み、一気に読破。罪と罰と救済に焦点を当てた話。

Posted byブクログ

2024/07/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

スカッとした。 テレビのサスペンスドラマとか復讐殺人はいつも主犯が生き残ってしまう。 毎度毎度、なんで主犯を先に殺さないんや!と怒りにみちる。 これもそうかと思ったけど全滅や。 これほど殺された被害者たちをざま〜みろ!と思ったことはなかったわ。 筆者の姑息な?犯人ぽい刑事さんにはすっかり騙されたわ。 やくざにはすごい法律でしめだしつつあるから 半グレにも法律で追い払って欲しい。 オレオレ詐欺の犯人にはシンガポールのむち打ち刑でお願いします。

Posted byブクログ

2024/07/04

半グレ集団への復讐劇の話 もし自分の周りの人間が理不尽な被害を受けたら、、、と考えると復讐する気持ち分かるような、理解できんような、、、弟が自殺してしまった兄、凶悪犯の兄を持つ妹、AVに売られた娘を持つ父、、、せつない 「悪い夏」「正体」「正義の申し子」に続き4冊目!染井先生ハズ...

半グレ集団への復讐劇の話 もし自分の周りの人間が理不尽な被害を受けたら、、、と考えると復讐する気持ち分かるような、理解できんような、、、弟が自殺してしまった兄、凶悪犯の兄を持つ妹、AVに売られた娘を持つ父、、、せつない 「悪い夏」「正体」「正義の申し子」に続き4冊目!染井先生ハズレなし

Posted byブクログ

2024/06/30

半グレを狙った連続殺人事件。 犯人は半グレに襲われた被害者の家族! 犯罪者の兄を持った妹の気持ちが切ない。

Posted byブクログ

2024/06/29

面白かった。途中から展開は読めてて、ラストもう少し何か欲しかったけど、エピローグで挽回したかなという感じでした。ネタバレになるので詳しく書かないけど、エピローグの信じたの件には胸が締め付けられた。

Posted byブクログ

2024/06/25

久しぶりに眠るのも惜しいくらい、次の展開が気になって仕方ない面白い作品を読んだ。 弟の件は涙が出そうになった。 しかし、半グレは怖い!

Posted byブクログ

2024/06/22

染井為人の作品は『悪い夏』『正体』に次いで3作目の読了。 最悪最凶の半グレ組織メンバーが1人ずつ殺害されていく、そんなお話。 割と序盤で犯人が誰かを教えてくれるので、ミステリー感はあまり無い。 (無いとは言ってない。ほぅ!ってなる、どんでん返しポイントはちゃんとあります。) ...

染井為人の作品は『悪い夏』『正体』に次いで3作目の読了。 最悪最凶の半グレ組織メンバーが1人ずつ殺害されていく、そんなお話。 割と序盤で犯人が誰かを教えてくれるので、ミステリー感はあまり無い。 (無いとは言ってない。ほぅ!ってなる、どんでん返しポイントはちゃんとあります。) この作者の作風は読みやすいし、程よくポップだし、多分私のようにウシジマくんシリーズが好きな人にはハマるんじゃないかな。 半グレ組織とかがよく出てくるのでね。 今作も例に漏れず楽しめたけど、どちらかと言うと『正体』の方が好きでした。 変な読後感とかは無く、結構スッキリ終わってくれる。疑問も特に残らない。 けどその反面、余韻をあまり感じなかった。 私はモヤモヤするかバッドエンドか、意外とそういう終わり方をする作品の方が好きなのかもしれない。

Posted byブクログ

2024/06/12

出先の書店で入手した一冊である。「続き?」が酷く気になる展開で、頁を繰る手が停め難くなり、素早く読了に至った。 これは深い怨恨の故に、巧みに犯行を繰り返す者の物語であり、繰り返される犯行で犠牲になる者達が関わった事件に永く携わった経過の在るベテラン捜査員の物語である。そして繰り返...

出先の書店で入手した一冊である。「続き?」が酷く気になる展開で、頁を繰る手が停め難くなり、素早く読了に至った。 これは深い怨恨の故に、巧みに犯行を繰り返す者の物語であり、繰り返される犯行で犠牲になる者達が関わった事件に永く携わった経過の在るベテラン捜査員の物語である。そして繰り返される犯行の対象となる者達の物語という要素も入り込む。多層的に語られる、静かに熱いという物語だと思った。 或る夜、或る男がバーで出くわした2人の男達の話しが耳に入る。 もっと若かった頃の“武勇伝”めいた話しをしている男が在るが、話しの内容が悪名高い所謂「半グレ」の集団の関係者らしい。そしてもう1人の男が、丁寧にその男をもてなすかのように接している。“武勇伝”めいた話しをしている男が席を外した際に尋ねると、“武勇伝”めいた話しを聴いていた男は出版社の編集者で、所謂「半グレ」の集団に纏わる本を出版しようとしているのだという。或る男は、所謂「半グレ」の集団の者達による理不尽な暴力で、友人が人生を棒に振るような被害を被ってしまっている経過も在り、この編集者に対して憤激を覚える。 そういうことが在った翌朝、男を訪ねて年配の刑事の古賀と、少し若い窪塚という掲示が訪ねて来た。その朝、「半グレ」の集団に属する男の遺体が見付かったのだという。この男が寄っていたバーで、同行していた人物と言い争いになっていた人物が在るということになった。そこで御話しを伺いたいということになり、男は驚くのだった。 こういうようなことから事態は動く。犯行を重ねる者の、深い怨恨に至る物語と、それを少しずつ解き明かす捜査員の動き。所謂「半グレ」の集団の者達が深く酷く蔓延っている様と、その密かな影響によって生じている状況も在る。 物語は適宜視点人物を換えながら進んで行く。“悪”たる所謂「半グレ」の集団の者達が殺害されることを「正義!」とする声も拡がる、或いはそういう声を広げようとする者が現れるということも筋書に加わる。そして重層的な物語が展開する。或いは、合法も非合法も含めて様々な活動をするようになった所謂「半グレ」の集団の者達の変化―30代の後半、数年で40台に入るという年代に差し掛かっている―という様子も描かれている。 本当に、頁を繰る手が停め難くなる。非常に強く引き込まれながら読み進んだ。御薦め!

Posted byブクログ