室外機室 ちょめ短編集 の商品レビュー
日常の中にぬるりと入ってくるような不思議なお話たち。 こういうファンタジー漫画の短編集、めちゃくちゃ良い。お気に入り。
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ちょめ先生の初単行本となる短編集。 コミティアで存在するのに実在しない本を買ってしまったお話「継ぎ穂」。 事故死した女の子が成仏するまでの束の間の冒険「21gの冒険」。 毎週金曜日の夜ラジオで日本っぽい異国の惨状が伝えられる「混信」。 人の人生が綴られた本を集めた図書館に迷い混む...
ちょめ先生の初単行本となる短編集。 コミティアで存在するのに実在しない本を買ってしまったお話「継ぎ穂」。 事故死した女の子が成仏するまでの束の間の冒険「21gの冒険」。 毎週金曜日の夜ラジオで日本っぽい異国の惨状が伝えられる「混信」。 人の人生が綴られた本を集めた図書館に迷い混む「地下図書館探検」。 全4話どれも面白かったです。 雰囲気的には「世にも奇妙な物語」っぽさがありますね。
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日常から不思議な世界へと入り込む短編集。本や図書館の幻想物語が特に良かった。絵柄も雰囲気もお気に入りです。
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本屋で見かけて表紙買い。 日常から少しずつズレていく不思議な話で構成された短編集。 描き込みがすごくて圧倒される。 自分もラジオをよく聴くので「混信」が特に好きだった。
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「SFにホラーに幻想文学!こんだけいろんなジャンルより取りみどりなのに、自分じゃ覚えてらんないんだもんなあ」 という極上ファンタジー短編集。日常からぴょんとジャンプしてファンタジーに入り込む具合が素敵。漫画が上手い!という感じの1冊です。初出は同人誌。 作者の他の同人誌も買える...
「SFにホラーに幻想文学!こんだけいろんなジャンルより取りみどりなのに、自分じゃ覚えてらんないんだもんなあ」 という極上ファンタジー短編集。日常からぴょんとジャンプしてファンタジーに入り込む具合が素敵。漫画が上手い!という感じの1冊です。初出は同人誌。 作者の他の同人誌も買えるものは全部買ってしまった。 「接ぎ穂」 ある同人イベントで奥付もサークル名もない12ページの漫画を買ったお話。 その本は、画像をネットに上げても写真に残してもトレースしても消えてしまい、残すことができない。そして読むたびに内容が変わる。そのどれもが主人公にとってどストライクなのだ。内容を文章や模写で書き留めていったノートはどんどん溜まっていき・・・、ラストが好き。 「21gの冒険」 27歳にして交通事故で幽霊になった主人公が、風に飛ばされふわふわしながら、自分の入る予定の墓でも目指すか、と空中散歩する。21gと言えば有名な重さだ。余韻が素晴らしい。 「混信」 夜中にラジオを聴いていたら、知らない県名のニュースが聞こえてきた。もちろん調べても出てこない、ある日、そのラジオから空襲警報が流れてきて・・・やはりラストが良い。 「地下図書館探検譚」 図書館で見知らぬ階段を下りたら異世界に紛れ込む話。その地下図書館の本は1冊がひとりの人間の年代記になっていて・・・。一番長い編。シチュエーションだけ並べると良くある話だけど、やはり印象が良い。ずらーっと並んだ・積み上げられた本を適当に書かずに1冊ずつ手書きしているところに狂気すら感じる。 いちばん好きなのは接ぎ穂かな~。ツイッタにも丸ごとあるのでぜひ。 https://x.com/tyomevv2/status/1798989117583495409
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Twitterで見かけて、これは絶対に面白いと確信したので紙の本で購入。そしてさればよ、完璧!!!物語の始まりと終わりをそっと物語の階層で包むやつがカッコ良すぎて身悶えした。 すべての短編が素晴らしい書き込みに満ちていて、読んでいて純粋に楽しい。個人的には「混信」に横たわる物語へ...
Twitterで見かけて、これは絶対に面白いと確信したので紙の本で購入。そしてさればよ、完璧!!!物語の始まりと終わりをそっと物語の階層で包むやつがカッコ良すぎて身悶えした。 すべての短編が素晴らしい書き込みに満ちていて、読んでいて純粋に楽しい。個人的には「混信」に横たわる物語への視座に唸るところがあった。 まごうことなき傑作、著者のさらなる活躍に大いに期待したい。
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「室外機室」というタイトルとカバー絵だけでもうこれは絶対に面白い本だと確信して購入。実際に読んで見てもその期待を裏切らない出来。 収録作はどれも面白い。 「継ぎ穂」は読むたびに内容が変わる不思議な同人誌の話で創作系の活動をしているひとにはささりそうなお話。 「21gの封建」は交通...
「室外機室」というタイトルとカバー絵だけでもうこれは絶対に面白い本だと確信して購入。実際に読んで見てもその期待を裏切らない出来。 収録作はどれも面白い。 「継ぎ穂」は読むたびに内容が変わる不思議な同人誌の話で創作系の活動をしているひとにはささりそうなお話。 「21gの封建」は交通事故で死んだ少女が霊になって自分の墓を目指すという話しで浮遊感とラストの拡散していく感じが良い。 「混信」は深夜ラジオを聞いていると現実とは異なる世界の番組が流れてくるという話で70年台あたりの日本SF、小松左京あたりが書いてそうな話。 「地下図書探検譚」は図書館の地下にある不思議な空間に迷い込むという話で、物語自体はありきたりだけどディティールで読ませるタイプの作品。 時々、こういう才能を持った人が突然現れるから面白い。
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4つの短編がどれも素晴らしく良かった。 一番好きなのは『混信』。 異国のラジオが毎週金曜日に聴こえる。 島国で島嶼ぽい世界で、とても平和。 なのに突然戦争だか紛争がはじまり沢山の人がラジオの向こうで亡くなる。 少し怪談ぽくてめちゃくちゃ好みでした。 画もはなしもめっちゃ好きなので...
4つの短編がどれも素晴らしく良かった。 一番好きなのは『混信』。 異国のラジオが毎週金曜日に聴こえる。 島国で島嶼ぽい世界で、とても平和。 なのに突然戦争だか紛争がはじまり沢山の人がラジオの向こうで亡くなる。 少し怪談ぽくてめちゃくちゃ好みでした。 画もはなしもめっちゃ好きなので作者のちょめ先生を要チェックしたい。 SNSの知り合いの方も良かったって言ってたのでもっとみんなに読まれたらいいなー。
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